経済ニュース

<< 一覧に戻る

2026年03月13日(金)05時32分

NY外為市況=159円台半ばまで上昇

--------------------------------------
日本時間午前5時31分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  159.38 + 0.43 (+ 0.27%) 159.43 / 158.57
ユーロ・ドル 1.1511 - 0.0056 (- 0.48%) 1.1575 / 1.1510
ポンド・ドル 1.3343 - 0.0069 (- 0.51%) 1.3414 / 1.3338
ドル・スイス 0.7863 + 0.0058 (+ 0.74%) 0.7863 / 0.7795
------------------------------------
<きょうの材料>
*米貿易収支(1月)21:30
結果 -545億ドル
予想 -660億ドル 前回 -729億ドル(-703億ドルから修正)
*米住宅着工件数(1月)21:30
結果 147.8万件
予想 134.1万件 前回 138.7万件(140.4万件から修正)
*建設許可件数(1月)21:30
結果 137.6万件
予想 141.0万件 前回 145.5万件
*米新規失業保険申請件数(3月7日週)21:30
結果 21.3万人
予想 21.5万人 前回 21.4万人(21.3万人から修正)
*米30年債入札結果
最高落札利回り 4.871%(WI:4.878%)
応札倍率    2.45倍(前回:2.66倍)
*トランプ大統領
・イランの核兵器保有と脅威を阻止することが原油価格よりも遥かに重要。
・米国は圧倒的に世界最大の産油国。
・原油価格が上がれば、われわれは多大な利益を得る。
*ベッセント財務長官
・ホルムズ海峡で可能になり次第、米海軍が船舶を護衛すると考えている
・実際のところ現在もタンカーは通過している。
・イランのタンカーや、中国船籍のタンカーも通過していると見られる。
・従って、イランが海峡に機雷を敷設していないことは分かっている。
*米エネルギー省のライト長官
・米海軍が今月末までにホルムズ海峡でタンカー護衛を開始できる可能性はかなり高
い。
・ただし、現時点で開始できる準備が整っていない。
*モジタバ師声明
・ホルムズ海峡は引き続き閉鎖されるべきだ。
・学校攻撃への報復を断念することはしない。
・われわれは近隣諸国との友好を信じる。
・イランは基地のみを標的とし、今後も継続する。
・地域諸国は米軍基地を閉鎖すべきだ。
・イランは敵から賠償金を徴収する。
・地域民兵組織の支援に謝意。
・戦争が続けば他の戦線が開かれる。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【英国】
鉱工業生産指数(1月)16:00
予想 0.2% 前回 -0.9%(前月比)
予想 0.6% 前回 0.5%(前年比)
製造業生産高(1月)16:00
予想 0.2% 前回 -0.5%(前月比)
予想 1.4% 前回 0.5%(前年比)
商品貿易収支(1月)16:00
予想 -221.50億ポンド 前回 -227.24億ポンド
貿易収支
予想 -38.7億ポンド 前回 -43.4億ポンド
【ユーロ圏】
ユーロ圏鉱工業生産指数(1月)19:00
予想 0.5% 前回 -1.4%(前月比)
予想 1.3% 前回 1.2%(前年比)
【カナダ】
雇用者数増減(2月)21:30
予想 1.10万人 前回 -2.48万人(前月比)
失業率
予想 6.6% 前回 6.5%
【米国】
耐久財受注(速報値)(1月)21:30
予想 0.4% 前回 -1.4%(前月比)
予想 0.4% 前回 1.0%(輸送除くコア・前月比)
実質GDP(改定値)(第4四半期・前期比年率)21:30
予想 1.4% 前回 1.4%
個人消費
予想 2.4% 前回 2.4%
GDPデフレータ
予想 3.6% 前回 3.6%
コアPCE価格指数
予想 2.7% 前回 2.7%
個人所得(1月)21:30
予想 0.5% 前回 0.3%(前月比)
個人支出
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
PCE価格指数(1月)21:30
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
予想 2.9% 前回 2.9%(前年比)
予想 0.4% 前回 0.4%(コア・前月比)
予想 3.1% 前回 3.0%(コア・前年比)
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(3月)23:00
予想 55.1 前回 56.6
JOLTS求人件数(1月)23:00
予想 675.0万人 前回 654.2万人
-----------------------------------
 きょうのNY為替市場、ドル円は159円台半ばまで上げ幅を広げた。中東情勢が依
然として混迷している中、原油高・ドル高の動きが続いている。イランの新最高指導者
に選出されたモジタバ師の初の声明が伝わり、ホルムズ海峡の閉鎖継続を主張した。ま
た、トランプ大統領が原油価格よりもイランの核保有阻止を優先すると述べていたこも
動きを助長していた。
 ドル円は、1月のいわゆるレートチェックが行われた159.45円付近に到達。た
だ、日本の当局による介入警戒感も再び高まっているが、ストラテジストの間では介入
のハードルは高くなっているとの見方も出ている。あくまでドル高がドル円を後押しし
ており、円安ではない。日本当局が為替介入に踏み切る理由は以前より弱くなっている
可能性もあり、介入水準はこれまでより高くなっているという。
 「無秩序な動きにならない限り、介入は起きにくい。以前の防衛ラインは158-1
59円だったが、現在は162円付近が新たな防衛ラインになった可能性がある」と述
べていた。
 来週の重要イベントにも注目。各国中銀の金融政策会合や、高市首相の訪米も予定さ
れている。日米首脳会談では、貿易や投資協力が主要議題となる見通しで、経済協力や
通貨に関する発言が出れば、円相場のセンチメントを左右する可能性がある。
 ユーロドルは下値模索が継続。1.15ドル台前半まで再び下げ幅を広げ、週初の安
値に並んだ。一方、ユーロ円も下落。一時183円台前半に値を落とし、21日線に顔
合わせしている。
 ただ、さすがにユーロドルの下げ過ぎ感は否めず、過熱感を測るテクニカル指標であ
るRSIは28付近まで低下し、売られ過ぎの水準である30を下回っている。
 なお、来週はECB理事会が予想されており、据え置きが確実視されているが、年内
の利上げ期待が浮上。短期金融市場では、1回は確実、2回目も70%の確率で織り込
まれている。来週のECB理事会では経済予測も公表されるが、イラン紛争の経済的影
響が一部反映される見込みだとも伝わっている。
 ポンドドルは100日線を下放れる展開となり、1.33ドル台半ばに下落。200
日線で上値を止められた格好となっており、1月下旬以降の下落トレンドが継続してい
る。
 一方、ポンド円も反落しており212円台半ばに下落。ドル円は上値追いの展開とな
っていたものの、円安の動きではないことから、ポンド円は下落。英中銀も年内利上げ
期待が浮上しており、短期金融市場では75%の確率で年内1回の利上げを織り込んで
いる。
 明日は1月の英月次GDPが公表され、前月比0.2%のプラス成長が予想されてい
る。財政政策を巡る不透明感が後退する中で、景気見通しの改善を示す可能性が期待さ
れているものの、市場の関心はファンダメンタルズよりも中東情勢と原油高に釘付けに
なっており、反応は未知数。
MINKABU PRESS