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修正:NY外国為替後半=ドル安であって円高ではない

2020年02月22日(土)05時44分

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日本時間午前5時42分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  111.55 - 0.55 (- 0.49%) 112.19 / 111.47
ユーロ・ドル 1.0850 + 0.0065 (+ 0.60%) 1.0864 / 1.0785
ポンド・ドル 1.2960 + 0.0078 (+ 0.61%) 1.2981 / 1.2878
ドル・スイス 0.9782 - 0.0059 (- 0.60%) 0.9845 / 0.9771
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 日本時間午前5時42分現在のドル円は1ドル=111.55円。NY時間の終盤に
入ってもドル円は戻り売りが続いており、111円台半ばでの推移となっている。きょ
うのNY為替市場はドル売りが強まり、ドル円は戻り売りを強めた。この日発表のマー
クイットの米PMIが49.6と景気判断の分岐点である50を下回り、2013年以
来の低水準に低下したことが嫌気されている。この発表を受け、米30年債利回りが過
去最低水準に低下。弱い米企業景況感指標で、市場はウイルス感染の米企業への影響に
改めて警戒感を強めた模様。
 これを受けて米利下げ期待が市場に広がっており、CMEがFF金利先物の取引から
算出しているFEDウォッチでは、年内の0.5%の利下げを織り込む動きが見られて
いる。直近の米地区連銀総裁は年内の据え置きに言及している総裁が多いが、一方で状
況が変化すれば、利下げの選択肢にも言及している。
 ただ、クロス円は上昇しており、米株安にもかかわらず、円安の動きは続いている。
先日発表の10−12月の日本のGDPは消費税増税の影響で大幅なマイナス成長とな
り、コロナウイルス感染の影響も拡大している。今後の影響が危惧される中、オリン
ピックをが開催できるのかといった声も出始めている状況。度重なる悪材料に、日本経
済への不安感が素直に円売りを誘っているとの指摘も出ている。
 ユーロドルの買い戻しが加速し、一時1.0865ドル付近まで上昇。ロンドン時間
にドイツやユーロ圏のPMI速報値が発表になっていたが、予想ほど弱くはなかったこ
とでユーロ買いの反応も見られていた。ただ、上値抵抗も根強く、強いレジスタンスと
なっていた1.0820ドル水準に上値を拒まれていた。しかし、NY時間に入ってそ
の水準を突破し、ショートカバーを活発化させているようだ。
 ユーロドルは今年に入って下げが続き、2月に入るとその動きは加速している。ウイ
ルス感染による中国経済の低迷が、ユーロ圏にも影響するとの見方が強く、また、今年
も米経済が1人勝ちとの見方によるドル買いのカウンターとしてユーロは対ドルで売り
が強まっていた。その過程でさすがに下げ過ぎ感も強まっていたこともあり、きょうは
買い戻しを強めている。きょうの反転が、リバウンド相場の足掛かりとなるか、来週以
降の動きが注目される。
 ポンドドルも買い戻しが強まっている。ロンドン時間には1.28ドル台に下落して
いたが、NY時間に入って1.2980ドル近辺まで買い戻される場面も見られた。反
応は限定的だったが、この日発表の英PMIは製造業が景気判断の分岐点となっている
50を回復するなど好調な内容となった。1−3月のGDPが前期比0.3%増を期待
させる指標となっている。
 3月に発表される予算案への期待感もあり、12月の総選挙以来の回復が続いている
印象だが、一部からは、回復の動きは一時的で英中銀は年内に計0.75%の利下げを
実施し、ゼロ金利に持って行くとの見方も出ている。中国のコロナウイルス感染の影響
が、英景気回復の不確実性を高めると見ているようだ。
MINKABU PRESS