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NY外国為替前半=合意も情勢は混沌

2019年10月18日(金)02時23分

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日本時間午前2時22分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.56 - 0.20 (- 0.18%) 108.94 / 108.46
ユーロ・ドル 1.1122 + 0.0050 (+ 0.45%) 1.1140 / 1.1065
ポンド・ドル 1.2853 + 0.0021 (+ 0.16%) 1.2990 / 1.2750
ドル・スイス 0.9875 - 0.0078 (- 0.78%) 0.9959 / 0.9867
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 日本時間午前2時22分現在のドル円は1ドル=108.56円。きょうのNY為替
市場でドル円は戻り売りが優勢となっており、108.50円近辺まで値を落としてい
る。前日までは108.60円付近が強いサポートとなっていたが、その水準をブレイ
クした格好。英国とEUは離脱協定で合意し、ドル円も108.90円近辺まで上昇す
る場面も見られたものの、109円が再び壁となった。メイ英前首相の時と同様に、英
議会では反対が多く、その合意を議会が批准するか不透明な情勢となっている。
 ドル円は英EU離脱の動きを嫌気している面がある一方、英EU離脱協定の合意の
ニュースで掻き消されてしまった感もあるが、NY時間の朝方に9月の米住宅着工と米
鉱工業生産が発表となっていたが予想を下回っていた。
 特に、市場では米製造業への不安感が強まっているが、鉱工業生産は予想以上の減少
となり、米製造業の低迷を示している。今月のFOMCでの利下げ期待を追認する内容
となっており、ドル売りがドル円を圧迫している面もありそうだ。
 ユーロドルは買い戻しが続いており、きょうは一時1.1140ドル近辺まで上昇し
100日線に顔合わせしている。ユーロを買う材料はないものの、ドル売りの動きが
ユーロドルを押し上げている。ただ、ユーロに関してはポジティブな話は少ない。ドイ
ツ政府はきょう、2020年の成長見通しを従来の1.5%から1.0%に下方修正
し、今年についても0.5%を見込んでいる。ドイツ経済の見通しが暗くなる中、EC
Bの緩和長期化への観測も根強く、ユーロを圧迫している。
 ポンドは上下動。離脱協定合意でポンドドルは1.30ドル手前まで一時急上昇した
ものの、その後は急速に戻り売りに押されている。離脱協定で合意も、その内容を巡っ
て英議会の反発が強まっており、19日に開会される議会で承認されるか、情勢は混沌
としている。議会承認には、北アイルランド民主統一党(DUP)の支持が不可欠と言
われていたが、DUPは支持しない意向を示している。
 議会を通過できなかった場合、ジョンソン英首相はEUに対して延期を要請すること
が法律で決まっているが、ユンケル欧州委員長は、「延期する必要はない」と述べてい
た。ただ、協議はするとしている。場合によっては総選挙や2回目の国民投票などの可
能性も再浮上している。ただ、ポンドの反応は比較的落ち着いており、下値では買い戻
しも見られている。いずれにしろ、合意なき離脱は回避されると楽観的に見ているのか
もしれない。
MINKABU PRESS