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NY外国為替後半=108円台半ばでの推移

2019年11月22日(金)05時53分

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日本時間午前5時51分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.64 + 0.03 (+ 0.03%) 108.70 / 108.28
ユーロ・ドル 1.1057 - 0.0016 (- 0.14%) 1.1097 / 1.1052
ポンド・ドル 1.2906 - 0.0018 (- 0.14%) 1.2970 / 1.2893
ドル・スイス 0.9932 + 0.0023 (+ 0.23%) 0.9935 / 0.9891
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 日本時間午前5時51分現在のドル円は1ドル=108.64円。NY時間の終盤に
入ってもドル円は108円台半ばでの狭い範囲での推移が続いている。市場では米中貿
易協議を巡って楽観と悲観とが行き来する中、ドル円もニュースに敏感に反応。
 米議会が上下両院で香港人権法案をほぼ全会一致で可決した。トランプ大統領も署名
する意向とも伝わっており、法案は成立する運びとなっている。人権問題に踏み込んで
来た米国に対し、中国側の反応が警戒されたが、苦言は述べているものの、意外に落ち
着いた反応を見せている。
 ドル円も東京時間に朝方に108円台前半に下落していたが、買い戻しも入り108
円台半ばに戻す展開。香港のサウス・チャイナ・モーニングポストが、米中が第1段階
の合意に達しなくても、12月15日に米国が予定している中国製品への追加関税の発
動は、少なくとも延期される公算が大きいと伝えた。交渉で大きな成果が出る可能性は
低いが、関税延期は両国の利益にかなうという。また、中国の劉鶴副首相の発言なども
あり、ドル円はサポートされている。
 ただ、上値は依然として重い印象で、本日108.75円付近に来ている21日線は
上値抵抗となっている模様。きょうは米国債利回りの下げが一服しているが、今度は米
株が利益確定売りに押されておりドル円を圧迫しているようだ。ドル円は本日を含め
て、先週から3度108円台前半に落とされているが、いずれもサポートされている。
下値では押し目買いも入り上値期待を温存させているものの、109円ちょうど付近に
来ている200日線を再度試す気配はない。米中協議の行方や米国債利回りの下げ止ま
りを確認したい雰囲気が強まっており、踊り場にいるようだ。
 ユーロドルはNY時間に入って戻り売りに押されている。NY時間の朝方に1.11
ドルを試す場面も見られたが、回復することなく戻り売りに押される展開。このところ
買い戻しが優勢となっているユーロドルだが、ユーロ自体に買い材料はなく、ドルの動
向に左右される値動きが続いている。一時1.1050ドル付近まで下げ幅を拡大する
場面が見られた。政治ニュース専門サイトのポリティコが「トランプ大統領が対EU関
税を正当化する新たな貿易調査を検討している」と伝えたことがユーロ売りを誘ったよ
うだ。
 市場ではユーロ圏の財政刺激策拡大への期待感が高まっており、特にドイツへの期待
感が高い。しかし、メルケル首相は必要ないとして消極的な姿勢を維持している。財政
刺激策については、経常収支の黒字を減らすとの見方もあるものの、やはりユーロには
ポジティブとの見方が多いようだ。
 ポンドも戻り売りが強まっている。ポンドドルは1.28ドル台まで一気に下落して
いる。1.30ドルを再び回復できずに失速した格好。きょうは英労働党が総選挙に向
けたマニュフェストを公表しており、それがが利益確定売りのきっかけになったとの声
も聞かれる。富裕層や企業への増税や、公共部門の労働者の昇給、そして、インフラの
全面的な国有化で英国を変革する急進的な計画を打ち出している。
 どちらかと言えば、社会主義的なビジョンだが、富裕層向け増税や、インフラの国有
化が有権者に受け入れられる可能性もあり、市場はポンドにとってリスクと判断してい
るのかもしれない。
MINKABU PRESS