経済ニュース

<< 一覧に戻る

2026年04月02日(木)05時32分

NY外為市況=神経質な展開が続く

--------------------------------------
日本時間午前5時31分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  158.80 + 0.08 (+ 0.05%) 159.01 / 158.28
ユーロ・ドル 1.1588 + 0.0035 (+ 0.30%) 1.1627 / 1.1551
ポンド・ドル 1.3302 + 0.0075 (+ 0.57%) 1.3346 / 1.3220
ドル・スイス 0.7943 - 0.0052 (- 0.65%) 0.8001 / 0.7905
------------------------------------
<きょうの材料>
*ADP雇用統計(3月)21:15
結果 6.2万人
予想 4.0万人 前回 6.6万人(6.3万人から修正)
*小売売上高(2月)21:30
結果 0.6%
予想 0.4% 前回 -0.1%(-0.2%から修正)(前月比)
結果 0.5%
予想 0.3% 前回 0.0%(自動車除くコア・前月比)
*米製造業PMI(3月確報)22:45
結果 52.3
予想 52.4 速報 52.4
*ISM製造業景気指数(2月)23:00
結果 52.7
予想 52.3 前回 52.3
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +545.1万(4億6164万)
ガソリン -58.6万(2億4086万)
留出油  -211.1万(1億1783万)
(クッシング地区)
原油 +52万(3147万)
*()は在庫総量
*トランプ大統領、NATO脱退を真剣に検討
 トランプ大統領は、米国のNATO脱退を真剣に検討していることを明らかにした。
英テレグラブ紙とのインタビューで語った。
*トランプ大統領、ホルムズ海峡の通航再開すればイランとの停戦検討
 トランプ大統領は1日、イランが停戦を要請してきたと明らかにし、ホルムズ海峡の
船舶通航が再開されれば停戦を検討するとの考えを示した。その上で、「それまではイ
ランを徹底的に攻撃し続ける」とも付け加えた。
*ムサレム・セントルイス連銀総裁
・当面は現状維持が適切。
・コアインフレやインフレ期待が高まれば利上げを支持する可能性。
・労働市場とインフレの両面でリスクが高まっている。
・供給ショックを過大評価しないよう慎重さが必要。
・年内にかけて高インフレが持続するリスクが高まっている。
・労働市場が弱まれば利下げを支持する可能性。
・プライベートクレジットのひっ迫は、広範な信用力の問題ではない
・AIは供給を押し上げる可能性はあるが、現在は需要も押し上げている。
・解雇の急増は失業率を急速に押し上げる可能性。
*イランのペゼシュキアン大統領
・米国民へのメッセージ。
・米国とイランの関係は最も誤解されている関係の1つ。
・イランは侵略を追求したことは一度もない。
・米国民にレトリック(言葉の罵り)の先を見るよう呼びかけ。
・対応は節度あるもので自衛のため。
・米国との間に敵意はない。
・イランのインフラへの攻撃は国民を標的としている。
・米国はイスラエルの代理として紛争に介入と示唆。
・対立は以前よりも代償が大きく、無益なものになる。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【豪州】
貿易収支(2月)09:30
予想 25.8億豪ドル 前回 26.31億豪ドル(貿易収支)
【スイス】
消費者物価指数(CPI)(3月)15:30
予想 0.3% 前回 0.6%(前月比)
予想 0.5% 前回 0.1%(前年比)
【米国】
貿易収支(2月)21:30
予想 -550億ドル 前回 -545億ドル
新規失業保険申請件数(03/22 - 03/28)21:30
予想 21.2万件 前回 21.0万件
【カナダ】
国際商品貿易(2月)21:30
予想 -26.0億カナダドル 前回 -36.5億カナダドル
ECB経済報告
英DMPインフレ調査(3月)
ローガン・ダラス連銀総裁が会議出席
-----------------------------------
 きょうのNY為替市場、本日から第2四半期入りの相場になるが、前半は前日からの
ドルの戻り売りが続いていた。引き続き中東情勢をにらんで神経質な展開になっていた
が、市場では米軍事行動の早期終了への期待を高めているようだ。
 ただ、米軍事行動が終了したとしても、エネルギー高など当面は不安定な状況が続く
との見方から、ドル高の見方は根強く、終盤にドルは買い戻されている。ドル円も15
8円台前半から159円近くまで戻す展開となった。
 ドル円は一時160円を突破していたが、一時158円台まで値を落としており、日
本の当局もひとまず静観といったところのようだ。トランプ大統領が中東での軍備増強
にもかかわらず、軍事作戦は2-3週間以内に終結する可能性があるとの見方を示した
ことが引き続き手掛かりとなっている。
 トランプ大統領が、現地時間の本日夜(日本時間2日午前)にイランに関する重要な
最新情報を国民向けに演説すると伝わっており、市場はその内容を見極めたい模様。一
部報道では、イランでの軍事的成果を国民にアピールし、軍事作戦が2-3週間以内に
終了する可能性を強調する見通しだと伝わっていた。
 ユーロドルは終盤に伸び悩んだものの、買い戻しが膨らみ、1.16ドル台を回復し
ていた。一時1.1625ドル付近まで上昇。3月23日高値が1.1640ドルに来
ており、目先の上値メドとして意識される。一方、ユーロ円は184円台を回復。18
3.50円付近に来ている21日線を再び上抜ける動きが見られていた。
 ユーロの上値は限定的との見方もある中、アナリストからは、原油価格が急落しても
ECBの利上げ観測が根強ければ、ユーロは上昇する可能性があるとの指摘も出てい
る。
 原油安の局面で、市場がドルのスワップカーブをユーロのスワップカーブに比べて大
幅に引き下げやすいシナリオは、ユーロドルの上昇余地を大きく高めるという。
 ポンドドルは買い戻しが膨らみ、1.33ドル台を回復。21日線が1.3345ド
ル付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。一方、前日急落したポンド円は
211円台を回復。100日線でサポートされた格好となっている。
 エコノミストは、英GDPが第4四半期に前期比0.1%増に留まったことが確認さ
れ、イラン紛争開始時の経済状況は、2022年にエネルギー価格が急騰した前回より
も遥かに弱いことが示されたと指摘。第1四半期に前期比0.3%増と堅調な伸びを示
す可能性はあるが、インフレ上昇も予想されることから、その後は大きな成長は見込め
ないという。
 ロシアがウクライナに侵攻した後、エネルギー価格が急騰した際、英インフレは22
年に8%超、21年に5%超上昇した。それでも、現在のような弱い経済状況では、イ
ンフレ上昇は長続きしない可能性が高いという。これにより、英中銀が金利を引き上げ
る必要性も低下するとしている。
MINKABU PRESS