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NY外為市況=トランプ発言など重石でドル安が優勢で引ける

2019年09月21日(土)06時30分

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日本時間午前6時37分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  107.56 - 0.46 (- 0.43%) 108.09 / 107.53
ユーロ・ドル 1.1017 - 0.0024 (- 0.22%) 1.1068 / 1.0996
ポンド・ドル 1.2478 - 0.0048 (- 0.38%) 1.2582 / 1.2460
ドル・スイス 0.9909 - 0.0018 (- 0.18%) 0.9936 / 0.9890
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<きょうの材料>
※経済指標
【ユーロ圏】
ユーロ圏消費者信頼感・速報値(9月)23:00
結果 -6.5
予想 -7.0 前回 -7.1(ユーロ圏消費者信頼感)
【香港】
消費者物価指数(8月)17:30
結果 3.5%
予想 3.1% 前回 3.3%(前年比)
【カナダ】
小売売上高(7月)21:30
結果 0.4%
予想 0.6% 前回 -0.1%(0.0%から修正)(前月比)
結果 -0.1%
予想 0.3% 前回 0.9%(コア・前月比)
※ニュース・発言
*ブラード・セントルイス連銀総裁
50bp利下げがより適切だったので反対した。
近い将来に米成長が減速する兆候がある。
製造業部門はリセッションに入っている。
低金利とともに逆イールドカーブとなったことも反対の理由。
50bp利下げは景気鈍化に対する保険となる。
インフレとインフレ期待のより迅速な回復につながるだろう。
*ローゼングレン・ボストン連銀総裁
FOMCでの反対票について説明。
金融政策は緩和的、利下げにはコストが無いわけではない。
労働市場はすでに引き締まっている、利下げはリスクを孕む。
利下げはリスク資産を一段と上昇させる恐れ。
利下げは家計および企業に過剰なレバレッジをとらせること促進。
追加緩和の必要はない。
失業の水準は、は中立金利水準で想定される水準を下回っている。
*クラリダFRB副議長
経済は良いところにいるが、リスクに面している。
FOMCメンバーの見通しには現在幅がある。
見通しの中心は今週の利下げを好感している。
利下げは保険的措置。
金融安定のリスクが高まるとは考えていない
世界経済は明らかに減速
金利の決定は各会合で行う
米経済は今年これまでうまくいっている。
世界の貿易、投資は当面弱い
2018年のFRBの引き締めが行き過ぎであったとは思わない
非常にゆっくりとした成長が逆イールドに。
マイナス金利は米資本経済への影響大きい
米国がマイナス金利になるとは予想していない。
レポ市場の緊張に対しては断固として対応する。
レポ市場の緊張が経済に影響するとは思わない。
今後の利下げへの予断を与えようとは思わない。
米経済はオイルショックに過去ほど神経質ではない
個人消費が米経済を支えるという自信を持っている。
物価(インフレターゲットである)2%への動きを始めている。
*トランプ大統領
サウジアラビア石油施設攻撃との関係により、イラン中銀に対する制裁を課した。
中国とは部分的でなく完全な合意を望んでいる
米国産農産物の輸入拡大だけでは不十分
今週、来週の協議を経て、「トップの人間」が10月に会う
選挙前に合意する必要があるとは思わない
*ローゼングレン・ボストン連銀総裁
利下げが金融リスクを拡大化する可能性。
米国の金融政策はすでに緩和的。
米国にはこれ以上の緩和は必要ない。
*ブラード・セントルイス連銀総裁
マーケットのリセッションへのシグナルを無視するべきではない
弱い物価上昇は機動的な金融政策の余地を与える
自然な金利水準は2%よりも低い
世界的な低金利の流れに米国だけ逸脱できない。
年内の再利下げを個人的に見込む
雇用は強く、家計もよくやっている。
予防的な利下げであること来年証明される
*カプラン・ダラス連銀総裁
GDP経済成長率は2%を若干超える
企業投資は不振、個人消費は強い
段階的で限定的な行動が、現時点で何もしないより好ましい
個人消費が弱まる証拠を待つならば長い時間が必要。
マイナス金利を米国で適用することは好まない
イールドカーブがより正常化することを望む
世界的な経済見通しの悲観的な動きがイールドカーブに反映
見通しは柔軟だが、追加利下げに傾くことはない
2019年の追加利下げを見込んでいない
7月と9月の利下げに反対
*ビスコ伊中銀総裁
イタリアにはより大きな公共投資必要
ECBの緩和的な金融政策が投資環境形成に役立つ
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<月曜日の材料と事前予想>
【シンガポール】
消費者物価指数(8月)14:00
予想 0.5% 前回 -0.4%(前月比)
予想 0.5% 前回 0.4%(前年比)
【ユーロ圏】
ドイツ製造業PMI・速報値(9月)16:30
予想 44.5 前回 43.5
ドイツ非製造業PMI・速報値(9月)16:30
予想 54.3 前回 54.8
ユーロ圏製造業PMI・速報値(9月)17:00
予想 47.5 前回 47.0
ユーロ圏非製造業PMI・速報値(9月)17:00
予想 53.2 前回 53.5
【香港】
国際収支(第2四半期)17:30
予想 N/A 前回 351.1億香港ドル(365.7億香港ドルから修正)(経常収支)
予想 N/A 前回 329.6億香港ドル(総額)
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  20日のNY市場は108円近辺でのもみ合いから、値を落とし、ほぼ安値圏で取
引を終える展開となった。
 ロンドン市場から続く欧州通貨売りドル買いの動きもあり、NY午前に108円台を
回復したものの、ドル円は日本勢の三連休を前に大台超えでの積極的な買いが手控えら
れ、少し調整が入って107円90銭前後での推移が続いた。
 トランプ大統領のイラン中銀に対する制裁などもリスク警戒感を誘ったが、こちらへ
の影響は限定的。
 しかし、トランプ大統領が米中通商協議について、米国産農産物の輸入拡大だけでは
不十分、部分合意ではなく、完全合意を望んでいる。
選挙前の合意が必要であるとは考えていない。
などの発言を行い、早期の合意ではなく、あくまで知的財産権などを含めた完全合意を
目指す姿勢を示したことで
市場の合意期待が後退する格好でドル売り円買いが広がった。
 ドル円は発言後の107円70銭割れ。その後も戻りが鈍く値を落とし、107円5
0銭台まで安値を広げて週の取引を終える展開となっている。
 ユーロドルはロンドン朝方に米債利回りの低下などを受けて付けた高値1.1068
近辺からの売り基調が継続する展開となり、1.1000を割り込む場面が見られた。
その後はトランプ発言を受けたドル売りもあって値を戻したが、1.1010台で週の
取引を終えており、ユーロ売りが優勢に。
 米国の年内追加利下げの思惑が揺れており、緩和を決めたユーロとの温度差につなが
り、ユーロ売りドル買いが入っている面も。
 ポンドはさらに売りが目立った。ユーロと基本的に同じような動きであるが、
寄り売りが目立つ展開に。
 ブレグジット問題でEU側のバルニエ主席交渉官が、英政府がEUに非公式に提出し
た提案について、これまでよりも後退したものであるとの見方を示しているとの報道が
ポンドの重石に。
対ドルで安値からは値を戻す動きはユーロと同じ。
(ミンカブ)