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2026年03月25日(水)06時00分

NY外為市況=ニュースに翻弄

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日本時間午前5時58分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  158.71 + 0.27 (+ 0.17%) 159.19 / 158.28
ユーロ・ドル 1.1608 - 0.0005 (- 0.04%) 1.1628 / 1.1557
ポンド・ドル 1.3412 - 0.0019 (- 0.14%) 1.3445 / 1.3352
ドル・スイス 0.7882 + 0.0018 (+ 0.23%) 0.7925 / 0.7860
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<きょうの材料>
【経済指標】
【米国】
*米非農業部門労働生産性(第4四半期・確報値) 21:30
結果 1.8%
予想 1.8% 速報 2.8%(前期比年率)
*単位労働コスト(第4四半期・確報値)
結果 4.4%
予想 3.6% 速報 2.8%(前期比年率)
*米製造業PMI(3月・速報)22:45
結果 52.4
予想 51.5 前回 51.6
*米非製造業PMI(3月・速報)22:45
結果 51.1
予想 52.0 前回 51.7
*米コンポジットPMI(3月・速報)22:45
結果 51.4
予想 51.9 前回 51.9
【発言・ニュース】
*トランプ大統領
・イランは決して核兵器を持たないことに同意した。
・イランは話が通じるようになってきた。
・イランが前日にホルムズ海峡に関して良いことをした。
*米軍、第82空挺師団を中東に派遣する方針
 米国防総省はイランに対する作戦を支援するため、米陸軍精鋭部隊である第82空挺
師団を中東に派遣する計画を進めていると伝わった。約3000人の兵士で構成され、
同部隊の派遣命令は数時間以内に正式に出される見込みだという。
*サウジやUAEなど軍事的選択肢を検討
 イランに近隣する湾岸諸国は、米国とイスラエルによる対イランへの参戦を検討して
おり、重要インフラを攻撃された場合はその選択を迫られる可能性があると伝わる。
*イランがホルムズ海峡に「通航料」設定
 イランはホルムズ海峡を航行する一部の商業船舶に対し、通航料金の徴収を開始した
伝わった。状況に応じて航行1回当たり最大200万ドル(約3億2000万円)の支
払いが求められる。
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<明日の材料と事前予想>
【豪州】
消費者物価指数(2月)09:30
予想 3.8% 前回 3.8%(前年比)
予想 N/A 前回 0.4%(前月比)
予想 3.4% 前回 3.4%(トリム平均・前年比)
予想 N/A 前回 0.3%(トリム平均・前月比)
【日本】
景気先行指数(確報値)(1月)14:00
予想 112.4 前回 112.4
景気一致指数
予想 116.8 前回 116.8
【英国】
消費者物価指数(CPI)(2月)16:00
予想 0.3% 前回 -0.5%(前月比)
予想 3.0% 前回 3.0%(前年比)
予想 3.1% 前回 3.1%(コア・前年比)
小売物価指数(RPI)(2月)16:00
予想 0.4% 前回 -0.5%(前月比)
予想 3.7% 前回 3.8%(前年比)
予想 3.6% 前回 3.7%(前年比・除くモーゲージ利払い)
生産者物価指数(PPI)(2月)16:00
予想 0.6% 前回 0.4%(仕入・前月比)
予想 0.4% 前回 -0.2%(仕入・前年比)
予想 0.2% 前回 0.0%(出荷・前月比)
予想 2.6% 前回 2.5%(出荷・前年比)
【ユーロ圏】
ドイツIfo景況感指数(3月)18:00
予想 86.5 前回 88.6
【米国】
経常収支(第4四半期)21:30
予想 -2085億ドル 前回 -2264億ドル
輸入物価指数(2月)21:30
予想 0.5% 前回 0.2%(前月比)
予想 0.4% 前回 -0.1%(前年比)
日銀議事録(1月22日-23日開催分)
ECB賃金トラッカー
ラガルドECB総裁が挨拶
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 きょうのNY為替市場、中東情勢を巡ってニュースに翻弄されている。ドル円は前半
に一時159円台まで回復する場面が見られた。前日にトランプ大統領は、イランのエ
ネルギーインフラへの軍事攻撃を5日間延期すると投稿。ただ、イランは表向き協議を
否定しており、事態は流動的との見方に変化はなく、見通しが明確になるまでは緊張し
た状況は続くとの見方が多い。
 終盤に急速に原油安とともにドルが急速に売られた。イスラエルのチャンネル12に
よると、米国はイランとの協議開催に向け1カ月の停戦を模索しているとの情報や、米
国が中東紛争終結に向けた計画をイランに送付との報道も流れていた。
 慎重姿勢は根強く、イラン側は表向き米国との協議を否定し、米国と同盟関係にある
サウジとUAEが紛争に加わる方向に傾きつつあるとの報道も流れている。米国防総省
がイランに米陸軍精鋭部隊である第82空挺師団を中東に派遣する計画を進めていると
の報道も圧迫していた。
 いずれにしろ、市場はニュースに翻弄されている。
 ユーロドルは1.15ドル台後半での推移が続いていたものの、終盤に1.16ドル
台を回復。一方、ユーロ円は184円を回復。
 アナリストは、中東紛争の早期終結は見込めず、エネルギー価格が高止まりする中、
今週のユーロドルは上値の重い展開が続く可能性があると指摘。トランプ大統領は前
日、建設的な協議を受けてイランのエネルギーインフラへの攻撃を5日間延期すると発
表したが、イランは協議を否定。焦点は土曜日に移ると同アナリストは述べている。
 協議に関するポジティブなニュースがない限り、あるいはホルムズ海峡を船舶が通過
できることが明らかにならない限り、原油相場のリスクプレミアムは今週にかけて、再
び徐々に高まる可能性が高いと指摘している。
 ポンドドルは1.33ドル台半ばに下落していたものの、終盤に1.34ドル台に戻
す展開。ただ、200日線で上値を抑えられている。一方、ポンド円は212円台で上
下動。21日線の上での推移を維持し、上向きの流れは堅持している。
 ポンドは第2四半期に財政リスクで下落の可能性があるとの指摘がアナリストから出
ている。今後予定されている英地方選挙に伴う財政リスクを背景に、第2四半期に弱含
む可能性があると指摘。地政学的な動向により英政治への関心は後退しているが、エネ
ルギーショックや5月の地方選挙を受けて、より拡張的な財政政策へのリスクは高まっ
ている可能性があるという。
 ポンドの財政リスクプレミアムは第2四半期に再び拡大し、昨年11月の秋季予算時
に見られた水準に近づく見通しだとしている。
MINKABU PRESS