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日本時間午前6時44分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 157.39 + 1.34 (+ 0.86%) 157.75 / 155.85
ユーロ・ドル 1.1692 - 0.0120 (- 1.02%) 1.1796 / 1.1672
ポンド・ドル 1.3403 - 0.0079 (- 0.59%) 1.3463 / 1.3314
ドル・スイス 0.7794 + 0.0101 (+ 1.31%) 0.7814 / 0.7671
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<きょうの材料>
ISM製造業景気指数(2月)00:00
結果 52.4
予想 51.9 前回 52.6
*トランプ大統領
NYポストがトランプ大統領のインタビューを伝えており、「必要ならイランへの地
上部隊派遣も排除しない」との意向を示した。大統領はイラン攻撃後の世論調査につい
て「気にしていない」とも発言。さらに、自身は正しいことをしたと考えており、多く
の米国民が支持しているとの認識を示したという。
*PayPay、IPO説明会を見合わせ
ソトバンクG傘下のデジタル決済会社PayPayは、米ナスダックでのIPOに向
けた正式な説明会開始を延期した。ロイター通信が関係者の話として伝えた。。同社
は、本日にIPOの想定価格帯を示す目論見書を提出する予定だったが、市場環境を理
由に延期を決めたという。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
完全失業率(1月)08:30
予想 2.6% 前回 2.6%
有効求人倍率
予想 1.20倍 前回 1.19倍
【豪州】
経常収支(第4四半期)09:30
予想 -164億豪ドル 前回 -166億豪ドル
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)(2月)19:00
予想 0.5% 前回 -0.6%(前月比)
予想 1.7% 前回 1.7%(前年比)
予想 2.2% 前回 2.2%(コア・前年比)
日本10年利付国債入札(2兆6000億円程度)
日本法人企業統計(10月-12月)
米自動車販売(2月)
片山財務相、植田日銀総裁「FIN/SUM NEXT 2026」挨拶
リーブス英財務相が春季財政報告・最新経済見通し発表
ウィリアムズNY連銀総裁が会議出席(質疑応答あり)
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁がイベント出席(質疑応答あり)
日本最大級フィンテックイベント「FIN/SUM NEXT 2026」(東京、6日まで)
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きょうのNY為替市場、ドル高が強まりドル円は157円台半ばまで一時上昇。米、
イスラエルによるイラン攻撃で週明けの金融市場では原油が急騰し、瞬間的に75ドル
台に上昇する場面が見られた。
その後、原油相場は伸び悩んだものの、イランがサウジの製油所にドローン攻撃を仕
掛けていることや、イランが米戦闘機を撃墜したと主張するなど、情勢は混とんとして
いる。一旦70ドルを割り込んでいた原油相場も再び上昇する中、為替市場は有事のド
ル高が強まった。
今回の件を受けて短期金融市場ではFRBの年内利下げ観測が後退していることも、
ドルを後押し。ストラテジストは「今回の原油急騰が持続し、最終的に米国のインフレ
圧力を押し上げるのであれば、市場はFRBが利下げにより慎重になると考え始めた初
期兆候だろう」と述べている。
リスク回避姿勢の強まりもドル高を後押しした。イランの国家安全保障責任者が米国
と交渉しないと発言したことを受け、トランプ大統領は、イランに対する爆撃は目標達
成まで継続すると述べ、イラン指導部に降伏を求めた。4-5週間は続く可能性にも言
及している。
ドル円は、目先は2月初旬に上値を拒まれた158円が意識される。そこを突破した
場合、テクニカル的には160円が再び視野に入る。日本の当局の介入も気掛かりなと
ころではあるが、現状は中東情勢を見極めたい雰囲気なのではとの見方も出ている。
ユーロドルは1.16ドル台に下落。ファンド勢がユーロドルの売りを活発に出して
いる模様で1.16ドル台に下落。100日線が1.17ドルちょうど付近に来ており
顔合わせしている。その下には200日線が1.1670ドル付近に来ている。
短期金融市場でECBの利下げ見通しが完全に後退している。当面は据え置きとの見
方が有力視されてはいたものの、先週までの短期金融市場では年内に30-50%まで
の利下げの確率を織り込んでいた。
ストラテジストは、イラン情勢の悪化を受けて原油価格とドルが上昇する中、戦術的
なユーロショートを推奨。「原油が現行水準、あるいはそれ以上に留まれば、交易条件
の悪化となり、ここ1年眠っていた従来のドル相関が再び機能し始める」と指摘。ま
た、「いまはウクライナ危機初期のプレーブックが再び持ち出され、為替や金利市場で
活用される局面だ」とも述べている。下値目標は1.15ドルまたは1.14ドル、ス
トップは1.18ドルに設定。原油価格がさらに上昇すれば、より大きな下落となる可
能性もあるとしている。
ポンドドルは一旦1.33ドル台前半まで下落したものの買戻しも出て、1.34ド
ル台に戻した。本日は200日線と100日線を下回っており、1月の上昇を完全に帳
消しにしている。きょうの下げでオプション市場では下値警戒感がさらに強まってお
り、1週間物は6月以来の弱気ムードとなっている。一方、ポンド円は円安の動きから
211円近辺に上昇し、21日線の上を回復している。
ストラテジストからは、年末までに1.24ドルまで下落するとの見方が出ている。
本日は原油急騰で後退しているものの、英労働市場が依然として弱く、英中銀は予想以
上に積極的に利下げを実施すると考えている。今年3回の利下げで政策金利が3.0
0%まで低下すると想定しており、これがポンドを圧迫すると見ている。
また、政治的緊張も引き続きポンドの圧迫を予想。スターマー政権は年内に退陣する
のではとの見方も根強い。
MINKABU PRESS