経済ニュース

<< 一覧に戻る

2026年09月22日(火)05時31分

NY外為市況=157円台に戻す

--------------------------------------
日本時間午前5時30分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  157.41 + 0.53 (+ 0.34%) 157.53 / 156.58
ユーロ・ドル 1.1465 - 0.0021 (- 0.18%) 1.1496 / 1.1462
ポンド・ドル 1.3370 - 0.0025 (- 0.19%) 1.3400 / 1.3365
ドル・スイス 0.8211 - 0.0013 (- 0.16%) 0.8239 / 0.8206
------------------------------------
<きょうの材料>
主な米経済指標の発表はなし
*バンス副大統領
・石油の供給は依然として続いている。
・国連でさらなる議論が行われる見込み(イラン問題で)。
・米海軍を保護するよう努める。
・ガソリンの負担軽減のためにできる限りのことを行っている。
*ムサレム・セントルイス連銀総裁
・FRBは追加利上げが必要となる可能性が高い。
・政策がインフレに実質的な抑制効果をもたらすことが極めて重要。
・早期の段階的利上げの方が、経済への混乱も少なく望ましい。
・コアインフレはFRBの目標を1%ポイント上回っている可能性。
・2%目標達成のために、必ずしも労働市場の勢いを鈍らせる必要はない。
*グールズビー・シカゴ連銀総裁
・供給ショックが長期化局面でFRBは影響を無視できず。
・インフレ抑制に向けて景気抑制的な政策対応を迫られる。
・物価安定の回復に向けて利上げを実施し、需給ギャップを縮小させる必要性。
・雇用や賃金の減速といった痛みが伴う可能性。
・雇用最大化と物価安定の難しいトレードオフに直面。
-----------------------------------
<明日の材料と事前予想>
【英国】
公共部門ネット負債(8月)15:00
予想 N/A 前回 18億ポンド
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
予想 N/A 前回 -15.5
【米国】
リッチモンド連銀製造業指数(9月)23:00
予想 N/A 前回 4.0
国民の休日
米2年債入札(690億ドル)
ブレマンNZ中銀総裁が経済情勢について講演
ブロック豪中銀総裁が討論会出席
ジェファーソンFRB副議長がNY連銀総裁、米債券市場会議出席(質疑応答なし)
バーキン・リッチモンド連銀総裁がイベント講演(質疑応答あり)
国連総会一般討論演説(NY、28日まで)トランプ米大統領登壇
トランプ大統領が湾岸諸国首脳とイラン情勢について協議
日米首脳会談予定
-----------------------------------
 きょうのNY為替市場、ドル円は上にも下にも傾けづらい状況のようだ。本日はFR
B幹部のタカ派な発言も伝わり、157円台に買い戻されていた。
 一方、週明けのオプション市場では対ドルで円高を見込む動きが強まっていた。先週
のNY時間に日銀レートチェックの観測が広がっていたが、日本の当局が再び介入に動
く可能性が高まるとの警戒感が背景にある。もっとも、こうした動きは短期が中心なほ
か、日本が大型連休で流動性が低下する中で起きており、信頼性はさほど高くないとの
指摘も出ている。
 ドル円は買戻しが入ったものの、160円を試す展開までは見せていない。日銀の利
上げでキャリー取引の調達通貨を、円からゼロ金利にあるスイスフランなどに移す動き
も観測されており、円キャリー取引は以前よりも魅力が低下しているとの指摘も出てい
た。
 ただし、150円に向かう動きもない。海外のストラテジストからは「日銀の政策対
応だけでは米欧との既存の金利差は維持され、実際に金利差が縮小し始めるまでは、円
高トレンドには懐疑的」との指摘も出ている。単発の介入で一時的に円高が加速したと
しても、持続的な円高トレンドへの転換はかなりハードルが高ようだ。大きなイベント
は通過したものの、
 きょうのユーロドルは1.14ドル台後半で上下動。先週の下げは一服したものの、
買い戻しの動きは鈍く、1.15ドルに上値を抑えられている。一方、ユーロ円は買い
が優勢で180円台後半に一時上昇。
 ユーロはドイツとフランスの政治リスクが意識され、一段安に対して脆弱な状況とな
っているとの指摘が出ている。ドイツでは、州議会選挙でキリスト教民主同盟(CD
U)がドイツのための選択肢(AfD)に議席を奪われている。選挙での苦戦を受け、
メルツ政権の政治基盤を巡る不透明感が意識されている。
 フランスでも、4月の大統領選を控えた政治リスクがユーロの重しとなっている。格
付け会社スコープは18日、財政見通しの持続的な悪化を理由にフランスの信用格付け
を「AA-」から「A+」へ引き下げた。フランス政府が財政赤字目標を大幅に超過す
る見通しを示したことを受け、フランス10年債とドイツ10年債の利回り格差はすで
に1.00%ポイントを上回っており、引き続き拡大圧力がかかりやすい状況となって
いる。
 きょうのポンドドルは1.33ドル台後半で上下動。先週の下げは一服したものの、
買い戻しの動きは鈍く、1.34ドルに上値を抑えられている。一方、ポンド円は21
0円台後半まで上昇した後、半ばに伸び悩む展開。
 ポンドドルは一段安の可能性があるとの指摘が出ている。市場が織り込む英中銀の利
上げ観測が過度に強く、今後その織り込みが後退すればポンドの下押し要因となりそう
だという。ポンドは今月すでに下落。英中銀は前回会合で6対3で政策金利を据え置
き、政策ガイダンスも利上げを強く示唆する内容とはならなかった。8月の英インフレ
は3.1%と英中銀予想の2.8%を上回り、物価上昇の二次的な波及が進んでいる可
能性を示したものの、英中銀は利上げを急ぐ姿勢を見せていない。
 一方、短期金融市場では今後12カ月で約1.00%ポイントの利上げが織り込まれ
ている。ただ、政策金利の適正水準を示す指標では、英中銀が市場の織り込みほど大幅
に利上げする可能性は低いことが示唆されている。利上げ観測が修正されれば、ポンド
には下落圧力がかかりやすいという。
MINKABU PRESS