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NY外為市況=107円台半ばに上昇

2019年10月10日(木)05時42分

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日本時間午前5時39分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  107.50 + 0.41 (+ 0.38%) 107.63 / 106.93
ユーロ・ドル 1.0971 + 0.0014 (+ 0.13%) 1.0990 / 1.0952
ポンド・ドル 1.2205 - 0.0014 (- 0.11%) 1.2291 / 1.2198
ドル・スイス 0.9960 + 0.0033 (+ 0.33%) 0.9964 / 0.9916
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<きょうの材料>
※経済指標
【米国】
EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +292.7万(4億2557万)
ガソリン −121.3万(2億2876万)
留出油 −394.3万(1億2732万)
(クッシング地区)
原油 +94.1万(4168万)
*()は在庫総量
FOMC議事録
・いつ緩和を終了するのか議論。
・大半がインフレは9月の利下げを正当化。
・一部は据え置きを要望。
・数名が市場は緩和を織り込み過ぎと判断。
・一部はインフレ目標のレンジ化を示唆。
・一部はインフレの下振れリスクを指摘。
・貿易問題と世界経済減速への懸念が高まったと指摘。
米10年債入札結果
最高落札利回り 1.590%(WI:1.591%)
応札倍率    2.43倍(前回2.46倍)
米求人件数は705.1万件に減少
 米労働省が発表した8月の米求人件数は705.1万件に減少した。予想は725万
件だった。前回は717.4万件に下方修正されている。
バルニエEU首席交渉官
・現在はEUも英国も合意する段階にはない。
・英国の提案は深刻な欠陥を持っている。
・EUはアイルランドでの税関チェックに関して懸念。
・英国からの税関の提案は適切に開発テストされていない。
・EUは単一市場の完全性を求めている。
・EUは合法的な運用規定を要請。
パウエルFRB議長の講演は前日とほぼ同様
 きのうに引き続き、先ほどからパウエルFRB議長の講演が伝わっているが、「米経
済は堅調だが、一部リスクに直面している」と前日とほぼ同様の内容になっている。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
機械受注(8月)8:50
予想 -1.0% 前回 -6.6%(前月比)
予想 -8.4% 前回 0.3%(前年比)
【ユーロ圏】
ドイツ貿易収支(8月)15:00
予想 188億ユーロ 前回 216億ユーロ(214億ユーロから修正)
ドイツ経常収支(8月)15:00
予想 179億ユーロ 前回 221億ユーロ
【英国】
鉱工業生産(8月)17:30
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
予想 -0.8% 前回 -0.9%(前年比)
製造業生産高(8月)17:30
予想 0.2% 前回 0.3%(前月比)
予想 -0.4% 前回 -0.6%(前年比)
商品貿易収支(8月)17:30
予想 -100.00億ポンド 前回 -91.44億ポンド
【米国】
新規失業保険申請件数(5日までの週)21:30
予想 22.0万件 前回 21.9万件
消費者物価指数(9月)21:30
予想 0.1% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.8% 前回 1.7%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.3%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 2.4% 前回 2.4%(食品エネルギー除くコア・前年比)
クリーブランド連銀総裁が講演
米中閣僚級貿易協議(11日まで)
EU財務相理事会
OPEC月報
北朝鮮、朝鮮労働党創建記念日
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 きょうのNY為替市場でドル円は買い優勢の展開となっている。きょうは米中貿易協
議への楽観的な雰囲気が広がっており、米株も買い戻される中、リスク回避の雰囲気が
後退している。
 米政府は監視カメラなど新疆ウイグルの弾圧に関わる企業2社を含むテクノロジー企
業8社に対する米企業からの禁輸措置を発表した。中国側の反発も予想され、前日の市
場はリスク回避の雰囲気が広がったが、英FT紙の報道によると、中国は、トランプ大
統領が関税引き上げを見送ることを条件に、米国産大豆の購入を現在の年2000万ト
ンから3000万トンに1000万トン増やすことを提案したと伝えた。また、中国は
米国との部分的合意をまだ排除していないとも伝えていたことで、市場には楽観的な雰
囲気が広がっている模様。
 午後になってFOMC議事録が公表されたが、為替市場の反応は限定的。議事録で
は、いつ緩和を終了するのか議論が持ち上がったことが示されたが、市場の反応は鈍
い。
 目先は100日線と21日線が来ている107.65円付近が上値メドとして意識さ
れる。
 ユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.09ドル台後半まで回復。ただ、1.09
90ドル近辺まで上昇したものの、1.10ドルの水準には相変わらず苦労している模
様。ドイツ経済の低迷にもかかわらず、ドイツ政府は景気刺激策に消極的な姿勢を示し
ている。
 ユーロ圏全体の減速傾向も鮮明になる中、ECBの緩和スタンスは予想以上に長引き
そうな気配も見られる。そのような中、今月のFOMCでの利下げ期待が高まる中、ド
ル売りが優勢になっているものの1.10ドルを突破するだけの説得力はないようだ。
 ポンドは上値の重い展開が続き、ポンドドルは1.22ドルちょうど付近、ポンド円
は131円台前半まで下落。EU離脱を巡る動きに一喜一憂する動きが続いている。ロ
ンドン時間にはEUがアイルランドのバックストップで譲歩する用意があるとの報道が
流れ、ポンドが急速に上昇する場面が見られた。しかし、NY時間に入ってバルニエE
U首席交渉官の発言が伝わっていたが、「英国の提案は深刻な欠陥を持っており、現段
階ではEUも英国も合意する段階にはない」と述べていた。
 情報が錯綜しているが、市場のメインシナリオはやはり、10月末の離脱は見送ら
れ、3ヵ月間の延期になるとも見方が有力のようだ。しかし、延期になったとしてもあ
くまで合意ではなく、合意なき離脱や総選挙へのリスクは残り、ポンドの上値を圧迫す
る可能性も高い。
MINKABU PRESS