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NY外為市況=110円を割り込む

2019年05月24日(金)05時42分

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日本時間午前5時42分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  109.60 - 0.76 (- 0.69%) 110.36 / 109.46
ユーロ・ドル 1.1183 + 0.0033 (+ 0.30%) 1.1188 / 1.1107
ポンド・ドル 1.2660 - 0.0005 (- 0.04%) 1.2684 / 1.2606
ドル・スイス 1.0033 - 0.0064 (- 0.63%) 1.0099 / 1.0024
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<きょうの材料>
【米国】
新規失業保険申請件数(05/12 - 05/18)21:30
結果 21.1万件
予想 21.5万件 前回 21.2万件(前週比)
新築住宅販売件数(4月)23:00
結果 67.3万件
予想 67.5万件 前回 72.3万件(69.2万件から修正)
トランプ大統領
・中国の習近平国家主席とG20会合で会う。
・米農家は大きく支援される。
トランプ大統領 中国と貿易で合意に至る可能性かなりある
・中国と貿易で合意に至る可能性かなりある。
・ファーウェイは中国との交渉に含まれる。
・安全保障上、ファーウェイは非常に懸念。
・安倍首相とは非常にうまくいっている。
カプラン・ダラス連銀総裁
・辛抱強くいることはFRBにとっては都合が良い可能性。
・不均衡が抑制されれば、下振れリスクは管理可能。
・次の金利の上げ下げに関しては不明。
・貿易問題がどのように拡大するか注意深く見ている。
・FRBはしばらく辛抱強くいることができる。
・価格決定力の欠乏は企業の利益を圧迫。
デイリー・サンフランシスコ連銀総裁
・インフレは目標に達していない。
・貿易問題や世界経済で景気の見通しは不透明。
・不透明感が経済の下振れリスク。
バーキン・リッチモンド連銀総裁
・貿易問題は短期であれば経済への影響は大きくはない。
・貿易問題が長引くようであれば、中国は人民元を引き下げる可能性。
ボスティック・アトランタ連銀総裁
・FRBは2大責務を守るために利用できる全ての手段を使う。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
全国消費者物価指数(4月)8:30
予想 0.9% 前回 0.5%(前年比)
予想 0.9% 前回 0.8%(生鮮食品除くコア・前年比)
【英国】
小売売上高(4月)17:30
予想 -0.3% 前回 1.1%(前月比)
予想 4.5% 前回 6.7%(前年比)
【米国】
耐久財受注・速報値(4月)21:30
予想 -2.0% 前回 2.6%(前月比)
予想 0.1% 前回 0.3%(輸送除くコア・前月比)
米債券市場が短縮取引
英保守党1922年委員長とメイ首相が会談
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 きょうのNY為替市場、リスク回避の雰囲気が強まる中、ドル円は心理的節目の11
0円を割り込んだ。リスク回避の円高もさることながら、ドル売りが強まりドル円を圧
迫。
 トランプ政権が中国のハイテク企業への制裁を強める中、中国側も米国は間違った行
動をとっていると非難しており、市場もハイテク新冷戦への懸念を高めているようだ。
大手金融機関から米中貿易問題は長期化するとのレポートも出回っており、市場は改め
てこの問題の影響に警戒感を示しているのかもしれない。
 ただ、この問題の長期化は既に意識されているところもあり、驚きはなさそうだが、
6月のG20に向けて楽観的に見ていた向きの修正が出ている可能性もありそうだ。
 ドル売りについては、米株式市場でダウ平均が一時448ドル安まで下落する中、米
10年債利回りも2017年以来の低水準に下げている。きょうは原油相場も心理的節
目の60ドルを割り込み下げを加速させた中、先行きへの懸念が高まったようだ。
 前日のFOMC議事録ではFRBが利下げを協議していないことが明らかになった
が、米中貿易問題を材料にした先行き不安で、FRBが予防的な利下げを実施してくる
のではとの見方が根強くあるのかもしれない。
 ドル円はロング勢の見切り売りが強まり、109.50円近辺まで下げ幅を拡大。目
先は今月安値の109円ちょうど付近が下値サポートとして意識される。
 ユーロドルは買い戻しが強まり、1.11ドル台後半まで上昇。ドル売りがユーロド
ルを押し上げているようだが、ユーロ自体に買い材料は無い。この日発表のユーロ圏や
ドイツの景況感指標は予想を下回る弱い内容だったほか、ECB議事録が公表されてお
り、理事のハト派姿勢が示されている。複数の理事はインフレ率が目標を不快なほど下
回っていると言及している。年後半に予定するしている長期資金供給プログラム(TL
TRO)の実施条件を吟味することで合意していた。また、成長は年内に再び上向く公
算が大きいとの見方は維持しているものの、曇り始めていることも示唆している。ファ
ンダメンタルズからはユーロの上値を積極的に追う材料は無さそうだ。
 ポンドドルもNY時間に入って買い戻されている。1.2680ドル近辺まで一時上
昇。ただ、ポンドが本格的な反転の兆候を見せていると見ている向きは少ない。一部報
道では明日、与党保守党1922年委員会のブレイディ委員長がメイ首相と会談する予
定で、早ければ明日、退陣の日程を発表する見通しだと伝えている。
 メイ首相はEU離脱協定に関連した新たな法案を提示したが、野党はもちろん、与党
保守党内からも造反の動きが出ている。来月議会に提示しても否決されそうな情勢。し
かし、メイ首相が退陣し、新首相が就任したとしても、離脱強硬派の首相が誕生する可
能性も高く、合意なき離脱のリスクは依然として残る。ポンドを積極的に買い戻す雰囲
気には程遠い情勢だ。
(ミンカブ)