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2026年03月09日(月)16時17分

東京株式(大引け)=欧米株安や原油市況高騰でリスク回避売り加速

 9日の東京株式市場はリスクオフの流れが一気に強まり、日経平均は一時4000円
を超える急落で5万1000円台まで水準を切り下げる場面があった。
 大引けの日経平均株価は前営業日比2892円12銭安の5万2728円72銭と急
反落。プライム市場の売買高概算は36億8477万株、売買代金概算は9兆6756
億円。値上がり銘柄数は134、対して値下がり銘柄数は1434、変わらずは27銘
柄だった。
 きょうの東京市場は売り圧力が一気に高まった。前週末の欧州株市場が全面安に売り
込まれたほか、米国株市場でもNYダウが一時900ドルを上回る下げとなり、これを
受けてリスク許容度の低下した海外投資家の売りや、先物を絡めたインデックス売りが
集中した。トランプ米大統領が自身のSNSにイランとの合意は「無条件降伏以外には
ありえない」と投稿し、地上戦も辞さずの構えをみせており、軍事衝突の長期化を懸念
するムードが強まっている。そうしたなか、WTI原油先物価格が一時1バレル=12
0ドル台に迫る暴騰となり、これが投資家の不安心理を煽る格好となった。一方、外国
為替市場では1ドル=158円台後半まで円安が進んだが、ハイテク株の下支えにはな
らなかった。日経平均は大引けにかけて下げ渋ったものの、5万2000円台で着地。
プライム市場全体の9割の銘柄が下落した。
 個別では、7300億円弱の群を抜く売買代金をこなしたキオクシアホールディング
ス<285A.T>が急落したほか、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東
京エレクトロン<8035>など大手半導体製造装置メーカーが大きく値を下げた。フジク
ラ<5803>、古河電気工業<5801>など電線株の下げも目立つ。ソフトバンクグループ
<9984>が大幅安、JX金属<5016>も急落した。三菱重工業<7011>、川崎重工業<
7012>など防衛関連が売られ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住
友フィナンシャルグループ<8316>などのメガバンクも下値を探った。日東紡績<3110
>、芝浦メカトロニクス<6590>の下げの大きさも際立つ。
 半面、原油高騰を背景にINPEX<1605>が小じっかり、買収報道のあったローム
<6963>が大幅高に買われた。日本郵船<9101>が小高く、JR東日本<9020>も堅
調。アイル<3854>も値を上げた。このほか、サイバーエージェント<4751>、ブロー
ドリーフ<3673>なども上値を追った。
出所:MINKABU PRESS