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2026年01月30日(金)06時27分

NY外為市況=ドルの上値重い

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日本時間午前6時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  153.16 - 0.25 (- 0.16%) 153.54 / 152.68
ユーロ・ドル 1.1968 + 0.0014 (+ 0.12%) 1.1996 / 1.1906
ポンド・ドル 1.3809 + 0.0001 (+ 0.01%) 1.3848 / 1.3743
ドル・スイス 0.7651 - 0.0031 (- 0.40%) 0.7706 / 0.7647
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<きょうの材料>
【米国】
*米貿易収支(11月)22:30
結果 -568億ドル
予想 -440億ドル 前回 -292億ドル(-294億ドルから修正)
*新規失業保険申請件数(01/18 - 01/24)22:30
結果 20.9万件
予想 20.4万件 前回 21.0万件(20.0万件から修正)
*米非農業部門労働生産性(第3四半期・確報値) 22:30
結果 4.9%
予想 4.9% 速報 4.9%(前期比年率)
*単位労働コスト(第3四半期・確報値)
結果 -1.9%
予想 -1.9% 速報 -1.9%(前期比年率)
*米耐久財受注(11月・改定値) 0:00
結果 5.3%
予想 N/A 速報 5.3%(前月比)
結果 0.4%
予想 N/A 速報 0.5%(除輸送・前月比)
*米製造業受注(11月)
結果 2.7%
予想 1.6% 前回 -1.2%(-1.3%から修正)(前月比)
【カナダ】
*国際商品貿易(11月)22:30
結果 -22.0億カナダドル
予想 N/A 前回 -4.0億カナダドル(-5.8億カナダドルから修正)
*米7年債入札結果
最高落札利回り 4.018%(WI:4.014%)
応札倍率    2.45倍(前回:2.51倍)
*トランプ大統領
・次期FRB議長候補は来週発表する予定。
・金利は2-3%ポイント引き下げるべきだ。
・プーチン大統領はキーウへの攻撃を1週間停止することに合意。
・関税はさらに引き上げられる可能性があるが、われわれは非常に寛大に対応。
・ベネズエラ領空再開を指示。
・米国民は安全にベネズエラに行けるようになる
・米国は現在、日本より多くの鉄鋼を生産している。
・民主党と協議している。
・民主党も政府閉鎖は望んでいない。
・できれば政府機関閉鎖は回避したい。
・フォードとGMは過去最高の業績。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
東京消費者物価指数(1月)08:30
予想 2.2% 前回 2.3%(生鮮食料品除くコア・前年比)
完全失業率(12月)08:30
予想 2.6% 前回 2.6%
有効求人倍率
予想 1.18倍 前回 1.18倍
鉱工業生産(速報値)(12月)08:50
予想 -0.4% 前回 -2.7%(前月比)
予想 2.3% 前回 -2.2%(前年比)
【豪州】
生産者物価指数(PPI)(第4四半期)09:30
予想 N/A 前回 1.0%(前期比)
予想 N/A 前回 3.5%(前年比)
【ユーロ圏】
フランスGDP(速報値)(第4四半期)15:30
予想 0.3% 前回 0.5%(前期比)
予想 1.3% 前回 0.9%(前年比)
ドイツ失業率(1月)17:55
予想 6.3% 前回 6.3%
失業者数増減
予想 0.3万人増 前回 0.3万人増
ドイツ実質GDP(速報値)(第4四半期)18:00
予想 0.2% 前回 0.0%(前期比)
予想 0.3% 前回 0.3%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.3%(季調前前年比)
ユーロ圏GDP(速報値)(第4四半期)19:00
予想 0.3% 前回 0.3%(前期比)
予想 1.3% 前回 1.4%(前年比)
ユーロ圏失業率(12月)19:00
予想 6.3% 前回 6.3%
ドイツ消費者物価指数(速報)(1月)22:00
予想 -0.1% 前回 0.0%(前月比)
予想 1.9% 前回 1.8%(前年比)
調和消費者物価指数(HICP)
予想 -0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.0% 前回 2.0%(前年比)
【米国】
生産者物価指数(PPI)(12月)22:30
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.8% 前回 3.0%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.0%(コア・前月比)
予想 2.9% 前回 3.0%(コア・前年比)
シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(1月)23:45
予想 44.1 前回 42.7
日銀国債買い入れ日程(2月)
ECB調査ユーロ圏消費者インフレ期待(12月)
ムサレム・セントルイス連銀総裁が講演(質疑応答あり)
米連邦政府「つなぎ予算」期限切れとなる見込み
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 きょうのNY為替市場、ドル円は一時152円台に下落したものの、終盤に下げ渋っ
た。前日のドル買い戻しは一服し、ドルは再び上値の重い展開が見られている。前日に
154円台まで買い戻されていたが、上値を抑えられている状況。
 明日につなぎ予算の期限を前に、米国土安全保障省(DHS)の予算を巡って米議会
が再び緊張しており、米政府機関の再閉鎖のリスクが高まっている。そのほか、イラン
情勢の緊張が再燃。トランプ大統領は民主党と合意できるとの見通しを示していたが、
市場は警戒感をもって見ている。
 ストラテジストからは「ドルの弱気トレンドに現時点でほとんど誰も逆らおうとしな
い。前日のベッセント財務長官の発言は一時的に和らげたに過ぎず、年初からの一連の
出来事がドルに対する何らかの再評価を引き起こしている」との声も出ていた。米財政
赤字、制裁リスク、貿易摩擦に加え、金などの他の準備資産への分散投資加速が、ドル
への圧力となっている模様。
 ユーロドルはNY時間に入って上下動。1.19ドル台前半まで一時下落したもの
の、後半にはその下げを戻す展開。今週は節目の1.20ドルを一時回復していたが、
上値を維持できていない。専らドルの材料に左右される展開で、今週のベッセント財務
長官の発言以降、ドルに買い戻しが出ていることから、ユーロドルは伸び悩む展開が見
られている。一方、ユーロ円はNY時間に入って売りが強まり、一時182円台前半に
下落。21日線の下での推移が続いており、一旦調整モードに入った気配も出ている。
 それでもユーロの上値期待は強く、1.20ドルは通過点との見方は少なくない。そ
のような中でエコノミストからは、ユーロはECB警戒し始める水準に近づいていると
の声が出ている。ユーロドルが1.23ドル前後を上回る水準になれば、ECBから口
先介入が相次ぐ可能性があるという。
 同エコノミストは、ユーロドルの適正価値を1.12ドルか1.13ドル近辺と見て
おり、上下10%のバンドがECBの許容範囲内と考えているという。計算上は1.2
3-1.24ドルだが、1.22ドルか1.23ドルを超えて来るようであれば、イン
フレへの影響を理由にECBは懸念を高めるだろうと述べている。
 ポンドドルも上下動。一旦1.37ドル台半ばに下落していたものの、後半に下げ渋
る展開。ポンド円も210円台前半まで下落後、211円台半ばに戻した。
 エコノミストが、「ポンドはかなり過大評価されているように見える、特にドルに対
してそうだ」と会議で述べた。ポンドはもっと脆弱で、経済的または政治的ショックが
発生した場合には下落する可能性があるという。
 5月に予定されている地方選挙は、市場が選挙結果を不利と受け止めた場合、ポンド
安のきっかけとなる可能性があるとも指摘。ポンドドルは1.20ドルから1.25ド
ルの範囲まで下落する可能性があるとも述べている。
MINKABU PRESS