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2025年11月25日(火)06時44分

NY外為市況=一時157円台に戻す

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日本時間午前6時43分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  156.89 + 0.48 (+ 0.31%) 157.19 / 156.33
ユーロ・ドル 1.1521 + 0.0008 (+ 0.07%) 1.1550 / 1.1502
ポンド・ドル 1.3107 + 0.0008 (+ 0.06%) 1.3118 / 1.3081
ドル・スイス 0.8083 0.0000 ( 0.00%) 0.8102 / 0.8061
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<きょうの材料>
主な米経済指標の発表はなし
*米2年債入札結果
最高落札利回り 3.849%(WI:3.849%)
応札倍率    2.68倍(前回:2.59倍)
*ウォラーFRB理事
・懸念は労働市場で利下げを支持。
・大半の民間データは雇用市場の軟化を示唆。
・データが回復を示せば、利下げにより慎重姿勢も。
・2月までに会合ごとの対応を強化。
*米経済指標動向
 米商務省の経済分析局によると、9月分のPCE統計は12月5日(金)に公表する
と伝えた。FRBが重視するPCEデフレータも含まれ、それはFOMC前の発表とな
る。また、第3四半期の米GDP速報値の公表は中止するとも発表した。
*デーリー・サンフランシスコ連銀総裁
・12月利下げを支持と伝わる。
・ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。
・インフレは2%目標に戻せる。
・労働市場は脆弱。
・雇用市場の急激な悪化の可能性が高い。
 ただ、同総裁は今年の投票権はない。
*米中首脳が電話会談
 トランプ大統領と中国の習主席が本日、電話会談を行い、貿易や台湾問題、ロシアの
ウクライナ侵攻などを巡り協議した。両首脳が会談するのは先月の関税の休戦合意以
来。トランプ大統領は「非常に良い会談だった」とし、大豆など農産品の購入や合成麻
薬フェンタニルの出荷抑制などについて話し合ったと明らかにした。トランプ大統領は
4月に中国を訪問することで合意したほか、習主席を来年国賓として米国に招待したと
いう。
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<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ドイツ実質GDP(確報値)(第3四半期)16:00
予想 0.0% 前回 0.0%(前期比)
予想 0.3% 前回 0.3%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.3%(季調前前年比)
【米国】
生産者物価指数(PPI)(9月)22:30
予想 0.3% 前回 -0.1%(前月比)
予想 2.6% 前回 2.6%(前年比)
予想 0.2% 前回 -0.1%(コア・前月比)
予想 2.7% 前回 2.8%(コア・前年比)
小売売上高(9月)22:30
予想 0.4% 前回 0.6%(前月比)
予想 0.3% 前回 0.7%(自動車除くコア・前月比)
住宅価格指数(9月)23:00
予想 0.1% 前回 0.4%(前月比)
住宅価格指数(第3四半期)
予想 N/A 前回 0.0%(前期比)
S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(9月)23:00
予想 1.40% 前回 1.58%(前年比)
リッチモンド連銀製造業指数(11月)26日00:00
予想 -4.0 前回 -4.0
コンファレンスボード消費者信頼感指数(11月)26日00:00
予想 93.4 前回 94.6
中古住宅販売成約指数(10月)26日00:00
予想 0.1% 前回 0.0%(前月比)
企業在庫(8月)26日00:00
予想 0.0% 前回 0.2%(前月比)
米5年債入札(700億ドル)
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 きょうのNY為替市場、ドル円は買い戻しが優勢となり、一時157円台に戻した。
ただ、途中から急速に売られ、156円台に再び下落する展開。依然として底堅い値動
きは続いているものの、一辺倒の上げは後退している気配もあり、上値での戻り売りも
出て来ているようだ。
 11月調査のダラス連銀製造業景気指数が発表になり、予想以上のマイナスとなって
いた。普段はあまり反応しない指標ではある。先週の米経済指標でも見られていたが、
ドル円は弱い数字に敏感になっている気配も見受けられる。
 先週はウィリアムズNY連銀総裁が12月利下げに支持を表明し、本日は今年の投票
権はないが、デーリー・サンフランシスコ連銀総裁も利下げ支持を打ち出していた。短
期金融市場でも12月利下げの期待が復活しており、確率は85%まで上昇している。
 ただ、ドル円は下値での押し目買い意欲は依然として強く下押しする動きまではな
い。日本の財政不安も燻る中、円は短期的に軟調な局面が続くとの見方は根強い。この
ような中、過熱感は依然払拭されていないが、ドル円は160円を目指した底堅い値動
きが続くと見ている向きはなお多いようだ。
 ユーロドルは方向感のない展開となり、1.15ドル台前半での上下動に終始した。
先週の下げは一服しており、1.15ドル台はかろうじて維持しているものの、本日
1.1565ドル付近に来ている21日線の下での推移が続いており上値は重い。一
方、ユーロ円は181円台に買い戻されていたものの、再び180円台に伸び悩む展
開。
 本日は11月調査のドイツのIfo景況感指数が発表されていた。ドイツ政府は歳出
を増やしているものの、景気低迷からの脱却が容易ではないことが改めて示されてい
る。11月の期待指数は90.6と、前月の91.6から低下した。
 Ifoの所長は「企業は現状をやや前向きに捉えているが、近い将来に景気が回復す
るとの期待はほとんど持っていない」と指摘。一方、製造業は大きな打撃を受けている
とも付け加えた。ドイツ連銀や大半のシンクタンクは第4四半期のドイツ経済のプラス
成長を見込んでいるが、最近になって予測を引き下げたところもある。メルツ首相の経
済顧問は今月、来年の成長予測を1%未満へと引き下げた。
 ポンドドルは1.31ドルちょうど付近での上下動が続き、方向感のない展開となっ
ている。一方、ポンド円は205円台後半まで買い戻されていたものの、205円台半
ばに伸び悩む展開。
 市場は26日(水)のリーブス英財務相による秋季予算案の発表を待っており、その
内容を見極めたいムードも強いようだ。アナリストは「英国債とポンドは、避けること
のできない財政引締めがどのような内容になるのか、財政ギャップが十分に埋められる
かどうかに敏感に反応するだろう」と述べていた。先週、リーブス財務相が所得税率の
引き上げ計画を撤回したと報じられていた。
 なお、本日は個人貯蓄口座(ISA)の1年間の非課税枠上限が従来の2万ポンドか
ら1万2000ポンドに引き下げられると伝わっている。英FT紙が関係者の話として
伝えた。また、英国版NISAである「ブリットISA」の非課税枠引き上げも断念し
たと報じられている。
MINKABU PRESS