14日の東京株式市場は売買代金上位のAI・半導体関連主力株に売りがかさみ、日
経平均株価が大きく下値を試す展開に。ただ、個別株は8割弱が上昇するなど全体はリ
スク選好の地合いとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比518円35銭安の6万3492円99銭と続
落。プライム市場の売買高概算は19億7480万株、売買代金概算は7兆2866億
円。値上がり銘柄数は1221、対して値下がり銘柄数は309、変わらずは23銘柄
だった。
きょうの東京市場は朝方から先物主導で売りが優勢だったが、指数寄与度の高いソフ
トバンクGの下げが日経平均を押し下げる形で、個別株の物色意欲はむしろ旺盛であっ
たといえる。米オープンAIが年内の上場を見送る可能性が高まったほか、アンソロピ
ックCEOの発言などでAI開発投資が減速するとの思惑が浮上し、ソフトバンクGを
筆頭とするAI関連主力銘柄に値を下げるものが相次いだ。ただ、日経平均は前場後半
から下げ渋る展開となり、TOPIXは寄り付きに一瞬マイナス圏に沈んだ以外はおお
むね高く推移した。業種別では33業種中27業種が高く、保険や銀行、小売りなど内
需株に買いが目立った。個別株は1200銘柄以上が上昇し、プライム市場全体の7
9%を占めている。なお、売買代金は7兆円台前半と低水準だった。
個別では、売買代金首位のキオクシアホールディングス<285A.T>が大幅続落
を強いられたほか、ソフトバンクグループ<9984>は10%を超える急落に見舞われ
た。アドバンテスト<6857>が売られ、フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>など
電線株、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>など電子部品株も大きく水準を切り下
げた。レゾナック・ホールディングス<4004>の下げが目立ち、芝浦メカトロニクス<
6590>も軟調。このほか、Japan Eyewear Holdings<5889>が
大幅安。
半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<
8411>などメガバンクが高く、リクルートホールディングス<6098>の上げ足が目立
つ。任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>も値を上げた。東京海上ホールディング
ス<8766>が買いを集めた。エアトリ<6191>が連日の急騰で値幅制限上方拡大に伴い
断トツの値上がり率に。Sansan<4443>、マネーフォワード<3994>も値を飛ば
した。また、NEC<6701>、富士通<6702>がいずれも大幅高に買われた。神戸物産
<3038>も物色人気。
出所:MINKABU PRESS