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NY外為市況=急速に買い戻される

2019年08月14日(水)05時41分

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日本時間午前5時40分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  106.72 + 1.42 (+ 1.35%) 106.98 / 105.07
ユーロ・ドル 1.1171 - 0.0043 (- 0.38%) 1.1228 / 1.1170
ポンド・ドル 1.2051 - 0.0025 (- 0.21%) 1.2098 / 1.2042
ドル・スイス 0.9766 + 0.0073 (+ 0.75%) 0.9768 / 0.9660
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<きょうの材料>
※経済指標
【米国】
消費者物価指数(7月)21:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.1%(前月比)
結果 1.8%
予想 1.7% 前回 1.6%(前年比)
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 0.3%(コア・前月比)
結果 2.2%
予想 2.1% 前回 2.1%(コア・前年比)
USTR
・一部中国製品への関税措置を12月15日まで延期。
・携帯電話、PC、ビデオゲーム、靴・衣服など。
米中が2週間以内に電話協議へ
 新華社通信によると、中国が米国と2週間以内に電話協議を行うと報じた。中国の劉
副首相がムニューシン米財務長官、ライトハイザーUSTR代表と協議を行うと述べ
た。
トランプ大統領
・クリスマスに向けた関税賦課延期は消費者への悪影響回避のため。
・多くの国が通貨を切り下げている。
・米納税者が移民に支払うのは不公平。
・香港の状況は厳しい。何とか解決するだろう。
トランプ大統領
・中国政府が香港に向け軍隊を進めている。
トランプ大統領、中国との電話協議は非常に生産的だった
 トランプ大統領は米中電話協議について、「非常に生産的」だったと述べ、中国側は
「何か劇的なことをしたいと考えている」と説明した。12日に電話協議を行ったこと
を明らかにした。
香港警察が空港ビルに暴徒鎮圧用の装備を携えて突入。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
機械受注(6月)8:50
予想 -1.0% 前回 -7.8%(前月比)
予想 -1.1% 前回 -3.7%(前年比)
【中国】
鉱工業生産(7月)11:00
予想 6.0% 前回 6.3%(前年比)
予想 6.0% 前回 6.0%(年初来・前年比)
小売売上高(7月)11:00
予想 8.6% 前回 9.8%(前年比)
予想 8.4% 前回 8.4%(年初来・前年比)
【ユーロ圏】
ドイツGDP・速報値(第2四半期)15:00
予想 -0.1% 前回 0.4%(前期比)
予想 0.1% 前回 0.7%(前年比)
ユーロ圏GDP・改定値(第2四半期)18:00
予想 0.2% 前回 0.2%(前期比)
予想 1.1% 前回 1.1%(前年比)
ユーロ圏鉱工業生産(6月)18:00
予想 -1.5% 前回 0.9%(前月比)
予想 -1.5% 前回 -0.5%(前年比)
【英国】
消費者物価指数(7月)17:30
予想 -0.1% 前回 0.0%(前月比)
予想 1.9% 前回 2.0%(前年比)
予想 1.8% 前回 1.8%(コア・前年比)
生産者物価指数(7月)17:30
予想 0.6% 前回 -1.4%(仕入・前月比)
予想 0.3% 前回 -0.3%(仕入・前年比)
予想 0.1% 前回 -0.1%(出荷・前月比)
予想 1.7% 前回 1.6%(出荷・前年比)
予想 1.7% 前回 1.7%(出荷コア・前年比)
小売物価指数(7月)17:30
予想 0.0% 前回 0.1%(前月比)
予想 2.8% 前回 2.9%(前年比)
予想 2.7% 前回 2.8%(除くモーゲージ利払い・前年比)
【米国】
輸入物価指数(7月)21:30
予想 -0.1% 前回 -0.9%(前月比)
予想 -2.0% 前回 -2.0%(前年比)
米週間石油在庫統計 23:30
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 きょうのNY為替市場でドル円は106円台に急速に買い戻された。朝方は105円
割れを試す動きが再び見られていたが、急速に買い戻されている。トランプ政権が中国
からの輸入品に賦課する予定の10%の追加関税について、一部製品に限り発動を12
月15日まで延期すると発表した。米通商代表部(USTR)がウェブサイトで発表。
一部は予定通り9月1日に関税が発動される。
 延期になった製品には携帯電話やパソコン、玩具などや日用品が含まれており、新学
期から年末商戦にかけての家計の消費に配慮した内容となっている。また、新華社通信
によると、中国が米国と2週間以内に電話協議を行うと報じた。中国の劉副首相がム
ニューシン米財務長官、ライトハイザーUSTR代表と協議を行うと述べた。
 米中対立への懸念が一旦後退しており、ドル円も米株や米国債利回りと伴に買い戻し
が強まった。105円割れをトライしたものの、その付近では買い圧力も強かった中
で、ショート勢がも一旦断念したようだ。ドル円は105円台前半から107円手前ま
で一気に買い戻しが強まったものの、香港警察が空港ビルに暴徒鎮圧用の装備を携えて
突入との報道も伝わり、その後は戻り売りも見られている。トランプ大統領は、中国は
香港との境界に軍隊を進めているとも述べていた。
 一方、ユーロドルはNY時間に入って戻り売りが優勢となった。東京、ロンドンと
1.11ドル台の値動きが続いていたものの、NY時間にかけてドル売りの動きが優勢
となり、1.12ドル台に上昇していた。しかし、米中関連の報道が流れるとドル買い
戻しが強まり、1.11ドル台に再び値を落とす展開。ただ、下押す動きもいまのとこ
ろ見られず、1.11ドル台後半の水準は維持している状況。
 ユーロドルは1.12ドルを挟んで方向感のない値動きが続いている。米中対立が再
び悪化したことに伴い、市場では景気の先行き不透明感も強まっている。景気後退リス
クも意識され、FRBの追加利下げ期待がドル安を誘発。しかし、ユーロ圏の景気への
懸念も高まっており、イタリアの政局不安もそれに加味されている状況。きょうはドイ
ツのZEW景況感指数が発表され、2011年12月以来の低水準に落ち込んでいる。
明日は第2四半期のドイツGDP速報値が発表されるが、マイナス成長が見込まれてい
る状況で、ドル安の流れが出ているものの、ユーロを積極的に買う気にもなれないよう
だ。
 ドルも買えず、ユーロも買えない中で、ユーロドルは1.12ドル付近で打ち消し
あっているようだ。
 NY時間の終盤に入ってポンドドルは1.20ドル台半ばでの推移。ロンドン時間に
は1.21ドル手前まで上昇する場面が見られた。きょうは英雇用統計が発表になって
いたが、4−6月のILO失業率は上昇したものの、雇用者数は予想以上に増加し、賞
与を除く週平均賃金は3.9%まで上昇していた。英EU離脱への不安感は強まってい
るものの英労働市場は力強さを維持しており、英中銀が追加緩和に躊躇している背景を
示している。ただ、市場はEU離脱を巡って、ジョンソン首相と議会の行方に焦点が集
まっており、英雇用統計を受けたポンド買いは限定的となっている模様。
 明日は7月の英消費者物価指数(CPI)が発表される。コア指数で前年比1.8%
が見込まれており、こちらはインフレの落ち着きを示しそうだ。
(ミンカブ)