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日本時間午後10時22分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 142.42 - 1.03 (- 0.72%) 143.46 / 142.29
ユーロ・ドル 1.1377 + 0.0061 (+ 0.54%) 1.1395 / 1.1316
ポンド・ドル 1.3302 + 0.0048 (+ 0.36%) 1.3321 / 1.3253
ドル・スイス 0.8260 - 0.0046 (- 0.55%) 0.8309 / 0.8240
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日本時間午後10時22分現在のドル円は1ドル=142.42円。きょうの為替市
場は前日のドル買い戻しが一服し、ドル円も142円台に戻している。前日はトランプ
政権の対中強硬姿勢の緩和観測などで、市場のムードが上がり、ドルの買い戻しが強ま
った。ただ、米国側は一方的に関税を引き下げることは検討しておらず、中国との協議
と連動して行うとも見られている。協議自体が容易にハードルをクリアするとは思え
ず、市場はなおドルに対して慎重なようだ。
トランプ関税に伴う一連の騒動で米国離れ、ドル離れが指摘される中、円資産にも資
金が流入しているようで、財務省が本日発表した対外・対内証券売買契約等の状況によ
ると、月初からの海外勢の国内債券と株式の買越額は計9兆6400億円と、買越額と
しては過去最高水準になったと見られている。
投機筋のみならず実需の円買いも期待される中、ドル円は依然として下値模索を継続
している模様。日米のマネタリーべースの比較から為替レートを導き出す、いわゆるソ
ロスチャートはここ数年、1ドル=115-120円の水準で推移している。海外勢か
らすれば、現在の円はまだ十分割安と見ている向きもいるのかもしれない。
ベッセント財務長官は前日、日本との2国間協議で特定の「通貨目標」は念頭にない
と発言していたが、一部のアナリストからは、本日あると見られている日米財務相協議
では、120円がターゲットとなる可能性も指摘されていた。
ただし、FRBの利下げおよび日銀の利上げへの期待が盛り上がらず、ドル離れのキ
ーワードだけでは、その水準の早期達成は難しいのかもしれない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測さ
れていない。
24日(木)
140.00(18.3億ドル)
25日(金)
145.00(16.4億ドル)
MINKABU PRESS