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NY外国為替後半=米中期待で109円台堅持

2019年12月13日(金)05時50分

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日本時間午前5時48分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  109.32 + 0.76 (+ 0.70%) 109.45 / 108.46
ユーロ・ドル 1.1134 + 0.0004 (+ 0.04%) 1.1154 / 1.1103
ポンド・ドル 1.3180 - 0.0016 (- 0.12%) 1.3229 / 1.3051
ドル・スイス 0.9849 + 0.0016 (+ 0.16%) 0.9876 / 0.9809
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 日本時間午前5時48分現在のドル円は1ドル=109.32円。NY時間の終盤に
入ってドル円は109.30円近辺での推移が続いている。きょうのNY為替市場はド
ルの買い戻しが強まり、ドル円は109円台を回復している。トランプ大統領の発言が
きっかけとなったようだ。大統領は「中国との大きな取引に非常に近づいている。彼ら
はそれを望んでおり、私たちもそうだ」と述べていた。
 また、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として、米国側の関
税引き下げ案は3600億ドルの中国輸入品が対象と伝えていたこともフォローとなっ
ている模様。3600億ドルの中国輸入品に対して、最大50%関税を引き下げる案を
提示しているという。この提案は5日間で作成されたものだと伝えていた。
 更に終盤に入って今度はブルームバーグが関係者の話として、米交渉担当者は中国と
原則合意しており、トランプ大統領の署名を待っていると報じたことで、堅調な動きが
続いている。
 米株式市場も買いが強まり、ダウ平均は一時300ドル超上昇し、米国債利回りも大
幅に上昇する中、ドル円は上値を抑えていた200日線を突破し、109.30円近辺
まで上昇。目先は今月初めに付けた109.75円付近が意識されるが、まずは109
円台と200日線を維持できるか注目される。
 ユーロドルは伸び悩んでいるものの、一時1.1155ドル近辺まで上昇し、200
日線に顔合わせする場面も見られている。きょうはラガルドECB総裁のもとでの初の
ECB理事会が開催されていたが、大方の予想通りに政策は据え置きとなった。ただ、
その後のラガルドECB総裁の初の会見で、「底打ちの暫定的な兆しがある」との認識
を示したことで、ユーロは買いが強まる場面が見られた。
 総裁の理事会のデビューに関して市場からは、「エレガントで信頼感があった」との
声も聞かれるなど上々の滑り出しとなったようだ。市場が注目していたECBの戦略検
証は1月のうちに開始すると表明した。気候変動問題も含め、2020年末までに完了
したいとも述べていた。
 ポンドドルは戻り売りが強まり、一時1.30ドル台半ばまで急速に下落。英総選挙
の投票が始まっており、その行方をにらみながら、選挙結果前のロングポジションの
ヘッジと思われる売りが断続的に入り、1.3050ドル近辺まで急落していた。しか
し、終盤に入って急速に買い戻されている。終盤に入ってヘッジの動きも一巡したもの
と思われ、今度は1.3170近辺まで急速に買い戻される展開。英総選挙への思惑が
錯綜する中、きょうのポンドドルは値動きの荒い展開が見られている。
 基本的には選挙の結果待ちだが、シナリオは3つある。直近の世論調査から可能性の
高い順番に、1)与党・保守党が過半数を獲得し、秩序あるEU離脱が実現。2)与
党・保守党は勝利はするものの過半数を獲得できずに少数与党になり、議会は混迷し、
合意なき離脱の可能性も。3)野党・労働党が勝利し、2回目の国民投票実施などがあ
る。
 1と3はポンドにとってはポジティブとの見方も多く、2であれば、ポンドは3%急
落するとの予想も出ている。いずれにしろ、大勢判明は日本時間の昼以降になるものと
思われるが、明日の東京市場は開票速報に釘付けになりそうだ。
MINKABU PRESS