4日の東京株式市場は半導体セクターを中心に売り優勢の地合いとなり、日経平均株
価は一時3000円あまりの急落に見舞われた。ただ、その後は買い戻しが入り急速に
下げ渋った。
大引けの日経平均株価は前営業日比893円23銭安の6万2188円63銭と大幅
に3日続落。プライム市場の売買高概算は35億1279万株、売買代金概算は10兆
8055億円。値上がり銘柄数は425、対して値下がり銘柄数は1084、変わらず
は43銘柄だった。
きょうの東京市場は上下に荒れた値動きとなった。朝方は強弱観対立のなか小幅安で
スタートしたが、その後は先物を絡め、急速に下げ幅を広げる展開に。米中間選挙では
民主党の大勝が観測されるなか、トランプ米政権の政策運営に逆風となり、今後は中期
的にAIデータセンターの建設が滞るとの見方が台頭。同関連銘柄に売りを誘発した。
日経平均は後場に入って3000円強下落し6万円大台割れ寸前まで水準を切り下げる
場面があったが、売り一巡後は広範囲に買い戻す動きが顕在化した。後場取引後半は一
貫して戻り歩調となり、結局下げ幅は1000円未満にとどまり、後場だけで見れば高
値引けとなった。もっとも時価は約3カ月ぶりの安値水準でテクニカル的にも13週・
26週線から下放れる形となっている。なお、全体売買代金は高水準に膨らみ、10兆
円を上回った。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたキオクシアホールディングス<285A.T
>が下値模索を続け、一時1万円大台を割り込む場面も。このほか、アドバンテスト<
6857>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連が軒並み安く、太陽誘電<
6976>、村田製作所<6981>など電子部品株も売られた。ソフトバンクグループ<9984
>が下落、フジクラ<5803>、住友電気工業<5802>なども軟調。三井化学<4183>が
急落、HENNGE<4475>、住友ベークライト<4203>も大幅安。マクニカホールデ
ィングス<3132>の下げも顕著に。
半面、ファーストリテイリング<9983>が上昇したほか、三菱商事<8058>も物色人
気。任天堂<7974>も買いが優勢だった。IHI<7013>、キーエンス<6861>なども
上値を追った。栗田工業<6370>がストップ高に買われ、ヤマトホールディングス<
9064>も急騰。日本航空<9201>が堅調。レノバ<9519>、宝ホールディングス<2531
>が値を飛ばし、ハリマ化成グループ<4410>、寿スピリッツ<2222>なども高い。
出所:MINKABU PRESS