20日前引けの日経平均株価は前営業日比192円93銭高の3万7691円56銭
と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億1531万株、売買代金概算は2兆1
70億円。値上がり銘柄数は523、対して値下がり銘柄数は1046、変わらずは6
1銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は日経平均、TOPIXともに上昇して取引を終えた。前
日の米国株市場ではムーディーズ・レーティングスの米国債格下げにもかかわらず、N
Yダウが3日続伸と堅調な値動きを示したことで、投資家の過度な不安心理が緩和され
た。外国為替市場では1ドル=144円台後半まで円高方向に振れているが、輸出セク
ターなどへの影響は限定的だった。日経平均は朝方に400円を超える上昇を示す場面
もあった。ただ、指数寄与度の高い大型株偏重で買われており、全体では値下がり銘柄
数が1000を超え値上がり数の2倍となるなど、やや歪んだ地合いとなっている。
個別ではフジクラ<5803>が商いを膨らませ大きく水準を切り上げたほか、売買代金
上位のディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>なども高い。サンリオ<8136>が物
色人気化し大幅高。トヨタ自動車<7203>もしっかり。ジェイテックコーポレーション
<3446>、ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>が急伸をみせ、クレハ<4023
>も値を飛ばした。半面、川崎重工業<7012>が利食われ、フジ・メディア・ホールデ
ィングス<4676>も安い。ケイアイスター不動産<3465>、PEGASUS<6262>が
急落、クスリのアオキホールディングス<3549>も大幅安。J.フロント リテイリン
グ<3086>の下げも目立った。
出所:MINKABU PRESS