経済ニュース速報 RSS

NY外為市況=自動車関税延期で買戻し

2019年05月16日(木)05時41分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日本時間午前5時40分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  109.59 - 0.02 (- 0.02%) 109.70 / 109.16
ユーロ・ドル 1.1203 - 0.0001 (- 0.01%) 1.1225 / 1.1178
ポンド・ドル 1.2846 - 0.0059 (- 0.46%) 1.2923 / 1.2827
ドル・スイス 1.0086 - 0.0001 (- 0.01%) 1.0097 / 1.0056
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<きょうの材料>
【米国】
小売売上高(4月)21:30
結果 -0.2%
予想 0.2% 前回 1.7%(1.6%から修正)(前月比)
結果 0.1%
予想 0.7% 前回 1.3%(1.2%から修正)(コア・前月比)
NY連銀製造業景気指数(5月)21:30
結果 17.8
予想 8.0 前回 10.1
鉱工業生産指数(4月)22:15
結果 -0.5%
予想 0.0% 前回 0.2%(-0.1%から修正)
設備稼働率(4月)22:15
結果 77.9%
予想 78.7% 前回 78.5%(78.8%から修正)
NAHB住宅市場指数(5月)23:00
結果 66
予想 64 前回 63
EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +543.1万(4億7204万)
ガソリン −112.3万(2億2502万)
留出油 +8.4万(1億2565万)
(クッシング地区)
原油 +180.5万(4780万)
*()は在庫総量
【カナダ】
消費者物価指数(4月)21:30
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.7%(前月比)
結果 2.0%
予想 2.0% 前回 1.9%(前年比)
ムニューシン米財務長官
・院歳出委員会小委員会の公聴会に出席
・米国は貿易関係改善のため、中国と集中的かつ真剣な交渉を行っている。
・交渉の中で同意したことの多くで中国は立場を後退させた。
・今後の進展については逐次報告する考え。
バーキン・リッチモンド連銀総裁
・経済は健全だが、企業の信頼感は脆弱。
・金利に関して辛抱強くいるのは理にかなう。
・企業は価格決定力が不足。貿易問題を懸念。
・目標以下のインフレは一時的要因の可能性。
・金利の上げ下げの強い説得力がない。
クーレECB専務理事
・ECBの非伝統的措置は長期間続く可能性。
・世界経済の減速が正常化を遅らせた。
・マイナス金利が銀行の収益悪化の原因ではない。
・成長を阻害している域内の一部要因は縮小してゆく。
・ユーロ圏経済は高い設備稼働率を持っている。
・英EU離脱後はロンドンの金融センターの役割は縮小する可能性。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<明日の材料と事前予想>
【豪州】
失業率(4月)10:30
予想 5.0% 前回 5.0%
雇用者数(4月)10:30
予想 1.50万人 前回 2.57万人
【ユーロ圏】
ユーロ圏貿易収支(3月)18:00
予想 194億ユーロ 前回 195億ユーロ(季調済)
予想 N/A 前回 179億ユーロ(季調前)
【米国】
新規失業保険申請件数(11日までの週)21:30
予想 22.0万件 前回 22.8万件
フィラデルフィア連銀景況指数(5月)21:30
予想 9.0 前回 8.5
住宅着工件数(4月)21:30
予想 120.9万件 前回 113.9万件
住宅建築許可件数(4月)21:30
予想 129.0万件 前回 128.8万件(126.9万件から修正)
ミネアポリス連銀総裁が講演
ユーロ圏財務相会合
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 きょうのNY為替市場でドル円は下げ渋る動きが見られた。序盤はこの日の中国経済
指標が弱い内容となったことや、朝方発表の米小売売上高や鉱工業生産も予想を下回る
内容だったことから、米株安と伴にドル円も109円台前半に下落していたが、一部報
道で、トランプ大統領が金曜日に期限が迫っていた輸入自動車に対する関税措置を6ヵ
月間延期する計画との報道が伝わりドル円も買い戻しが膨らんでいる。
 自動車関税については貿易交渉をしている間は高関税は課さないことで日欧と合意し
ており、今回の措置はさほど驚きではなかったであろう。しかし、トランプ大統領が対
中関税を突如引き上げたことで一部リスクも感じていたのかもしれない。どちらかと言
えば、この報道に米株がポジティブな反応を見せたことで、ドル円も追随したものと見
られる。
 ユーロドルも買い戻しが優勢となった。きょうは戻り売り優勢の展開が続き、1.1
1ドル台に下落してNY時間が始まった。しかし、関税措置延期の報道で1.1185
ドル近辺から1.1225ドル近辺まで一気に買い戻されている。ただ、買いの動きは
続かず、再び1.12ドル割れをうかがう動きも一方で見られる状況。
 市場関係者からは米中問題がしばらくユーロを圧迫するとの見方も出ている。米中問
題の悪化が中国経済を圧迫し、それがユーロ圏経済へも悪影響を及ぼすとしている。4
月下旬から先週までのユーロの買い戻しはあくまで、ユーロをファンディング通貨とし
たユーロ売り・新興国通貨買いのキャリートレードの巻き戻しの範囲で、その動きも一
段落しているとしている。6月のECB理事会で長期流動性オペ(TLTRO3)の実
施が予想される中、FRBとECBの格差を考慮すれば、ユーロドルは1.10ドルま
での下げも留意されるとしている。また、目先は今月下旬の欧州議会選挙もリスクファ
クターとして意識。
 ポンドも下げ渋ったものの上値は重い印象。ポンドドルは1.28ドル台前半から
1.2880ドル付近まで買い戻されたものの、1.28ドル台半ばに戻している。英
EU離脱に関してメイ首相は夏休みの議会休会前に法案を成立させるために6月3日の
週に議会に法案提出を計画しているが市場からは、その行方が決まるまではポンドを売
り英国債を避けることを推奨する声も複数聞かれる。合意無き離脱のリスクはまだ残さ
れているとしている。超党派の協議は継続しているようだが、野党労働党からはいまの
メイ首相の姿勢では賛同することはできないとの声も出ているようだ。
(ミンカブ)