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NY外為市況=株高でドル円堅調

2018年07月13日(金)05時57分

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日本時間午前5時55分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  112.52 + 0.51 (+ 0.46%) 112.63 / 111.92
ユーロ・ドル 1.1670 - 0.0004 (- 0.03%) 1.1696 / 1.1650
ポンド・ドル 1.3206 + 0.0001 (+ 0.01%) 1.3245 / 1.3181
ドル・スイス 1.0024 + 0.0065 (+ 0.65%) 1.0027 / 0.9948
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<きょうの材料>
【米国】
消費者物価指数(6月)21:30
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
結果 2.9%
予想 2.9% 前回 2.8%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(食品エネルギー除くコア・前月比)
結果 2.3%
予想 2.3% 前回 2.2%(食品エネルギー除くコア・前年比)
新規失業保険申請件数(7日までの週)21:30
結果 21.4万件
予想 22.5万件 前回 23.2万件(23.1万件から修正)
※ニュース・発言
パウエルFRB議長
・経済は良好。
・ただ、インフレ目標は完全には達成していない。
・4%の失業率では沸点には達していない。
・個人所得の停滞は懸念。
・ただ、FRBは直接影響を及ぼせない。
・賃金は非常に緩やかに上昇。
・向こう数年は減税や歳出拡大が経済を支援。
・インフレ、成長と伴に資産バブルのリスクは均衡。
・貿易問題による影響は未知数。
・我々はまだ、勝利宣言はしていない。
・貿易の壁引き下げは世界及び米国経済にとっても良い。
・漸進的な利上げが望ましい。
米30年債入札結果
最高落札利回り 2.958%(WI:2.954%)
応札倍率    2.34倍(前回:2.38倍)
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
・自身の基本的なシナリオは年内あと1回の利上げ。
・ただ、インフレが加速すれば年内あと2回も支持。
・逆イールドになるリスクは避けるべき。
・インフレ目標は対称的なもの。2.5%も問題はない。
・政策金利は3〜3.25%まで上昇する可能性もある。
ムニューシン米財務長官
・関税が経済に与える影響を極めて注意深く見ている。
・トランプ大統領は自由、公正な貿易に焦点。
・トランプ政権はNAFTA再交渉に非常に注視。
・中国の米国債保有に関しては心配してない。
・中国との協議に参加する予定。
・NAFTA再交渉で明日メキシコに行く。
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<明日の材料と事前予想>
【中国】
中国貿易収支(6月)
【米国】
輸入物価指数(6月)21:30
予想 0.1% 前回 0.6%(前月比)
予想 4.6% 前回 4.3%(前年比)
ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(7月)23:00
予想 98.0 前回 98.2
アトランタ連銀総裁が講演
トランプ大統領が訪英
FRB、半期に一度の金融政策報告
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 きょうのNY為替市場、ドル買いは一服していたものの、きょうは米株も反発してお
り、円安の動きがドル円をサポートした。ドル円は112円台半ばでの推移。
 米中貿易戦争は一向に出口が見えないが、為替市場はドル高の反応を見せ始めてい
る。保護主義的な動きではあるものの、シナリオはドル高との見方も増えつつある模
様。米経済よりも回復が鈍い他国の経済のほうが影響が大きいと見ているようだ。ユー
ロ圏は貿易問題でトランプ大統領からの圧力を受け、英国はEU離脱交渉絡みの政治リ
スクが高まっている。資源国通貨は商品市場で原油が急落しているほか、貿易戦争の圧
力も受けている。円は相変わらず出口戦略が見えない。
 そのような中、足元の米ファンダメンタルズは好調で、FRBの利上げ姿勢に変化の
兆しはない。今後も更に米国との金融格差拡大が見込まれる中、市場はドルを選択し始
めたのかもしれない。
 午後になってパウエルFRB議長のラジオインタビューの内容が伝わっていたが、特
に反応は限定的だった。議長は「経済は良好」と述べる一方で「インフレ目標は完全に
達成されていない」とも言及していた。
 ドル円はきょうで4日続伸。さすがに過熱感は否めず、過熱感を示すテクニカル指標
であるRSIは73台に上昇。直近高値である5月の水準に顔合わせしている。そろそ
ろ逆張りで売り上がって行こうという向きもいるのかもしれないが、今回は1ヵ月以上
のレンジ相場を経ての上抜けなので、もう少し様子を見たほうが得策かもしれない。
 ユーロドルは買い戻しが出ており、1.16ドル台後半まで戻した。きょうはドル買
いも一服の中、ショートカバーが出ていた模様。しかし、一時1.1695ドル付近ま
で上昇し、1.17ドル台を試す動きも見られたものの上値を抑えられている。
 きょうはECB議事要旨が発表になっていたが、少なくとも19年夏の終わりまで金
利を据え置くというガイダンスについて、「正確な見通しを提供しつつ、適切な柔軟性
を維持しとたもの」と評価していることが明らかになっていた。
 市場では具体的に次の利上げはいつなのか、様々な見方が出ている。きのうは政策委
員の一部に、早ければ19年7月の利上げもあり得るとの意見も出ているとの報道が流
れていたが、現段階では9月か10月というのがコンセンサスとなっている。特にス
タッフ見通しが公表される9月が有力視されているようだ。
 ポンドドルも買戻しが入ったものの上値は重く、21日線を下回って推移。下げトレ
ンドは継続といった印象で、EU離脱交渉に絡んでメイ政権への政治リスクも高まって
おり、ポンドは手を出しにくい状況のようだ。
 メイ英首相はEUとの自由貿易圏の創設など穏健なEU離脱を模索している。そのこ
と自体は恐らく英中銀も歓迎であろう。しかし、次回8月の金融政策委員会(MPC)
では、メイ首相の穏健路線を政策決定の考慮に入れる必要はないであろう。W杯でのイ
ングランドの活躍という特殊事情もあるが、足元の指標が良好で第1四半期からの回復
を追認している。経済のファンダメンタルズだけで利上げは十分可能と思われる。
(みんかぶ)