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2026年09月03日(木)05時35分

NY外為市況=円高が強まる

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日本時間午前5時33分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  158.71 - 1.47 (- 0.92%) 160.39 / 158.22
ユーロ・ドル 1.1588 - 0.0005 (- 0.04%) 1.1609 / 1.1566
ポンド・ドル 1.3488 - 0.0028 (- 0.21%) 1.3519 / 1.3475
ドル・スイス 0.8129 + 0.0013 (+ 0.16%) 0.8157 / 0.8113
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<きょうの材料>
*ADP雇用統計(8月)21:15
結果 3.8万人
予想 4.7万人 前回 4.6万人(4.4万人から修正)
*米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 -445万(4億2446万)
ガソリン -117.3万(2億0567万)
留出油  +79.6万(1億0419万)
(クッシング地区)
原油 +8万(2251万)
*()は在庫総量
【カナダ】
*カナダ中銀政策金利 22:45
結果 2.25%
予想 2.25% 前回 2.25%
*米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・大半の地区で賃金上昇は小幅から緩やかな水準。
・全米で経済活動が小幅拡大。
・雇用は全体としてごく僅かに増加。
・物価は8地区で適度に上昇、2地区で小幅に上昇。
・見通しは明るいものの、セクターごとに見方はまちまち。
*トランプ大統領
 トランプ大統領は、米国はいつでもイランを再攻撃する用意が整っていると述べる一
方、戦闘がそれほど長く続くとは見ていないとの認識も示した。
*ベッセント財務長官
・コアインフレは十分に抑制されている。
・カナダとの貿易摩擦は米国内物価にはほとんど影響を与えていない。
・エネルギー価格はイラン紛争に加え、ウクライナによるロシアのエネルギー関連施設
や石油精製設備への攻撃が上昇圧力になっている。
*ウィリアムズNY連銀総裁
・金利は適切な水準にある。
・次回の政策判断までにさらなるデータを分析したい。
・インフレは緩やかな低下傾向にあると認識。
・サービス部門でインフレがやや高まっている兆候が見られる。
・堅調な経済見通しが利回りを押し上げ。
・関税と中東情勢がインフレの最大要因。
・インフレを2%目標の軌道に乗せ続けることが重要。
・生産性の持続的上昇は中立金利を引き上げる。
・しかし、現時点で持続的な生産性向上は見られない。
*カナダ中銀声明
・インフレの上振れリスクが高まる。
・新たな関税により、成長見通しはさらに不透明に。
・経済およびインフレは、7月の金融政策報告で示された予測通りに推移。
・7月の政策決定以降、金融情勢はタイトになっている。
・関税のエスカレーションにより、景気回復の確実性が低下。
・関税戦争は企業と消費者のコストを押し上げる。
・貿易上の脅威が景気回復の持続性にリスクをもたらす。
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<明日の材料と事前予想>
【豪州】
貿易収支(7月)10:30
予想 15.00億豪ドル 前回 19.29億豪ドル
【ユーロ圏】
ドイツ非製造業PMI(確報値)(8月)16:55
予想 48.5 前回 48.5
ユーロ圏サービス業PMI(確報値)(8月)17:00
予想 51.7 前回 51.7
ユーロ圏生産者物価指数(PPI)(7月)18:00
予想 1.2% 前回 -0.3%(前月比)
予想 5.4% 前回 4.6%(前年比)
【英国】
サービス業PMI(確報値)(8月)17:30
予想 52.8 前回 52.8
【米国】
貿易収支(7月)21:30
予想 -901億ドル 前回 -733億ドル
非農業部門労働生産性指数(確報値)(第2四半期)21:30
予想 1.4% 前回 1.4%(前期比)
単位労働費用
予想 1.3% 前回 1.3%(前期比)
新規失業保険申請件数(08/23 - 08/29)21:30
予想 20.5万件 前回 20.3万件
非製造業PMI(確報値)(8月)22:45
予想 56.8 前回 56.8
コンポジットPMI(確報値)
予想 56.0 前回 56.0
ISM非製造業景気指数(8月)23:00
予想 54.2 前回 54.1
【カナダ】
国際商品貿易(7月)21:30
予想 33.0億カナダドル 前回 38.6億カナダドル
日本30年利付国債入札(6000億円程度)
シカゴ連銀総裁、クリーブランド連銀総裁、FRB主催イベント出席
ウォラーFRB理事、インフレ及び経済見通しについて講演(質疑応答あり)
ECBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)(9日まで)
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 きょうのNY為替市場、円高が突如強まり、ドル円は159円台半ばから一気に15
8円台前半に下落する場面が見られた。市場では円買い介入への警戒感が高まっている
が、これまでの介入時と比べて値動きが小さいことから、実際に介入が行われた可能性
には懐疑的な見方も出ている。
 アナリストは「介入による動きだったとは考えにくい。過去と比べても変動幅は小さ
いと」分析。市場では実弾介入ではなく、当局が金融機関に為替レートを照会するいわ
ゆる「レートチェック」が行われた可能性も取り沙汰されている。レートチェックは市
場介入の前段階と受け止められることが多いが、最近ではNY連銀が金融機関に円相場
について照会したことで介入警戒が強まった経緯がある。
 日本は直近1カ月で過去最大となる964億ドルを投じて円買い介入を実施してい
る。日米協調介入では、ドル円が約40年ぶりの円安水準となる164円近辺から約
5%急落した。今回の円高はそれに比べれば限定的で、米財務省やニューヨーク連銀か
らも介入やレートチェックを実施したとの確認は現時点で得られていない。
 ただ、ドル円が再び160円台に乗せた直後に158円台まで急落したことで、投資
家が上値にさらに慎重になった可能性はありそうだ。
 ユーロドルは1.1565ドル付近に下落し、100日線に顔合わせしていたもの
の、その水準はサポートされた。ただ、8月下旬に1.17ドル台に乗せて以降は戻り
売りが続いており、次第に下値警戒感も高まっている。一方、ユーロ円はNY時間に入
って円高が強まっていることから183円台に一時下落。本日の下げで200日線を下
回って来ており、明日以降の展開が注目される。
 前日発表の8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比3.3%と予
想通りではあったものの前回からは上昇し、ECBの9月利上げ観測を裏付けていた。
ただ、ユーロ相場の上値は重く、米欧の金利差と為替の乖離も顕著となっている。
 背景には原油高がある。エネルギーを輸入に頼る欧州にとって、原油高はインフレ懸
念と金利上昇を招く一方、交易条件の悪化を通じてユーロの下押し要因となる。結果と
して「原油高・ユーロ安」の相関が強まり、米欧の金利差が縮小してもユーロが買われ
にくい構造が形成されているようだ。
 ポンドドルは戻り売りが続き、1.34ドル台に下落。先週からの下値模索が続いて
おり、21日線を下放れる展開を強めている。目先は1.34ドル台半ばが下値メドと
して意識されそうだ。6月から8月にかけての上昇波のフィボナッチ38.2%戻しの
水準が来ているほか、100日線、200日線も来ている。一方、ポンド円は円高が強
まっていることから売りが強まり一時213円台に急落。本日の下げで100日線を一
気に下回っており、目先は213円ちょうど付近に来ている200日線が視野に入る。
 英国では生産性の伸びが上向いている。アナリストによると、生産性の伸びは幅広い
分野で改善しており、過去2年間の平均は約1%と、その前2年間の約0.5%減から
明確に持ち直しているという。依然としてコロナ禍前のトレンドは下回っているもの
の、生産性の方向感には明確な変化が見られると述べている。一方、現時点ではAIが
生産性向上をけん引している兆候は乏しいとも指摘している。
 足元の改善は、労働市場がひっ迫していたコロナ禍に人員を大幅に増やした企業が、
既存の労働力をより効率的に活用するようになったことが主因と説明している。ただ、
今後はAIの活用が生産性をさらに押し上げる可能性があり、「最大の生産性向上はま
だこれからかもしれない」と述べた。
MINKABU PRESS