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2026年09月04日(金)05時35分

NY外為市況=155円台に急落

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日本時間午前5時35分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  155.77 - 2.94 (- 1.85%) 158.97 / 155.30
ユーロ・ドル 1.1626 + 0.0038 (+ 0.33%) 1.1641 / 1.1584
ポンド・ドル 1.3526 + 0.0040 (+ 0.30%) 1.3548 / 1.3480
ドル・スイス 0.8076 - 0.0053 (- 0.65%) 0.8131 / 0.8052
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<きょうの材料>
*米貿易収支(7月)21:30
結果 -886億ドル
予想 -902億ドル 前回 -721億ドル(-733億ドルから修正)
新規失業保険申請件数(08/23 - 08/29)21:30
結果 20.6万件
予想 20.5万件 前回 20.4万件(20.3万件から修正)
*米非農業部門労働生産性(第2四半期・確報値) 21:30
結果 1.4%
予想 1.4% 速報 1.4%(前期比年率)
*単位労働コスト(第2四半期・確報値)
結果 1.2%
予想 1.3% 速報 1.3%(前期比年率)
*米非製造業PMI(8月確報)22:45
結果 56.5
予想 56.8 速報 56.8
*米コンポジッPMI(8月確報)22:45
結果 56.0
予想 56.1 速報 56.0
*ISM非製造業景気指数(8月)23:00
結果 55.4
予想 54.1 前回 54.1
*ウォラーFRB理事
・今月の金融政策判断は来週発表の8月のインフレ指標次第。
・基調的なインフレはコア指数が示すほど強くはない。
・一方、8月のインフレ指標が強い内容となれば、利上げを検討。
*バンス副大統領
・FRBは利下げすべきだとわれわれは考えている。
・FRBの利下げは適切かつ責任ある対応。
・インフレ問題は一朝一夕に生じたものではない。
・ガソリン価格の下落時期についてはコミットしない。
・米国にはイランに対抗するための手段が揃っている。
・現在、大規模な戦闘作戦は行われていない。
・イランが船舶への攻撃を止めない限り、交渉に応じない。
・イラン紛争終結に向けた人為的なタイムラインは設定しない。
・中国はわれわれの要求の一部に前向きに応じている。
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<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ドイツ製造業新規受注(7月)15:00
予想 0.5% 前回 3.1%(前月比)
予想 10.5% 前回 6.5%(前年比)
ユーロ圏小売売上高(7月)18:00
予想 0.4% 前回 -0.3%(前月比)
予想 1.1% 前回 0.7%(前年比)
【米国】
非農業部門雇用者数(8月)21:30
予想 5.5万人 前回 -2.3万人(前月比)
失業率
予想 4.1% 前回 4.1%
平均時給
予想 0.3% 前回 0.1%(前月比)
予想 3.0% 前回 3.2%(前年比)
【カナダ】
雇用者数増減(8月)21:30
予想 1.50万人 前回 7.51万人(前月比)
失業率
予想 6.4% 前回 6.4%
ベイリー英中銀総裁が会議出席
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 きょうのNY為替市場、ドル円は前日の急落からさらに下げを加速し、一時155円
台半ばまで急落した。200日線を明確に下放れたことでドルロングの巻き戻しやスト
ップロスを巻き込み、ここ1カ月ほど続いていた緩やかな円安トレンドが一変してい
る。
 ドル安・円高の動きがドル円を下押ししたが、ドル安については、ウォラーFRB理
事の発言に敏感に反応していたようだ。理事は、今月のFOMCでの判断は来週発表の
8月のインフレ指標次第との認識を示していた。基調的なインフレはコア指数が示すほ
ど強くはないとも言及。この発言でFRBの利上げ期待がやや後退しており、短期金融
市場では9月の利上げ確率が50%程度まで低下した。
 一方、円買いを促したのが、日銀を巡る利上げ観測の高まりとGPIF。日銀は今月
の決定会合で政策金利を0.25%ポイント引き上げ、1.25%とする方向で調整に
入ったと伝わっていた。実現すれば6月以来3カ月ぶりで、植田総裁就任後では最短の
間隔での追加利上げとなる。サービス価格の上昇や円安を背景に、日銀内では物価の上
振れリスクへの警戒が強まっているという。GPIFについては、7年ぶりに8月会合
を開いたことで金利上昇が続く国内債券への資産配分を引き上げるとの観測が浮上して
いた。
 足元の円高は単なる為替介入への警戒だけではなく、日銀の利上げ加速やGPIFに
よる国内への資金シフトを先取りした動きとの見方も出ていたようだ。なお、本日に日
銀が公表した「当座預金増減要因」からは、前日の円高は介入ではなかったようだ。
 ただ、日米金利差や原油高を背景とした円売り圧力は依然として根強いうえ、日銀の
利上げを巡る市場の織り込みは行き過ぎとの指摘もある。このため、利上げ期待が後退
すればドル円が大きく買い戻される可能性もあり、円高が一方向に続くかはなお不透
明。そもそも、本日は後退したとは言え、FRBは利上げモードにある。
 ユーロドルは1.1640ドル近辺に一時上昇。1.1635ドル付近に200日線
が来ており、その水準に到達している。明日の米雇用統計を受けて、7月以降のリバウ
ンド相場に復帰できるか注目される展開。一方、ユーロ円は前日に引き続き急落してお
り、180円台半ばまで一時下落。目先は心理的節目の180円を割り込み、介入直後
の安値を試しに行くか注目される。
 来週のECB理事会を控え、ユーロのオプション市場ではイベントリスクを織り込む
動きが見られるものの、ヘッジコストは比較的低水準に留まっている。一方、ユーロ下
落に備えるポジショニングは根強い。
 ボラティリティが比較的低い背景には、ECBが0.25%ポイントの利上げを実施
するとの見方が市場でほぼ一致していることがある。一方、ユーロがプット(売る権
利)優位となっているのは、ECB当局者が声明や最新の成長・インフレ見通しを通
じ、年内の追加利上げに慎重姿勢を示すリスクを一部織り込んでいるためと見られる。
 ポンドドルは1.35ドル台に買い戻された。ただ、本日の21日線が1.3550
ドル付近に来ているが、その水準では上値を抑えられている状況。一方、円高が強まっ
ておりポンド円は急落。一時210円を割り込む場面も見られた。一気に200日線を
下放れる展開となっている。
 ポンドドルの3カ月物のボラティリティは過去10年余りの最低水準付近で推移して
いるが、10月に予定されるヒーリー財務相の初の予算案発表を控える中で、リスクが
過小評価されている可能性があるとの指摘が出ている。
 バーナム政権は財政規律維持を掲げているものの、借り入れコストの上昇とインフレ
加速の影響で財政ルール上の余力は半減する見通しとなっている。そのような中、政権
が財政規律の枠組み内でどの程度柔軟な手法をとるかが焦点となっている。英国債市場
の混乱がポンド相場に及ぶ懸念は払拭できでいない中、現在の低ボラティリティはリス
クを十分に織り込んでおらず、10月の予算案発表が接近するにつれて、ポンドは波乱
含みの展開を辿る余地は大きいという。
MINKABU PRESS