23日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比142円安
の3万8260円と続落。
前週末の欧州株市場では独DAXや仏CAC40などが反発したが、米国株市場では
NYダウがわずかに高く引けたものの買い手控え感の拭えない地合いとなり、ハイテク
株比率の高いナスダック総合株価指数は反落した。その後21日に米国がイラン核施設
への攻撃に踏み切ったことで、これを受けて東京市場ではリスク回避ムードがにわかに
強まる状況を余儀なくされている。一方、外国為替市場ではドル買いの動きが加速し、
急速に円安方向に振れた。これが輸出セクターなどを中心に全体相場の下支え材料とな
る可能性がある。
出所:MINKABU PRESS