31日の東京株式市場は朝方に日経平均が大きく下値を試した後、いったん戻りに転
じプラス圏に浮上したが、その後は再び売り直された。
大引けの日経平均株価は前営業日比822円13銭安の5万1063円72銭と大幅
安で4日続落。プライム市場の売買高概算は26億4160万株、売買代金概算は8兆
3666億円。値上がり銘柄数は613、対して値下がり銘柄数は906、変わらずは
56銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避ムードの強いなか下落して始まり、一時1300円以
上水準を切り下げる場面があったが、その後は急速に下げ渋り上昇に転じる場面もあっ
た。中東情勢が依然として不透明ななかも、メディアを通じてトランプ米大統領が「ホ
ルムズ海峡が閉鎖された状態のまま戦争を終結させる準備がある」と述べたことが報じ
られ、これが原油価格の低下と米株価指数先物の上昇につながり、つれて東京市場も買
い戻し圧力が表面化した。もっとも、その後は買いが続かず、結局後場の取引では安値
圏で着地。ただ、値下がり銘柄数は全体の58%にとどまっていることからも分かるよ
うに、売買代金上位の大型株は総じて売られる一方、中小型株の中には全体指数に逆行
して強さを発揮する銘柄も散見された。売買代金は19日以来となる8兆円台に乗せ
た。
個別では、きょうも売買代金で群を抜く存在となっているキオクシアホールディング
ス<285A.T>だが株価は下値模索が続いている。売買代金2位に食い込んだ古河
電気工業<5801>が大幅安。フジクラ<5803>の下げも目立つ。アドバンテスト<6857
>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連も売りに押さ
れた。三菱重工業<7011>が下落、JX金属<5016>も軟調、三菱商事<8058>など総
合商社株が値を下げた。多木化学<4025>がストップ安に売り込まれ、ジャパンディス
プレイ<6740>も安い。イーレックス<9517>も利食われた。
半面、信越化学工業<4063>が堅調、東京海上ホールディングス<8766>も上昇し
た。リクルートホールディングス<6098>が高く、富士通<6702>もしっかり。デンソ
ー<6902>が買いを集めた。象印マホービン<7965>が大幅高、テクセンドフォトマス
ク<429A.T>、インフォマート<2492>が値を飛ばし、KADOKAWA<9468
>も物色人気。
出所:MINKABU PRESS