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日本時間午前5時31分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 159.08 + 0.26 (+ 0.16%) 159.25 / 158.67
ユーロ・ドル 1.1605 - 0.0051 (- 0.44%) 1.1662 / 1.1592
ポンド・ドル 1.3400 - 0.0034 (- 0.25%) 1.3437 / 1.3379
ドル・スイス 0.7889 + 0.0045 (+ 0.57%) 0.7906 / 0.7840
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<きょうの材料>
【米国】
*米中古住宅仮契約件数(4月)23:00
結果 1.4%
予想 1.0% 前回 1.7%(1.5%から修正)(前月比)
【カナダ】
*消費者物価指数(CPI)(4月)21:30
結果 0.4%
予想 0.8% 前回 0.9%(前月比)
結果 2.8%
予想 3.1% 前回 2.4%(前年比)
住宅建設許可(3月)21:30
結果 10.3%
予想 3.8% 前回 -7.8%(-8.4%から修正)(前月比)
*トランプ大統領
・ウォッシュ氏に「やりたいようにやらせる」。
・ウォーシュは「大丈夫だ」。
*ベッセント財務長官
・日本に関し:過剰な為替変動は望ましくない。
・植田総裁と本日会話した。
・植田総裁が政策誘導に成功すると確信。
*バンス副大統領
・イラン問題についてトランプ大統領と話し合った。
・イラン問題に関しては2つの選択肢がある。
・選択肢Bはイランに対する軍事作戦を再開。
・大統領はイランに対して選択肢Bの実行を望んでいない。
・大統領はイランと強硬に交渉するよう指示。
・イランとの交渉で大きな進展があったと考えている。
・われわれは、イランが核兵器を保有することを許すような合意は望んでいない。
・イランが核兵器を保有することは許されない。
・イランが何を達成しようとしているのか、完全には明らかではない。
*片山財務相
・日本の為替政策の姿勢は理解されたと考えている。
・断固たる措置をとる時はとる。
*植田総裁
・中東情勢の影響が徐々に出てきている。
・日本のGDPは概ね日銀の予想に沿っている。
・企業のコスト転嫁が若干早い。
・長期金利は速いスピードで上昇していると認識。
・日本政府と連携し、債券市場を注視。
・日銀は安定したインフレ実現のための政策を実施。
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<明日の材料と事前予想>
【中国】
中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート)(5月)10:00
予想 3.0% 前回 3.0%(1年)
予想 3.5% 前回 3.5%(5年)
【英国】
消費者物価指数(CPI)(4月)15:00
予想 0.9% 前回 0.7%(前月比)
予想 3.0% 前回 3.3%(前年比)
予想 2.6% 前回 3.1%(コア・前年比)
小売物価指数(RPI)(4月)15:00
予想 1.5% 前回 0.8%(前月比)
予想 3.8% 前回 4.1%(前年比)
予想 3.7% 前回 4.0%(前年比・除くモーゲージ利払い)
生産者物価指数(PPI)(4月)15:00
予想 1.1% 前回 4.4%(仕入・前月比)
予想 6.3% 前回 5.4%(仕入・前年比)
予想 1.1% 前回 0.9%(出荷・前月比)
予想 3.0% 前回 2.6%(出荷・前年比)
【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(4月)15:00
予想 2.1% 前回 2.5%(前月比)
予想 1.5% 前回 -0.2%(前年比)
ユーロ圏消費者物価指数(HICP・確報値)(4月)18:00
予想 3.0% 前回 3.0%(前年比)
予想 2.2% 前回 2.2%(コア・前年比)
米20年債入札(160億ドル)
エヌビディア決算
FOMC議事録(4月28日-29日開催分)
トランプ大統領が米沿岸警備隊士官学校卒業式出席
バーFRB理事がイベント出席(質疑応答なし)
ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁が講演(質疑応答あり)
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きょうのNY為替市場、ドル円は日米の財務相の発言で上下動したものの振幅に留ま
った。パリで開催されていたG7財務相・中央銀行総裁会議の際、ベッセント財務長官
が日本に関し「過剰な為替変動は望ましくない」と述べていたことや、片山財務相が
「日本の為替政策の姿勢は理解されたと考えている。断固たる措置をとる時はとる」と
述べたことで円高の反応も見られていたが、いずれも一時的な動きに留まっている。
ドル高が優勢の中、ドル円は160円を再度うかがう展開が続いている。トランプ大
統領がイランへの攻撃を見送ったことで、一部からは和平合意への期待も出る中、原油
相場が上げを一服。しかし、本日も米国債利回りは上昇し、30年債が2007年以来
の水準に上昇する中、ドルをサポートしている。先週発表の米インフレ指標でインフレ
再加速が確認されており、和平合意に達したとしてもインフレ圧力はしばらく沈静化し
ないとの見方も出ている。「FRBの次の一手は利上げ」との見方は根強く、短期金融
市場では年内の米利上げ確率を65%程度で織り込んでいる状況。
一方、日本の方は、高市政権による補正予算の見通しが、いわゆる「高市トレード」
を復活させているとの見方が出ていた。高市首相は、今夏の電気・ガス料金補助の再開
を表明するとともに、補正予算の編成を片山財務相に指示。市場では、3-10兆円規
模の財政パッケージも想定されており、一部は追加の国債発行で賄われる可能性がある
とも見られている。
ユーロドルは下値模索が続き、一時1.15ドル台まで下落し、4月以来の安値水準
を更新。100日線と200日線を下放れる展開が見られており、テクニカル的にも下
値警戒感が高まっている。日足終値で節目の1.16ドルを完全に下回れば、4月安値
1.15ドルちょうど付近への下落余地が開く可能性も高まっている状況。一方、ユー
ロ円も下落しており、184円台前半まで一時下落。100日線が184.40円付近
に来ており、顔合わせしている。
ユーロは軟調な動きが続いているものの、ECBの6月利上げへの期待は高まってお
り、本日も複数のECB理事からその可能性について言及されている。独連銀のナーゲ
ル総裁は「6月には何らかの措置を講じる必要があるかもしれない」と述べていた。
一部からは、景気への影響を考慮すれば、早計に利上げすべきではないとの意見も出
ており、ユーロドルの下げもそれを反映している可能性も指摘されているものの、短期
金融市場では90%の確率で6月利上げを織り込んでいる。
ポンドドルは戻り売りが優勢となり、一時1.33ドル台に下落。再び200日線を
下回る動きが見られている。一方、ポンド円も小幅に反落し、一時212円台に下落し
た。
きょうは1-3月の英雇用統計が発表になっていたが、ILO失業率が平均で5.
0%に上昇するなど英労働市場の弱さが示された。市場では英中銀の利上げ期待が高ま
っているが、本日の英雇用統計を受けて、利上げの必要性に対する疑問も高まってお
り、英中銀の慎重姿勢が強まる可能性が高いと指摘している。
失業率が上昇したほか、雇用者数も急減し、賃金上昇率は鈍化していた。今回の弱さ
は特に昨年の増税と最低賃金引き上げの影響を最も受けた消費者向けセクターに集中。
この圧力は、今後のエネルギーショックによってさらに悪化する可能性が高いとの指摘
も出ている。
MINKABU PRESS