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日本時間午前5時32分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 147.25 - 0.51 (- 0.35%) 147.87 / 146.74
ユーロ・ドル 1.1702 + 0.0054 (+ 0.46%) 1.1715 / 1.1646
ポンド・ドル 1.3555 + 0.0023 (+ 0.17%) 1.3575 / 1.3526
ドル・スイス 0.8068 - 0.0008 (- 0.10%) 0.8085 / 0.8046
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<きょうの材料>
*米小売売上高(7月)21:30
結果 0.5%
予想 0.6% 前回 0.9%(0.6%から修正)(前月比)
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.8%(0.6%から修正)(除自動車/ガソリン・前月比)
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.8%(0.5%から修正)(除自動車・前月比)
結果 0.5%
予想 0.4% 前回 0.8%(0.5%から修正)(コントロール・前月比)
*NY連銀製造業景気指数(8月)21:30
結果 11.9
予想 0.0 前回 5.5
*米輸入物価指数(7月)21:30
結果 0.4%
予想 0.1% 前回 -0.1%(0.1%から修正)(前月比)
*米鉱工業生産(6月)22:15
結果 -0.1%
予想 0.1% 前回 0.4%(0.3%から修正)(前月比)
*米設備稼働率(6月)22:15
結果 77.5%
予想 77.6% 前回 77.7%(77.6%から修正)
*ミシガン大消費者信頼感指数(8月・速報値)23:00
結果 58.6
予想 62.0 前回 61.7
*米企業在庫(6月)23:00
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.0%(前月比)
*トランプ大統領
トランプ大統領は、向こう2週間に半導体への関税を設定する意向を示し、当初言及
していた100%を上回る200%、300%に引き上げる可能性もあると述べた。来
週とその次の週に半導体の関税を設定する予定だという。
*グールズビー・シカゴ連銀総裁
・米国のインフレ状況はまちまち。
・インフレの動向を確認するには、追加で報告を確認する必要。
・単月のデータに過剰反応すべきではない。
・経済には依然として多くの強みがある。
*米欧、ウクライナに安全確約する可能性も
トランプ大統領は15日、米国が欧州と共にウクライナに安全を保証する可能性があ
ると表明した。大統領専用機「エアフォースワン」で会見し、「欧州やその他の国と一
緒に保証する可能性がある」と話した。また、安全を保証する場合でもNATOの形式
ではないとした。
*FRB理事候補ミラン氏、今後もディスインフレが続く
トランプ大統領がFRB理事候補に指名した、ミラン大統領経済諮問委員会(CE
A)委員長は15日、インフレは抑制されており、今後も十分なディスインフレの流れ
が続く」とFOXビジネスとのインタビューで述べた。
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<月曜日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ユーロ圏貿易収支(6月)18:00
予想 N/A 前回 162.0億ユーロ(季調前)
予想 N/A 前回 162.0億ユーロ(季調済)
【カナダ】
住宅着工件数(7月)21:15
予想 26.00万件 前回 28.37万件
【米国】
NAHB住宅市場指数(8月)23:00
予想 34 前回 33
中国王外相がインド訪問
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きょうのNY為替市場はドル安が優勢となり、ドル円は一時146円台まで下落する
場面も見られた。円高の動きもドル円を圧迫。東京時間に発表になっていた日本の4-
6月期GDP速報値が予想外に強い内容だったことから、日銀の利上げ期待を高めてい
る模様。短期金融市場ではいまのところ年内の利上げ(訂正)の確率を67%に上昇さ
せてい
る。ドル円は本日の下げで21日線に上値を拒まれた格好となっており、上値の重いム
ードは続いている。
本日は7月の米小売売上高と8月調査のミシガン大消費者信頼感指数が発表になって
いたが、まちまちの内容で市場の反応も限定的となっていた。
アラスカで米ロ首脳会談が開催されており、その内容待ちの雰囲気も出ていた。何ら
かの結果が出るのは市場が終わった後で、来週の材料と思われる。ただ、ウクライナ紛
争の即時停戦への期待は低いとも見られている。トランプ大統領も次の2回目の会談が
重要との認識を示していた。トランプ大統領の発言次第のところもあるが、今回は無難
な通過となる可能性もありそうだ。
前日の米生産者物価指数(PPI)を受けて、過度な利下げ期待は後退。短期金融市
場では、完全に織り込んでいた9月の利下げ期待が90%程度の確率まで低下。それで
も利下げをほぼ確実視しているとも言えるが、少なくとも一部で出ている0.50%の
大幅利下げは無さそうだ。FRBも判断か悩ましい状況に追い込まれているが、その点
については来週のワイオミング州ジャクソンホールで行われるFRBのシンポジウム待
ちといたところかもしれない。
ユーロドルは前日の下げを取り戻す展開が見られている。1.17ドル台を回復し、
上値は重いものの21日線の上もしっかりと維持していることから、底堅さは堅持して
いる。
ストラテジストからは、ドルを売ってユーロを買うフローは続いており、ユーロから
ポンドへのフローは見られていないという。オプション市場がこの情勢を反映している
とも述べている。ユーロの最近の対ポンドでの下落にもかかわらず、長期的にはポンド
に対するユーロ高を示唆し続けているという。
ポンドドルは前日の下げを取り戻す展開が見られた。1.36ドル台には慎重だが、
年初からの上昇トレンド復帰に向けた動きは継続している状況。ただ、ポンドに対して
は弱気な見方も出ている。
ストラテジストは、長期的に英経済成長が弱くなる可能性と財政面の課題からポンド
は逆風に直面し続けると指摘している。前日発表の第2四半期の英GDPは前期比0.
3%と予想を上回った。英中銀が利下げを一時停止するか、ペースを緩める可能性があ
り、これが短期的にポンドを下支えする可能性がある。
しかし、英中銀がインフレ抑制に成功したとしても、今度は市場の焦点が、現在の予
想を上回る失業率と、より緩やかな成長ペースに移りやすく、それはポンドの重石にな
るという。加えて、今後は財政の引き締めも予想される中、英政府の秋季予算もポンド
の重しとなる可能性があるとも述べた。
MINKABU PRESS