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NY外国為替前半=ドル売りが一服

2020年10月24日(土)02時19分

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日本時間午前2時18分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  104.74 - 0.12 (- 0.11%) 104.94 / 104.55
ユーロ・ドル 1.1852 + 0.0034 (+ 0.29%) 1.1860 / 1.1787
ポンド・ドル 1.3030 - 0.0053 (- 0.41%) 1.3122 / 1.3019
ドル・スイス 0.9048 - 0.0023 (- 0.25%) 0.9092 / 0.9034
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 日本時間午前2時18分現在のドル円は1ドル=104.74円。きょうのNY為替
市場、NY時間に入ってドルの買い戻しが出ており、ドル円は104円台後半まで戻し
ている。一時104円台半ばまで値を落としていた。東京時間に行われた米大統領選の
テレビ討論会は特に波乱もなく、有権者が投票行動を変える材料にはならなかったとの
評価が多い。市場も特に反応は示していない。
 米追加経済対策の協議が続いており、市場は期待感を高めているが、11月3日の大
統領選までに合意できなくても、相応の規模の対策が打ち出されるとの安心感は広がっ
ている。そのような中で、きょうは静かな展開が見られており、ドル円も104円台半
ばから後半にかけての緩やかな動きを続けている。
 買戻しは見られるものの、105円台には慎重。一方、下値警戒感は強まっているも
のの、きょうのところは試しに行こうという気配もない。週末にかけての米追加経済対
策の協議の行方や、クライマックスに入っている米大統領選の動向を見極めたい雰囲気
が強いようだ。
 今週のドル円は売りが強まり、104.35円付近まで一時下落した。目先は9月安
値の104円ちょうどが下値サポートとして意識される。テクニカル勢からは、その水
準をブレイクすれば、底割れとなり、トラップドア効果から、102円台まで一気に下
落するリスクもあるとの声も聞かれる。しかし、短期筋の急速なショート・ポジション
の積み上がりも想定され、ショートカバーのきっかけになるとの見方もあるようだ。
 ユーロドルは伸び悩んでいるものの、1.18ドル台は堅持しており、大きな心理的
節目の1.20ドルを目指す流れは維持されている状況。欧州では感染第2波の拡大が
悪化しており、フランスなどでは行動規制が再度導入されている。イタリアの新規感染
者数も過去最多となり、先行き不安も台頭している。ただ、ユーロドルは、あくまでド
ル主体の動きに終始しており、堅調な動きを続けている。米大統領選を前に、各国中銀
の外貨準備によるドルからユーロへの資金シフトも断続的に入っているとの観測も出て
いる。
 このような状況の中で来週はECB理事会とユーロ圏の第3四半期GDP速報値の発
表が予定されている。ただ、どちらのイベントも、ユーロの反応は限定的との声も聞か
れる。感染第2波の拡大の中、市場にはECBによる年内の追加緩和期待が高まってい
る。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を5000億ユーロ拡大と
いった見方や、期間も6カ月延長し2021年末までとするのではといった見方も出て
いる。来週の理事会での行動は無いものの、ラガルド総裁は年内の緩和拡大の可能性を
示唆してくるのではとの見方も根強い。ただ、それをもってユーロを売ろうという声も
少ない。
 一方、第3四半期のユーロ圏GDPは前期比で9.5%の急反転が見込まれている。
ただ、感染第2波の中で、市場はすでに第3四半期の経済情勢に興味が薄れており、あ
まり重要視されないのではとの指摘もあるようだ。
 ポンドドルもNY時間に入って戻り売りが強まっており、1.30ドル台前半まで下
落している。
MINKABU PRESS