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NY外国為替後半=ドイツに景気配慮の動きも

2019年08月17日(土)04時52分

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日本時間午前4時51分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  106.33 + 0.21 (+ 0.20%) 106.49 / 106.03
ユーロ・ドル 1.1093 - 0.0014 (- 0.13%) 1.1113 / 1.1066
ポンド・ドル 1.2147 + 0.0059 (+ 0.49%) 1.2175 / 1.2078
ドル・スイス 0.9787 + 0.0022 (+ 0.23%) 0.9809 / 0.9759
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 日本時間午前4時51分現在のドル円は1ドル=106.33円。NY時間の終盤に
入ってドル円は106.35円付近での推移が続いている。米株や米国債利回りが上昇
しており、きょうの市場は先行き不安感を後退させている。米中貿易問題に関する前日
のトランプ大統領のコメントが市場を楽観的な雰囲気にしているようだ。またドイツ政
府が、景気後退に陥った場合は財政赤字拡大の準備をしているとの報道も流れており、
ドイツの景気に配慮した動きもフォローとなっているようだ。
 きのう米10年債利回りが一時1.5%を割り込んだこともあり達成感も出ているの
か、米国債利回りの下げをにらんだリスク回避の円高は一服している模様。
 ドル円は一時106.50円近辺まで上昇した。しかし、ここ数日の動きと同様に1
07円を目指す動きまでは見られていない。105円台に下落すると買いも入るように
なってきたようだが、上値では戻り待ちの売りも多く投資家はなお下値模索を続けてい
る印象もある。
 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが優勢。ドイツのシュピーゲル誌の報道に反
応している模様。ドイツのメルケル首相とショルツ財務相はドイツが景気後退に陥った
場合、財政赤字を拡大させる準備をしていると報じている。景気低迷による税収不足を
国債の発行増で相殺させる可能性があるという。ドイツはプラス成長時の財政赤字はG
DPの0.35%までが上限と憲法で定めているが、景気後退に陥った場合は規制を緩
和してもよいルールとなっている。
 この報道が伝わるとユーロドルは買い戻しが強まり、一時1.11ドル台まで買い戻
される場面も見られた。ただ、ユーロドルは次第に上値が重くなってきている。前日の
レーン・フィンランド中銀総裁の発言でECBの追加緩和は予想以上の規模になるので
はとの期待が市場に強まっている。同総裁は「世界経済の減速が相当かつ十分な債券購
入をECBに実施させる」と述べていた。米国債のイールドカーブのフラット化も一服
しており、ドル売りが緩んでいることもユーロドルの売りを誘っている面もありそう
だ。きょうは一時1.1070ドル近辺まで下落していた。
 ポンドは買い戻しが続いており、ポンドドルは一時1.2175ドル近辺まで上昇す
る場面が見られた。今週はポンド買いが目立ち、対ドルのみならず、対ユーロ、円でも
ポンドは買戻しが優勢となっている。ポンドドルは週足で5週間ぶりの陽線を示現しそ
うな気配だ。21日線が1.2220ドル付近に来ており、目先の上値レジスタンスと
して意識される。
 野党労働党のコービン党首がジョンソン政権に内閣不信任案の投票を求めている。そ
のほか同党首は合意なき離脱を阻止するため自らを首班とする暫定政権を発足させる案
を提示している。ただ、さすがにそれには抵抗感も出ているようだ。これらの動きに市
場も合意なき離脱への懸念を緩めており、その確率を35%程度に低下させている模
様。ポンドは先週までの継続的な下げで過熱感も強まっており、下値では買い戻しも出
ているようだ。ただ、合意なき離脱への懸念は根強く、あくまで自律反発の範囲ではあ
る。
(ミンカブ)