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NY外為市況=ドル円に売り強まる

2019年11月15日(金)06時35分

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日本時間午前6時34分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.43 - 0.39 (- 0.36%) 108.86 / 108.24
ユーロ・ドル 1.1020 + 0.0013 (+ 0.12%) 1.1028 / 1.0989
ポンド・ドル 1.2881 + 0.0030 (+ 0.23%) 1.2888 / 1.2825
ドル・スイス 0.9887 - 0.0014 (- 0.14%) 0.9908 / 0.9870
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<きょうの材料>
【米国】
生産者物価指数(10月)22:30
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 -0.3%(前月比)
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 -0.3%(コア・前月比)
結果 1.1%
予想 0.9% 前回 1.4%(前年比)
結果 1.6%
予想 1.5% 前回 2.0%(コア・前年比)

新規失業保険申請件数(9日までの週)22:30
結果 22.5万件
予想 21.5万件 前回 21.1万件(前週比)
米週間石油在庫統計(バレル・前週比)15日1:00
原油   +221.9万(4億4900万)
ガソリン +186.1万(2億1909万)
留出油  −247.7万(1億1666万)
(クッシング地区)
原油   −122.9万(4652万)
*()は在庫総量
パウエルFRB議長
・事前原稿は前日とほぼ同じ
・低金利では利下げ余地が小さい。
・米債務は経済より速く拡大しており持続不可能。
・製造業の弱さの波及は確認していない。
・貿易政策への発言は拒否。
・労働参加率は米国の重要な問題。
・米経済はスター経済でリセッションは予想していない。
・他の景気サイクルに見られた警告シグナルはない。
クラリダFRB副議長
・米経済はFRBの2大責務を達成もしくは近い状況。
・インフレが賃金上昇を引き起こしている証拠はない。
・インフレは2%目標に近づいている。
・3.6%の失業率は完全雇用より低い水準ではないのかもしれない。
ウィリアムズNY連銀総裁
・経済や金融政策は好位置にある。
・見通しに具体的な変化があれば、政策を調整する。
・設備投資は経済と伴に回復するだろう。
ブラード・セントルイス連銀総裁
・FRBは利下げの効果を見極める必要。
・金融政策の決定には慎重なアプローチが必要。
・米経済が力強いことからマイナス金利は使用しなかった。
・米経済は欧州や日本よりも活力がある。
カプラン・ダラス連銀総裁
・米経済は来年、2%成長の可能性を持っている。
・米個人消費は良好。労働市場は非常にタイト。
習近平国家主席
・香港にとって最も差し迫ったことは暴力終了と秩序回復。
・香港での過激で暴力的な犯罪行為が1国2制度の原則の根底を揺るがせている。
・中国はキャリー・ラム長官と彼女の政権、香港警察を支援。
・暴力犯罪者を処罰する際には、香港の司法機関を支援。
・中国政府は主権と安全を守り、香港情勢へのいかなる外国の干渉にも反対。
・1国2制度の政策は揺るぎない。
メキシコ中銀が政策金利を0.25%引き下げ
 メキシコ中銀は政策金利である翌日物金利の誘導目標を従来の7.75%から7.5
0%に0.25%引き下げると発表。
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<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏
ユーロ圏消費者物価指数・確報値(10月)19:00
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 0.7% 前回 0.7%(前年比)
予想 1.1% 前回 1.1%(コア・前年比)
【米国】
小売売上高(10月)22:30
予想 0.2% 前回 -0.3%(前月比)
予想 0.4% 前回 -0.1%(自動車除くコア・前月比)
輸入物価指数(10月)22:30
予想 -0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 -1.9% 前回 -1.6%(前年比)
NY連銀製造業景気指数(11月)22:30
予想 5.9 前回 4.0
鉱工業生産(10月)23:15
予想 -0.4% 前回 -0.4%(前月比)
設備稼働率(10月)23:15
予想 77.0% 前回 77.5%(前月比)
EU財務相理事会
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 きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となり、ドル円は一時108.25円付近ま
で下落した。ドル円を下押しする直接的な材料は見当たらないが、米中貿易協議の行方
に不透明感も出る中、米国債利回りの下げが止まらず、ドル円も上値の重い展開となっ
た模様。ただ、米株式市場は底堅い推移を続けており、リスク回避の雰囲気までは強
まっていない。米国債中心に何らかの調整の動きが出ており、ドル円を圧迫しているも
のと見られる。
 ドル円は本日の下げで200日線を下放れ、21日線も割り込んだ。更に108.5
0円を割り込んだことで短期のロング勢が見切り売りを出した模様。
 引き続き市場は米中貿易協議の行方に関心が集中しており、様々な報道に神経を尖ら
せている。最新の報道では、米国が中国に対して年間500億ドル相当の米農産物購入
について、具体的な数値目標を示すよう求めているようだ。ただ、中国側は抵抗を示し
ている。一方、中国側は段階的な関税撤廃の確約が必要としている。トランプ大統領は
それについては何も言及していない状況。
 部分的合意への市場の期待感は依然として強いものの、協議の動向を見極めたい雰囲
気も強まっている模様。
 ユーロドルは買い戻しが膨らみ1.1020ドル近辺まで戻している。1.09ドル
台に下落する場面も見られたが、ショートカバーが活発に出たようだ。
 きょうはドイツの第3四半期のGDPが発表され、前期比0.1%のプラス成長と
なった。警戒されていたテクニカル的リセッションは回避された格好となっている。た
だ、ユーロは発表直後こそ買いが見られたものの、直ぐに上値を抑えられていた。市場
の関心がファンダメンタルズに向いていないことを印象付ける値動きでもあった。
 警戒されていた分、予想外のプラス成長はポジティブ・サプライズとも思われるが、
この結果が逆にドイツの景気刺激策への期待を後退させている。ドイツのショルツ財務
相は、「ドイツ経済は危機にはなく、いまのところ景気対策は必要ない」と述べてい
た。
 ポンドドルも1.28ドル台後半まで上昇し、再び21日線を試す動きが見られた。
英総選挙の結果待ちの雰囲気が強い中、世論調査では与党・保守党のリードが続いてお
り、最大野党の労働党に10ポイント程度の差をつけている。保守党が勝利すれば、
ジョンソン首相の離脱合意案が選挙によって有権者に承認されたとも言え、EUと結ん
だ協定に従ってスムーズな離脱が実現される可能性が高まる。
 ポンドドルは1.29ドル台をうかがう展開を見せているが、1.29ドルより上に
はストップも観測され、1.30ドルに向かって弾みが出るとの指摘も聞かれた。
MINKABU PRESS