経済ニュース

<< 一覧に戻る

2026年07月01日(水)05時27分

NY外為市況=162円台に上昇

--------------------------------------
日本時間午前5時26分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  162.57 + 0.63 (+ 0.39%) 162.67 / 161.90
ユーロ・ドル 1.1425 + 0.0003 (+ 0.03%) 1.1437 / 1.1383
ポンド・ドル 1.3264 + 0.0006 (+ 0.05%) 1.3277 / 1.3213
ドル・スイス 0.8081 + 0.0004 (+ 0.05%) 0.8102 / 0.8063
------------------------------------
<きょうの材料>
【米国】
*シカゴPMI(6月)22:45
結果 56.7
予想 55.1 前回 62.7
*コンファレンスボード消費者信頼感指数(6月)23:00
結果 91.2
予想 94.4 前回 90.6(93.1から修正)
*米求人件数(5月)23:00
結果 759.4万人
予想 729.6万人 前回 758.5万人(761.8万人から修正)
【カナダ】
*実質GDP(4月)21:30
結果 0.5%
予想 0.4% 前回 -0.1%(前月比)
結果 1.1%
予想 0.9% 前回 0.4%(前年比)
*ハマック・クリーブランド連銀総裁
・現時点で二大責務に矛盾は見られない
・7月利上げが必要かは現時点で予断を避けている。
・インフレを目標水準に引き下げるには、より高金利が必要になる可能性。
・インフレ圧力はより広範な局面で生じている。
・意思決定のプロセスを明確に伝えることが重要。
・経済において政策による抑制効果はあまり見られない。
*ベイリー英中銀総裁
・英インフレは依然として上昇する可能性。
・年後半には3.2%に達する見込み。
・現在は景気減速という状況下で政策運営を行っている。
・インフレ対策において決して油断していない。
・インフレ目標には戻るが、長い時間がかかる。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【日本】
日銀短観(第2四半期)08:50
大企業製造業・業況判断
予想 16 前回 17
大企業製造業・先行き
予想 13 前回 14
大企業非製造業・業況判断
予想 36 前回 36
大企業非製造業・先行き
予想 30 前回 29
大企業全産業・設備投資
予想 10.5% 前回 3.3%
【中国】
レーティングドッグ製造業PMI(6月)10:45
予想 51.9 前回 51.8
【英国】
製造業PMI(確報値)(6月)17:30
予想 53.1 前回 53.1
【ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI(確報値)(6月)16:55
予想 50.0 前回 50.0
ユーロ圏製造業PMI(確報値)(6月)17:00
予想 51.3 前回 51.3
ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)(6月)18:00
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
予想 3.0% 前回 3.2%(前年比)
予想 2.5% 前回 2.6%(コア・前年比)
【米国】
ADP雇用者数(6月)21:15
予想 11.2万人 前回 12.2万人(前月比)
ISM製造業景気指数(6月)23:00
予想 53.8 前回 54.0
ラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁、ウォーシュFRB議長、ECBフォーラム討論会出

高市首相がインド訪問(3日まで)モディ首相と会談
USMCA(米国・メキシコ・カナダ)延長判断期限
香港特別行政区設立記念日のため香港休場
-----------------------------------
 きょうのNY為替市場、ドルは途中から売り優勢となったものの円安も根強く、ドル
円は162円台に上昇。ストップを巻き込み一時162.65円近辺まで上昇した。
 最近見られる急速な売りが本日も入っていた。ただ、これまで通りにすぐに戻す展開
となっている。本日は財務省が、直近1カ月の為替外国為替平衡操作実施状況(5月2
8日-6月26日)を公表していたが、介入額はゼロだった。
 イラン情勢の緩和で原油相場もWTIで一時70ドルを割り込んでいたものの、市場
でのFRBの年内1回の利上げ期待はまだ温存されている。一方、日銀も追加利上げの
方向ではあるが、慎重なアプローチになるとの見方もあり、年内の追加利上げを完全に
は織り込めていない。
 現在の日本のインフレ状況からすれば、日銀が利上げを急ぐ必要性は薄い。また、今
月の追加利上げで政策金利は1.00%まで上昇し、中立金利にだいぶ接近していると
の見方もある。
 いずれにしろ、日米の金利差はしばらく解消しないとの見方から、ドル円の上値追い
がもうしばらく続くとの見方も少なくないようだ。
 ユーロドルは買い戻しが入り、1.14ドル台を回復。一方、ユーロ円は185円台
後半に上昇し、底堅い値動きが続いている。
 本日は6月のドイツ消費者物価指数(HICP)の速報値が発表になっていたが、予
想を下回る内容となっていた。イタリア、フランスも予想を下回っていたが、明日のユ
ーロ圏HICPも予想を下回る可能性も出てきた。世界的な原油価格の下落を背景に、
ユーロ圏はインフレ鈍化が見られている。
 6月に追加利上げを実施したECBは引き続き、インフレへの警戒感を残している
が、短期金融市場では年内利上げを完全には織り込んでいない。今週はポルトガルのシ
ントラでECBの年次フォーラムが開催されているが、本日はECBチーフエコノミス
トのレーン理事が講演を行っており、「自身を含む政策当局者は警戒を維持しなければ
ならない」と述べていた。
 ポンドドルはNY時間に入って買戻しが膨らみ、1.3275ドル付近まで一時上
昇。先週は一時1.31ドル台半ばまで下落していたが、ドル高が一服する中でここ数
日は買い戻しが膨らんでいる。一方、本日のポンド円は円安の動きが根強く、215円
台半ばまで上昇。目先は4月末に付けた年初来高値の216.60円を試しに行くか注
目される。
 ECBのフォーラムでポルトガルのシントラを訪問しているベイリー英中銀総裁の発
言が伝わっていたが「イラン紛争がインフレに与える幅広い影響を見極める時間的余裕
がわれわれにはあり、判断は慎重に行うことができる」との認識を示していた。総裁は
「イールドカーブにはすでに一定の利上げが織り込まれており、そのためわれわれに
は、その影響が経済や物価にどのように波及するかを見極める時間がある」と述べた。
 一方、インフレを2%目標へ引き下げるペースが従来の想定よりも遅れていることに
ついては「決して安心しているわけではない」とも強調していた。
MINKABU PRESS