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2026年09月10日(木)05時28分

NY外為市況=ドル高が優勢に

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日本時間午前5時27分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  153.62 - 0.36 (- 0.23%) 154.01 / 152.95
ユーロ・ドル 1.1629 + 0.0005 (+ 0.04%) 1.1654 / 1.1620
ポンド・ドル 1.3545 + 0.0004 (+ 0.03%) 1.3568 / 1.3531
ドル・スイス 0.8104 + 0.0010 (+ 0.12%) 0.8110 / 0.8068
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<きょうの材料>
主な経済指標の発表はなし
*米10年債入札結果
最高落札利回り 4.834%(WI:4.849%)
応札倍率    2.71倍(前回:2.53倍)
*米財務省
 拡充した米国債買い戻しプログラムの第1弾として、長期債を9月10日に最大60
億ドル購入すると発表。買い戻し額は、当初示していた上限20億ドルの3倍にあた
る。ただ、市場では大規模な買い戻しへの期待もあっただけに、失望感が広がった。
*トランプ大統領
・経済は非常に堅調。
・中間選挙後にガソリン価格は下落する。
・もう少し時間がかかるだろう。
・ガソリン価格を2ドル未満に引き下げる。
・プーチン大統領は合意を望んでいる。
・ゼレンスキー大統領が合意を望んでいるなら、それは素晴らしいこと。
・われわれはイランの艦船を撃沈した。
・選挙が終われば戦闘は終わる。
・核問題以外にも、多くの議題がテーブルの上にある。
・私は核合意以上のことを成し遂げている。
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<明日の材料と事前予想>
【英国】
RICS住宅価格指数(8月)08:01
予想 -30% 前回 -30%
【ユーロ圏】
ドイツ消費者物価指数(確報)(8月)15:00
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.9% 前回 2.9%(前年比)
調和消費者物価指数(HICP)
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 2.9% 前回 2.9%(前年比)
ECB理事会(9月)21:15
中銀預金金利
予想 2.50% 前回 2.25%
ラガルド総裁会見
【米国】
新規失業保険申請件数(08/30 - 09/05)21:30
予想 20.3万件 前回 20.6万件
生産者物価指数(PPI)(8月)21:30
予想 0.4% 前回 0.0%(前月比)
予想 5.2% 前回 4.7%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.2%(コア・前月比)
予想 4.6% 前回 4.2%(コア・前年比)
中古住宅販売件数(8月)23:00
予想 400万件 前回 406万件
増日銀審議委員が金融経済懇談会出席
米30年債入札(220億ドル)
トランプ大統領とバンス副大統領が米共和党大会で演説
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 きょうのNY為替市場、米財務省の発表でドル高が優勢となり、ドル円も一時153
円台後半まで買い戻される場面が見られた。米財務省は、拡充した米国債買い戻しプロ
グラムの第1弾として長期債を9月10日に最大60億ドル購入すると発表。買い戻し
額は当初示していた上限20億ドルの3倍にあたる。ただ、市場ではさらに大規模な買
い戻しへの期待もあっただけに、失望感に繋がっていたようだ。
 しかし、154円台が重くなっているようで、上値を抑えられている。日銀の金融政
策を巡る変化に加え、ベッセント財務長官の積極的な円安けん制姿勢も円買いを促して
いるようだ。
 オプション市場でも一段の円高に備える動きが広がっている。ヘッジファンドの間で
は、ドル円が年末までに150円を割り込むシナリオを想定した取引に加え、期間が長
めの取引では140円までの円高を視野に入れる動きも出ている。先週発表された堅調
な米雇用統計にもかかわらず円が底堅さを維持したことで、円高基調への見方が強まっ
ており、テクニカル面での悪化も円ショートの解消を促している。
 ただ、海外のストラテジストからは、最近の急激な円高の持続性に懐疑的な見方も出
ている。日銀が市場の織り込みを上回るペースで追加利上げを進めるのは難しく、むし
ろ今回の円高によって追加利上げを急ぐ必要性が薄れる可能性も指摘されている。ま
た、日本当局は円安だけでなく、急激な円高も好ましいとは考えておらず、150円に
近づくほど円の一段高へのハードルは高くなるとの見方も出ていた。
 ユーロドルは1.16ドル台での推移が続いた。ユーロ自体の動意はなく、専らドル
の動きに左右されている。200日線が1.1635ドル付近に来ているが、現在はそ
の水準で次の展開待ちの状況となっている。一方、ユーロ円は円高の動きから下げが加
速しており、本日も178円ちょうど付近まで一時下落する展開。
 明日はECB理事会が開催され、利上げがほぼ確実視されている。アナリストは、明
日の利上げに引き続いて年内に追加利上げに踏み切れば、金融政策を意図的に景気抑制
的な領域へ移すことになるとの見方が出ている。明日利上げを実施した場合、中銀預金
金利は2.50%となり、一般的に中立金利のレンジ上限と考えられている水準に到達
すると指摘。そこからさらに利上げすれば、金融政策が景気を明確に抑制することにな
るという。
 特に足元のインフレ圧力はエネルギー供給ショックによる部分が大きく、金融政策で
は供給そのものに働きかけることができない。このため、コアインフレや賃金上昇率が
再び加速しない限り、今回の利上げを最後にECBは利上げを当面見送るとの見方を示
している。ただ、短期金融市場では年内もう1回の利上げを見込んでいる状況。
 ポンドドルは1.35ドル台半ばでの方向感のない展開が続いた。特段の材料もな
く、専らドルの行方に左右される展開。一方、円高の動きからポンド円は下値模索が続
き、一時207円台半ばまで下落している。
 アナリストは、英国ではエネルギー高によるインフレの二次的影響が生じる可能性は
低いとの見方を示している。2022年のインフレ局面と比べて労働市場の需給が大き
く緩んでいることが背景にあるという。その上で、英中銀は政策金利をしばらく据え置
き、今回のインフレショックが一時的だったことを確認した後、利下げを再開すると見
ているようだ。
 イラン紛争前から国内のインフレ圧力が鈍化していたことに加え、政策金利がすでに
景気抑制的な水準にあり、金融環境も引き締まっていることから、英中銀には当面情勢
を見極める余地があるという。
MINKABU PRESS