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NY外国為替後半=ドル円は106円手前

2020年08月08日(土)05時04分

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日本時間午前5時3分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  105.95 + 0.40 (+ 0.38%) 106.05 / 105.48
ユーロ・ドル 1.1787 - 0.0090 (- 0.76%) 1.1883 / 1.1755
ポンド・ドル 1.3061 - 0.0082 (- 0.62%) 1.3154 / 1.3010
ドル・スイス 0.9131 + 0.0033 (+ 0.36%) 0.9158 / 0.9091
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 NY時間の終盤に入って動きは一服しているものの、ドルは買い戻しの動きを続けて
おり、ドル円は106円手前での推移となっている。きょうのNY為替市場はドル買い
戻しが優勢となり、ドル円も買い戻された。一時106円台に上昇する場面もみられ
た。この日は米雇用統計が発表になったが、非農業部門雇用者数(NFP)は176.
3万人増と予想を上回った。失業率も10.2%に低下している。労働市場の改善を示
す内容ではあったが、改善のペースが鈍化したことに懸念も示されている。米労働市場
の回復基調を示唆したというよりも、7月は弱さを見せなかった程度との指摘も出てい
た。
 トランプ大統領がきのう、国家安全保障上のリスクを理由に、TikTokを運営す
るバイトダンスと、WeChatを運営するテンセントとの取引を禁じる大統領令に署
名したことで、米中対立への懸念が強まっている。また、米追加経済対策は依然として
協議が難航しており、失業給付の上乗せで意見の隔たりが大きいようだ。
 米株や原油も上げが一服する中で、為替市場ではリスク回避的なドル買い戻しが入っ
ているのかもしれない。ドル安に過熱感も出ており、夏休みシーズンに入る中での米雇
用統計の通過で、ひとまずポジション調整が出ているものと思われる。ドル円について
は106円台に一時上昇したが、ドル安期待は根強く、上値での売り推奨の声も聞かれ
る。
 ユーロドルは戻り売りが優勢。米雇用統計の発表直後は買い戻しも見られていたが、
直ぐに上値を抑えられたことで、逆に戻り売りを強めているようだ。1.18ドルちょ
うど付近の買いも吸収し、1.1760ドル近辺まで下げ幅を拡大した。
 先月からの急上昇でユーロドルはすでに過熱気味になっており、週足ベースでは先週
までで6週間連続での陽線だった。過熱感を測るRSIも一時80台まで上昇するな
ど、かなり過熱感も出ている中、ここにきて買い疲れも出ているのかもしれない。も
し、しばらく調整が続くとすれば、21日線の水準までの下落も想定される。その場
合、1.16ドル台への下落の可能性もありそうだ。本日の21日線は1.1620ド
ル付近に来ている。ただ、米経済の回復に不透明感が出ていることや、米大統領選も混
沌とする中で、ドルを強気で見ている向きは少なくなっており、ユーロドルの下値は買
いの好機との見方も根強い。
 ポンドドルもきょうは利益確定売りに押され1.30ドル台前半まで下落する場面も
みられた。ただ、1.30ドル台は維持されており、1.30ドル台半ばまで戻してい
る。
 来週は4−6月期の英GDPが発表され、歴代最悪の前期比20.5%のマイナス成
長が見込まれている。第1四半期は2.2%のマイナス成長だったことから、2四半期
連続でのマイナス成長となる。予想通りであれば、スペインの18.5%を超え、欧州
ではパンデミックの影響を最も深刻に受けた国の1つとなりそうだ。前日は英中銀金融
政策委員会(MPC)後にベイリー英中銀総裁がマイナス金利に否定的なコメントを述
べていたが、市場ではなお、その期待が根強く、EUとの貿易交渉を含めた今後の情勢
の進展次第では、マイナス金利への期待が早々に復活する可能性は高いとみる向きも少
なくない。
MINKABU PRESS