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NY外国為替後半=本日高値圏での推移

2019年07月17日(水)05時06分

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日本時間午前5時4分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.26 + 0.35 (+ 0.32%) 108.38 / 107.82
ユーロ・ドル 1.1210 - 0.0048 (- 0.43%) 1.1263 / 1.1202
ポンド・ドル 1.2409 - 0.0107 (- 0.85%) 1.2521 / 1.2397
ドル・スイス 0.9877 + 0.0032 (+ 0.33%) 0.9894 / 0.9836
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 日本時間午前5時4分現在のドル円は1ドル=108.26円。きょうのNY為替市
場でドル円は108円台前半に買い戻されている。朝方発表された6月の米小売売上高
が予想を上回る強い内容となったことからドル買いが優勢となりドル円を押し上げてい
る。
 この日の米小売売上高や先日の米雇用統計、消費者物価指数(CPI)など相次いで
強い指標の発表が続いている。先週のパウエルFRB議長の議会証言では、「貿易問題
が見通しに不透明感を与えており、強い米雇用統計でもFRBの見通しに変化を与えな
かった」と述べていた。指標に伴った利下げというよりも、予防的な利下げの意味合い
を強調していた感もあり、今回の強い米小売売上高をもってしても、今月末のFOMC
での利下げ期待に変化はない。ただ、一部で出ていた0.5%の大幅利下げ期待は少な
くとも後退させているものと思われる。
 ドル円は21日線を再び回復しており、リバウンド相場の流れにかろうじて踏み留
まっている。午後に入ってパウエルFRB議長の講演が伝わっていたが、「不確実性高
まりFRBは適切に行動」と述べていた。この発言を受けて、ドル売りの反応が見られ
たが、基本的には先日の議会証言と同様の内容。
 NY時間の終盤に入ってドル円は買い戻しが続いており、108.35円付近での推
移となっている。朝方発表された6月の米小売売上高が予想を上回る強い内容となった
ことからドル買いが優勢となっておりドル円を押し上げている。
 なお、明日はG7財務相・中央銀行総裁会議がフランスのパリで行われる。世界経済
の減速リスクを点検するほか、今回はフェイスブックが仮想通貨「リブラ」の発行を計
画しているが、その規制に加え、IT企業を対象にした新税制「デジタル課税」の方向
性も討議される予定。リブラについては今週、米議会がフェイスブックの幹部への公聴
会を行っていたが、フェイスブック側は当局の承認がなければ発行をしない方針を示し
ていた。ムニューシン米財務長官からもリブラを警戒する発言が相次いでおり、G7で
もネガティブな見解が出るものと予想される。
「リブラ」や「デジタル課税」に関する協議を受け、IT・ハイテク株がネガティブに
反応するようであれば、ドル円相場にも一定の影響が出るリスクも考えられるが、可能
性は低そうだ。
 ユーロドルは1.12ドル台前半に下落。前日は一時1.12ドル台後半まで上昇し
たものの上値を抑えられていた。再度試す動きも見られないことからショート勢が再び
勢いづいているようだ。この日発表になったドイツのZEW景況感指標が弱い内容と
なったこともきっかけとなった模様。ECBの新たな追加緩和策への期待が高まる中、
次期ECB総裁に内定しているラガルドIMF専務理事も緩和を好むと見られており、
ユーロは再び上値を重くしているようだ。
 きょうもポンドの売りが目立っており、ポンドドルは1.24ドルを割り込む場面が
見られ、2017年4月以来の安値を更新していた。ポンド円もロンドン時間に133
円台まで下落する場面が見られた。きょうは英雇用統計が発表になっていたが、平均賃
金は賞与を除いたベースで予想以上に上昇していたものの、ポンドはポジティブな反応
を見せていない。
 英経済のファンダメンタルズに関しては先日のカーニー英中銀総裁の講演以来、雰囲
気が一変しており、市場には利下げ期待も出始めている。加えて、前日は英サン紙が英
保守党党首選候補のジョンソン氏とハント氏の英EU離脱に関する議論を伝えていた
が、両候補とも合意無き離脱の可能性は残している。EU離脱に関する懸念の根強さが
引き続きポンドを売り易くしているようだ。
(ミンカブ)