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NY外為市況=強い小売指標で108円台回復

2019年07月17日(水)05時52分

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日本時間午前5時51分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.25 + 0.34 (+ 0.32%) 108.38 / 107.82
ユーロ・ドル 1.1208 - 0.0050 (- 0.44%) 1.1263 / 1.1202
ポンド・ドル 1.2407 - 0.0109 (- 0.87%) 1.2521 / 1.2397
ドル・スイス 0.9879 + 0.0034 (+ 0.35%) 0.9894 / 0.9836
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<きょうの材料>
【米国】
小売売上高(6月)21:30
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.4%(0.5%から修正)(前月比)
結果 0.4%
予想 0.1% 前回 0.4%(0.5%から修正)(コア・前月比)
輸入物価指数(6月)21:30
結果 -0.9%
予想 -0.6% 前回 -0.3%(前月比)
結果 -2.0%
予想 -2.3% 前回 -1.1%(-1.5%から修正)(前年比)
鉱工業生産指数(6月)22:15
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.4%
設備稼働率(6月)22:15
結果 77.9%
予想 78.1% 前回 78.1%
企業在庫(5月)23:00
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.5%(前月比)
NAHB住宅市場指数(7月)23:00
結果 65
予想 64 前回 64
※ニュース・発言
パウエルFRB議長
・不確実性高まりFRBは適切に行動。
・貿易や世界経済に不確実性。
・6月のコアPCEは1.7%付近を見込む。
・インフレ圧力は弱く、製造業も弱さが続く。
・米成長に対するFRBの基本シナリオは底堅い。
トランプ大統領
・私が望めば中国に追加関税かけることは可能
・フロリダで工場操業開始のアナウンスを予想。
・ドイツの自動車メーカーからの行動を期待。
・利下げは株式市場を引き上げるだろう。
カプラン・ダラス連銀総裁
・利下げは債券市場のシグナルに基づいて正当化されている可能性。
・金利が成長を抑制しているとは思わない。
・利下げの可能性は限定的かつ抑制的であるべき。
・過剰な刺激策は金融市場の不均衡を助長する。
エバンス・シカゴ連銀総裁
・若干の追加緩和が支援するだろう。
・米経済は底堅い。
・インフレが2%目標より上に行く可能性が重要。
・2019年は数回の利下げを見込む。
・インフレ上昇には0.5%の利下げを見込む。
・FRBは過剰な緩和を行うべきではない。
・英EU離脱など多くのリスクがそこに存在する。
・7月FOMCでは0.5%利下げを協議する。
・インフレの予想外の上昇は懸念していない。
・米経済は良好。ファンダメンタルズは底堅い。
・海外経済は若干弱い。
ラガルドIMF専務理事が辞任を正式に表明
フォンデアライエン氏が次期欧州委員長に承認される
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<明日の材料と事前予想>
【英国】
小売物価指数(6月)17:30
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
予想 2.9% 前回 3.0%(前年比)
予想 2.9% 前回 3.0%(除くモーゲージ利払い・前年比)
消費者物価指数(6月)17:30
予想 0.0% 前回 0.3%(前月比)
予想 2.0% 前回 2.0%(前年比)
予想 1.8% 前回 1.7%(コア・前年比)
生産者物価指数(6月)17:30
予想 -0.5% 前回 0.0%(仕入・前月比)
予想 0.3% 前回 1.3%(仕入・前年比)
予想 0.1% 前回 0.3%(出荷・前月比)
予想 1.7% 前回 1.8%(出荷・前年比)
予想 1.7% 前回 2.0%(出荷コア・前年比)
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(6月)18:00
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.2% 前回 1.2%(前年比)
予想 1.1% 前回 1.1%(コア・前年比)
【米国】
住宅建設許可件数(6月)21:30
予想 130.0万件 前回 129.9万件(129.4万件から修正)
住宅着工件数(6月)21:30
予想 126.0万件 前回 126.9万件
米週間石油在庫統計 23:30
【カナダ】
消費者物価指数(6月)21:30
予想 -0.3% 前回 0.4%(前月比)
予想 2.0% 前回 2.4%(前年比)
G7財務相・中銀総裁会議
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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 きょうのNY為替市場でドル円は108円台前半に買い戻された。朝方発表された6
月の米小売売上高が予想を上回る強い内容となったことからドル買いが優勢となりドル
円を押し上げている。
 この日の米小売売上高や先日の米雇用統計、消費者物価指数(CPI)など相次いで
強い指標の発表が続いている。先週のパウエルFRB議長の議会証言では、「貿易問題
が見通しに不透明感を与えており、強い米雇用統計でもFRBの見通しに変化を与えな
かった」と述べていた。指標に伴った利下げというよりも、予防的な利下げの意味合い
を強調していた感もあり、今回の強い米小売売上高をもってしても、今月末のFOMC
での利下げ期待に変化はない。ただ、一部で出ている0.5%の大幅利下げ期待は少な
くとも後退させたものと思われる。
 ドル円は21日線を再び回復し、リバウンド相場の流れにかろうじて踏み留まってい
る。午後に入ってパウエルFRB議長の講演が伝わっていたが、「不確実性高まりFR
Bは適切に行動」と述べていた。この発言を受けて、ドル売りの反応が見られたが、基
本的には先日の議会証言と同様の内容。

 なお、明日はG7財務相・中央銀行総裁会議がフランスのパリで行われる。世界経済
の減速リスクを点検するほか、今回はフェイスブックが仮想通貨「リブラ」の発行を計
画しているが、その規制に加え、IT企業を対象にした新税制「デジタル課税」の方向
性も討議される予定。リブラについては今週、米議会がフェイスブックの幹部への公聴
会を行っていたが、フェイスブック側は当局の承認がなければ発行をしない方針を示し
ていた。ムニューシン米財務長官からもリブラを警戒する発言が相次いでおり、G7で
もネガティブな見解が出るものと予想される。それを受けてIT・ハイテク株がネガ
ティブに反応するようであれば、ドル円相場にも一定の影響が出ることも考えられる
が、可能性は低そうだ。
 ユーロドルは1.12ドル台前半に下落。前日は一時1.12ドル台後半まで上昇し
たものの上値を抑えられていた。再度試す動きも見られないことからショート勢が再び
勢いづいていた模様。この日発表になったドイツのZEW景況感指標が弱い内容となっ
たこともきっかけとなったようだ。ECBの新たな追加緩和策への期待が高まる中、次
期ECB総裁に内定しているラガルドIMF専務理事も緩和を好むと見られており、
ユーロは再び上値を重くしているようだ。
 きょうもポンドの売りが目立ち、ポンドドルは1.24ドルを割り込む場面が見られ
るなど2017年4月以来の安値を更新していた。ポンド円もロンドン時間に133円
台まで下落する場面が見られた。
 きょうは英雇用統計が発表になっていたが、平均賃金は賞与を除いたベースで予想以
上に上昇していたものの、ポンドはポジティブな反応を見せていない。英経済のファン
ダメンタルズに関しては先日のカーニー英中銀総裁の講演以来、雰囲気が一変してお
り、市場には利下げ期待も出始めている。加えて、前日は英サン紙が英保守党党首選候
補のジョンソン氏とハント氏の英EU離脱に関する議論を伝えていたが、両候補とも合
意無き離脱の可能性は残している。EU離脱に関する懸念の根強さが引き続きポンドを
売り易くしているようだ。
(ミンカブ)