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■経済ニュース
【米株式市場序盤=ダウ平均は小幅高】
2024/07/02(火)
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米東部時間午前11時30分現在
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 39152.71 + 33.85 (+ 0.09%) 39438.36 / 39037.94
ナスダック総合指数 17785.63 + 53.03 (+ 0.30%) 17799.23 / 17657.64
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きょうのNY株式市場、ダウ平均は上昇して始まったものの、次第に上値が重くな
り、前日付近に伸び悩む展開が見られている。一方、ナスダックはエヌビディア<NVDA
>やAMD<AMD>、スーパー・マイク<SMCI>といった人気株が下落しており、先週
末の終値を挟んで上下動する展開。前日比は、ダウ工業株30種平均が33.85ドル
高の3万9152.71ドル、ナスダック総合指数が53.03高の1万7785.6
3。
この日発表のISM製造業景気指数が予想を下回り、50を下回る縮小領域での推移
が3カ月続き、景気減速への予兆を示したことも重石となっている模様。
米株式市場は本日から下半期の相場入りとなるが、AIブームに支えられ年前半を好
調に終えた。先週までのS&P500は年初来で14.5%、ナスダックは18.
1%。一方、ダウ平均は第2四半期の反落により3.8%の上昇に留まっている。AI
ブームの恩恵が少なかった。
マルチプルが高水準に達しているとの懸念は絶えないが、IT・ハイテク主導の勢い
は夏までは続くと予想する向きもいる。「どちらかと言えば、加速していると言えるか
もしれない。9月と10月、そして大統領選前後の季節的に弱気になる時期に同セクタ
ーはいくつかの抵抗にぶつかると予想している。しかし、バリュエーションは正当化さ
れると見ている」といった見方も聞かれる。
今週は木曜日が独立記念日で休場となるが、投資家は金曜日の米雇用統計を注目して
いる。先週のPCEデフレータはインフレの鈍化傾向を示し、市場はFRBの年内2回
の利下げを高確率で織り込んでいる。本日のISM製造業景気指数を始め、このところ
の米経済指標は景気減速の予兆を示しているが、それを追認する内容になるか注目され
る。
目先の最注目は来週の大手銀を皮切りに始まる4-6月期決算であろう。ただ、米大
手証券のストラテジストからは、今回はかなりハードルが高くなっているとの指摘も出
ている。
航空機の製造を請け負うスピリット・エアロシステムズ<SPR>が上昇。ボーイング
<BA>が同社を株式交換を通じて1株37.25ドルで買収することで合意した。
ウォリアー・メット<HCC>やピーボディ・エナジー<BTU>といった石炭株が上昇し
ている。英アングロ・アメリカン社がクイーンズランド州の製鉄用炭鉱で地下火災が発
生したため生産を停止したことが材料視されている。
スピリット・エアロ<SPR> 33.84(+0.97 +2.95%)
ボーイング<BA> 185.90(+3.89 +2.14%)
ウォリアー・メット<HCC> 70.72(+7.95 +12.67%)
ピーボディ・エナジー<BTU> 23.30(+1.18 +5.33%)
アップル<AAPL> 214.89(+4.27 +2.03%)
マイクロソフト<MSFT> 451.90(+4.95 +1.11%)
アマゾン<AMZN> 195.70(+2.45 +1.27%)
アルファベットC<GOOG> 183.57(+0.15 +0.08%)
テスラ<TSLA> 210.04(+12.16 +6.14%)
メタ<META> 498.79(-5.44 -1.08%)
AMD<AMD> 155.41(-6.80 -4.19%)
エヌビディア<NVDA> 123.01(-0.53 -0.43%)
イーライリリー<LLY> 915.28(+9.90 +1.09%)
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