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日本時間午後10時30分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 148.80 - 0.08 (- 0.05%) 149.18 / 148.48
ユーロ・ドル 1.1583 - 0.0018 (- 0.16%) 1.1628 / 1.1579
ポンド・ドル 1.3384 0.0000 ( 0.00%) 1.3417 / 1.3380
ドル・スイス 0.8048 + 0.0031 (+ 0.39%) 0.8049 / 0.8004
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日本時間午後10時30分現在のドル円は1ドル=148.80円。きょうのNY為
替市場、先ほど発表の米生産者物価指数(PPI)が予想外の前月比変わらずだったこ
とで、為替市場はドル安の反応が見られた。ドル円も発表直後に一時148.50円付
近まで下落。
前日の米消費者物価指数(CPI)では、関税引き上げの影響が家庭用品や家電、レ
ジャー関連商品などに波及している兆候が見られていたが、本日の米PPIはサービス
価格が大きく低下し、モノの価格上昇を相殺していた。いまのところ企業が関税に伴う
コスト上昇を吸収していることが示唆されている。
ただ、ドル安の反応は一時的で直ぐに戻す展開。トランプ大統領はFRBに大幅な利
下げを迫っているが、市場では、FRBは当面金利を据え置き、状況を確認することが
賢明との見方が広がっている。短期金融市場では年内利下げ期待が1回か2回に後退し
ている状況に変化はない。
今回のドル全面高に伴う再評価は円相場にも波及し、オプション市場ではドル円の強
気センチメントが約10カ月ぶりの高水準に達している。本日もドル円は149.20
円付近まで一時上昇し、4月初旬以来の高値を付けていた。今週末に予定される参院選
で与党の苦戦が伝わっており、その場合、将来的な財政支出拡大への観測が円の重しに
なっている模様。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は149円に観測されてい
る。
16日(水)
149.00(9.1億ドル)
MINKABU PRESS