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NY外為市況=ドル円は5日続落

2020年09月19日(土)05時38分

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日本時間午前5時33分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  104.60 - 0.14 (- 0.13%) 104.87 / 104.27
ユーロ・ドル 1.1844 - 0.0004 (- 0.03%) 1.1870 / 1.1826
ポンド・ドル 1.2924 - 0.0049 (- 0.38%) 1.3000 / 1.2915
ドル・スイス 0.9112 + 0.0029 (+ 0.32%) 0.9113 / 0.9075
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<きょうの材料>
【カナダ】
小売売上高(7月)21:30
結果 0.6%
予想 1.0% 前回 22.7%(23.7%から修正)(前月比)
結果 -0.4%
予想 0.5% 前回 15.5%(15.7%から修正)(コア・前月比)
【米国】
経常収支(第2四半期)21:30
結果 -1705.0億ドル
予想 -1600.0億ドル 前回 -1115.0億ドル(-1042.0億ドルから修正)
景気先行指数(8月)23:00
結果 1.2%
予想 1.3% 前回 2.0%(1.4%から修正)(前月比)
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
結果 78.9
予想 75.0 前回 74.1
ブラード・セントルイス連銀総裁
・財政政策は赤字を拡大させるが、必要なこと。
・FRBの政策行動は米国を回復ための好位置に置く。
・低金利は債務返済の負担を軽減する。
・しばらくは低金利が続くものと予想。
・信用市場はオープンで人々は融資を得ることができる。
・FRBの新戦略はインフレの2%到達を成功させるだろう。
ボスティック・アトランタ連銀総裁
・経済学はシステムがどう不均衡であるかを確認する必要。
・人権侵害は人種的な富の格差の主な原因。
・社会保障法は一部の人々を年金から除外。
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<月曜日の材料と事前予想>
主な経済指標の発表はなし。
敬老の日祝日で東京市場は休場
ブレイナードFRB理事がバーチャルイベント参加
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 きょうのNY為替市場、終盤に入ってドル円は買戻しが見られたものの、依然として
上値の重い展開が続いており、104.30円付近まで一時下落する場面も見られた。
7月31日の直近安値が104.20円付近に来ているが、目先の下値メドとして意識
されそうだ。
 ドル円はきょうで5日続落となったが、明確な要因はないものの、FRBの低金利長
期化観測や米大統領選の不確実性、そして、米中の政治的緊張などへの意識がリスク回
避の円高を呼び込んでいるとの指摘も聞かれる。また、金利面では日銀がのイールド
カーブ・コントロールにもかかわらずインフレが弱く、円の実質金利は上昇している。
この日発表の日本の全国消費者物価指数(CPI)は前年比0.2%、生鮮除くコアに
至ってはマイナス0.4%となっていた。
 市場は常に不透明感を嫌うが、目先に不確定要因が数多く見られ、これらの状況が、
日銀の量的緩和(QE)にも関わらず、円への資金フローを生み出しているという。
 ユーロドルは特段の注目イベントもない中、狭いレンジでの方向感のない展開が続
き、1.18ドル台半ばでの振幅に終始している。今週のユーロドルは、FOMC後に
1.1740ドル近辺まで下落したものの、強いサポートとなっていた1.1750ド
ル水準がサポートされ、1.18ドル台に戻している。大きな心理的節目である1.2
0ドルを試す気配まではないが、市場はいまのところ、下値を探る意志も無いことが示
されており、底堅い雰囲気を堅持している。
 短期的には1.18ドルから1.19ドルで安定化しそうな雰囲気も出ているが、下
値での押し目買いは、引き続き有効な戦略との指摘も聞かれる。
 ポンドドルはNY時間に入って上値の重い展開とな、1.29ドル台前半まで値を落
としている。ロンドン時間には1.30ドルちょうど付近まで上昇していた。前日は英
中銀が金融政策委員会(MPC)でマイナス金利の採用が正当化された場合に効果的に
実施する方法を探る考えを示したことで、ポンド売りが強まっていた。ポンドドルも一
時1.28ドル台まで下落する場面もみられたものの、いまのところ1.29ドル台は
維持している。
 ただ、EUとの貿易交渉は妥結しないリスクも意識され始めており、ポンドは軟調な
展開を予想する向きは少なくない。ポンドドルは年末にかけて1.25ドルまで下落す
る可能性も指摘されているようだ。
 この日は8月の英小売売上高が発表され、前月比0.8%増と好調な内容となった。
総額もパンデミック以前の水準を4%上回っている。政府による外食キャンペーンなど
により、レストランなど小売り以外の事業も回復。個人消費の回復を示唆した内容では
あったものの、一時帰休制度の終了で失業率が上昇し、家計が圧迫されれば、個人消費
は再び足踏み状態になる可能性があるとの見方も出ている。
 なお、この日は9月調査のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表され、78.
9と予想を上回る内容となった。市場では若干の上昇に留まるとみられていた。米消費
者のセンチメントに大きく影響する雇用は回復傾向が続いているものの、失業率は依然
として高水準で、米追加経済対策も議会の協議が難航している。そのような中で、同指
数は4月を底に戻り歩調にはあるものの、ここに来て回復の度合いは鈍化しているもの
と見られていた。しかし、今回の結果はセンチメント改善が持続していることを示して
いる。現況および先行指数も予想を上回る内容となった。
 好結果とは思われるものの、為替市場の反応は鈍い。若干のドル買いこそ見られてい
るものの、FRBの低金利長期化スタンスまでは変化はないとの見方から反応は限定的
となっているのかもしれない。
MINKABU PRESS