--------------------------------------
日本時間午前5時27分現在での主要通貨は以下の通り。
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円 162.46 + 0.78 (+ 0.48%) 162.48 / 161.63
ユーロ・ドル 1.1379 - 0.0037 (- 0.32%) 1.1446 / 1.1378
ポンド・ドル 1.3344 - 0.0060 (- 0.45%) 1.3412 / 1.3343
ドル・スイス 0.8148 + 0.0062 (+ 0.77%) 0.8149 / 0.8075
------------------------------------
<きょうの材料>
主な米経済指標の発表なし
*トランプ大統領
・イラン封鎖を復活させる。
・イランの船舶や顧客だけが出入りできなくなる。
・他の全ての国は海峡を公正かつ自由に利用できる。
・米国はホルムズ海峡の「守護者」となる。
・世界でも特に不安定なこの海域の安全と治安を確保。
・必要な費用について、輸送される全ての貨物の20%の割合で払い戻しを受ける。
トランプ大統領
・米東部時間16日午後9時(日本時間17日午前10時)に国民に向けて演説。
*米軍
・東部時間14日午後4時(日本時間15日午前5時)にイラン港湾の封鎖を実行へ
*ウォーラーFRB理事
・FOMCは短期的な利上げを検討する必要。
・労働市場は均衡を保ち安定している。
・インフレが2%に戻るとの見通しには依然として説得力がある。
・今週のコアインフレが高止まりなら利上げが必要になる。
・最近のコアインフレの上昇は極めて広範囲に及んでいる。
・数カ月間にわたりインフレが低下する傾向を確認する必要。
・FRBは2021-22年のインフレ対応における過ちを繰り返してはならない。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【中国】
貿易収支(6月)11:00
予想 1210.0億ドル 前回 1054.3億ドル(ドル建て)
【日本】
鉱工業生産(確報値)(5月)13:30
予想 0.5% 前回 0.5%(前月比)
予想 -1.7% 前回 -1.7%(前年比)
設備稼働率
予想 N/A 前回 -0.8%(前月比)
【米国】
消費者物価指数(CPI)(6月)21:30
予想 -0.1% 前回 0.5%(前月比)
予想 3.8% 前回 4.2%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比)
予想 2.8% 前回 2.9%(コア・前年比)
リーブス英財務相、ベイリー英中銀総裁がイベント出席
ウォーシュFRB議長が下院金融サービス委員会で半期金融政策報告(質疑応答あり)
ボウマンFRB副議長、バーFRB理事、クックFRB理事、金融包摂会議出席(質疑応答あ
り)
グールズビー・シカゴ連銀総裁が討論会出席(質疑応答あり)
フランス「革命記念日(パリ祭)」軍事パレード開催、マクロン仏大統領出席
-----------------------------------
きょうのNY為替市場、イラン情勢の緊迫化を受けてドル高が優勢となっており、ド
ル円は162円台半ばに上昇。米軍が東部時間14日午後4時(日本時間15日午前5
時)にイラン港湾の封鎖を実行すると伝わった。同時にトランプ政権はホルムズ海峡を
通過するその他全ての貨物について20%の対価を支払うよう求めている。
同海峡の取り扱いを巡り、両国の緊張が一段と高まり、これを受けて原油相場が急騰
し、WTIは78ドル台まで一時上昇していた。それにウォラーFRB理事が利上げの
必要性に言及していたことも加わって、市場では後退していた利上げ期待が復活。短期
金融市場では今月のFOMCでの利上げ確率が50%程度まで上昇する場面も見られ
た。
明日は6月の米消費者物価指数(CPI)が公表される。基調インフレ圧力が引き続
き落ち着いた内容となれば、ドル安の反応も期待されていたが、非常に不透明な情勢で
はある。アナリストによると、市場参加者はエネルギー価格上昇の第二次波及効果が基
調インフレにどの程度及んでいるかを注視している。現時点で、米国とイランの紛争が
始まって以降、コアインフレは僅かな上昇に留まっており、コアインフレが再び穏やか
な内容となり、エネルギーインフレも落ち着けば、FRBの利上げ観測の後退も期待さ
れていた。
しかし、今回のイラン情勢の緊迫化でそのシナリオも暗礁に乗り上げている。
ユーロドルは一旦1.14ドル台半ばに戻していたものの、NY時間に入って再び
1.13ドル台に戻す展開。一方、ユーロ円は185円台半ばまで上昇していたもの
の、184円台に伸び悩んでいる。ドル円よりもユーロドルの値動きに沿った展開が見
られていた。
アナリストからは、ユーロの一段安の可能性が指摘されている。米国とイランの紛争
再燃によるエネルギー価格上昇を受け、ユーロはさらに下落する可能性があるとの見方
を示した。天然ガス価格は上昇しており、熱波が続くなか欧州のガス在庫は低水準にあ
るという。
そのため、ユーロドルは1.1360ドル付近まで容易に下落し、今月中に1.13
ドル台前半の水準を下回る可能性もあると指摘。一方、その水準がこの夏のユーロ相場
の下限になる可能性があるとの見方も示している。
ポンドドルは1.33ドル台半ばに下落。きょうの下げで200日線を再び下放れる
展開を見せており、依然として上値の重さが意識される。一方、ポンド円は217円台
に買い戻されていたものの、216円台に戻す展開。
アナリストは、イラン情勢を受けた原油急騰で、英中銀委員が今後数カ月以内の利上
げを支持する姿勢を示す可能性が浮上していると指摘。今週の中東情勢の緊迫化と原油
価格の上昇で、追加的なインフレ圧力が生じるリスクは英中銀委員の間で引き続き最重
要の懸念事項となると考えているという。
短期金融市場では、年内の英中銀による1回の利上げを完全に織り込んでおり、さら
に2回目の利上げが実施される確率を73%まで上昇させている。
MINKABU PRESS