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日本時間午前6時5分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 146.09 + 0.64 (+ 0.44%) 146.22 / 145.13
ユーロ・ドル 1.1523 + 0.0028 (+ 0.24%) 1.1544 / 1.1492
ポンド・ドル 1.3451 - 0.0014 (- 0.10%) 1.3511 / 1.3441
ドル・スイス 0.8178 + 0.0010 (+ 0.12%) 0.8184 / 0.8152
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<きょうの材料>
経済指標
【カナダ】
*鉱工業製品価格(5月)21:30
結果 -0.5%
予想 N/A 前回 -0.8%(鉱工業製品価格・前月比)
結果 -0.4%
予想 N/A 前回 -3.3%(-3.0%から修正)(原材料価格指数・前月比)
*小売売上高(4月)21:30
結果 0.3%
予想 0.4% 前回 0.8%(前月比)
結果 -0.3%
予想 0.4% 前回 -0.8%(-0.7%から修正)(コア・前月比)
【米国】
*フィラデルフィア連銀景況指数(6月)21:30
結果 -4.0
予想 0.0 前回 -4.0(フィラデルフィア連銀景況指数)
*景気先行指数(5月)23:00
結果 -0.1%
予想 -0.1% 前回 -1.4%(-1.0%から修正)(前月比)
【ユーロ圏】
*消費者信頼感指数(速報値)(6月)23:00
結果 -15.3
予想 -15.0 前回 -15.2(ユーロ圏消費者信頼感)
発言
*ウォラーFRB理事
利下げをそれほど長く待つ必要はないと考える
労働市場は良いが、2022年当時ほど強くはない
大きなショックあれば、利下げを一時停止する可能性
早ければ7月会合で利下げの可能性ある
労働市場が大幅に悪化するまで利下げを待ちたくない
関税の全てがインフレに波及するわけではない
*デイリーSF連銀総裁
利下げは7月よりも秋の方が合理的
*半期金融報告書
今年度の関税引き上げが米物価に与える影響について「極めて不確実」とした。
過去数年に比べて労働供給に力強さが欠ける
雇用が緩やかに増加し、失業率も低水準にとどまっている
金融政策は好位置にあり、当局は見通しが一段と明確になることを待つことができる
*イラン高官
イランがウラン濃縮の制限について議論する用意がある
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<月曜日の材料と事前予想>
【シンガポール】
消費者物価指数(CPI)(5月)14:00
予想 N/A 前回 -0.3%(前月比)
予想 0.8% 前回 0.9%(前年比)
【ユーロ圏】
フランス
製造業PMI(速報・購買担当者景気指数)(6月)16:15
予想 49.8 前回 49.8 (製造業PMI(購買担当者指数))
非製造業PMI(速報・購買担当者景気指数)(6月)16:15
予想 49.0 前回 48.9 (非製造業PMI(購買担当者指数))
ドイツ
製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(6月)16:30
予想 48.9 前回 48.3(製造業PMI(購買担当者指数))
非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値)(6月)16:30
予想 47.8 前回 47.1(非製造業PMI(購買担当者指数))
ユーロ圏
製造業PMI(購買担当者景気指数・速報値)(6月)17:00
予想 49.7 前回 49.4(ユーロ圏製造業PMI)
サービス業PMI(購買担当者景気指数・速報値)(6月)17:00
予想 50.0 前回 49.7(ユーロ圏サービス業PMI(購買担当者指数))
【英国】
製造業PMI(購買担当者景気指数・速報値)(6月)17:30
予想 46.8 前回 46.4(製造業PMI(購買担当者指数))
サービス業PMI(購買担当者景気指数・速報値)(6月)17:30
予想 51.1 前回 50.9(サービス業PMI(購買担当者指数))
【米国】
PMI(購買担当者景気指数・速報値)(6月)22:45
予想 51.3 前回 52.0(製造業PMI・速報値)
予想 53.1 前回 53.7(非製造業PMI・速報値)
予想 52.2 前回 53.0(コンポジットPMI・速報値)
中古住宅販売件数(5月)23:00
予想 392.0万件 前回 400.0万件(中古住宅販売件数)
予想 -1.3% 前回 -0.5%(中古住宅販売件数・前月比)
16:00 ウォラーFRB理事、国際中央銀行会議開会挨拶(質疑応答なし)
23:00 ボウマンFRB副議長、国際中央銀行会議出席(質疑応答なし)
24日0:00 ナーゲル独連銀総裁、中央銀行について講演
2:10 グールズビー・シカゴ連銀総裁、討論会参加(質疑応答あり)
3:30 クーグラーFRB理事、ウィリアムズNY連銀総裁「Fed Listens」イベント開会挨拶
(質疑応答なし)
EU外相理事会
カーニー加首相とフォンデアライエン欧州委員長が会談
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きょうのNY為替市場、ドル円は終盤にドル高円安が強まり、146円22銭を付け
た。中東情勢への警戒感がやや和らぎ、ロンドン市場からドル高円安が優勢となった。
東京市場朝にトランプ大統領が2週間以内にイランへの軍事介入を行うかを決断するこ
とを示し、逆に今週末の軍事行動への警戒感が後退。またイラン高官がウラン濃縮規制
について議論の余地があると交渉の意志を見せたこともあって、警戒感がやや後退し
た。NY市場午前に145円90銭台まで上昇。146円トライには少し慎重で、一旦
145円80銭から90銭台にかけてもみ合いも、午後に入って146円を超えると、
146円22銭まで上値を伸ばした。5月29日に146円29銭を付けて以来のドル
高円安圏。
FRBが議会に提出した半期金融政策報告などを受けて、7月の利下げを見送るとの見方
が強まっており、ドル円を支えた。ウォラー理事は早期利下げに比較的前向きも、デイ
リー・サンフランシスコ連銀総裁などは7月利下げに慎重姿勢が見られたこともドルを
支えた。
もっともユーロドルなどではドル高は限定的。ユーロドルはロンドン市場の1.1530台
から一時1.1490台までユーロ安ドル高も、その後1.1544と今日の高値を更新するところ
までユーロ買いドル売りが入った。
クロス円は全般にしっかり。リスク警戒後退などを好感。ユーロ円はロンドン市場の
167円30銭台の上昇が継続する形で167円90銭台まで上昇。節目の168円00銭トライに慎
重でいったん167円70銭前後を付けるも、ドル円の146円台への上昇もあって反発。168
円40銭前後まで上値を伸ばした。
ポンドドルではユーロドルと違ってドル高の影響が強く出た。朝方1.3511と、節目の
1.3500をしっかり超えたことで一服感が出て、その後のドル高局面で売りが優勢となっ
た。1.3450台を付けた後、ユーロドルの上昇に少し戻す場面も1.3480が重く、NY午後の
ドル高局面で1.3441まで売りが出た。ポンド円はNY午前に196円70銭を付けたが、午後
は円安とポンド安が交錯し、196円50銭を挟んでの上下となった。
MINKABU PRESS