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NY外為市況=103円台後半で振幅

2021年01月14日(木)06時40分

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日本時間午前6時33分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  103.88 + 0.12 (+ 0.12%) 104.00 / 103.53
ユーロ・ドル 1.2156 - 0.0051 (- 0.42%) 1.2223 / 1.2140
ポンド・ドル 1.3635 - 0.0029 (- 0.21%) 1.3701 / 1.3612
ドル・スイス 0.8878 + 0.0014 (+ 0.16%) 0.8889 / 0.8850
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<きょうの材料>
【米国】
消費者物価指数(12月)22:30
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.2%(前月比)
結果 1.4%
予想 1.3% 前回 1.2%(前年比)
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 1.6%
予想 1.6% 前回 1.6%(コア・前年比)
米週間石油在庫統計(バレル・前週比)0:30
原油 −324.8万(4億8221万)
ガソリン +439.5万(2億4548万)
留出油  +478.6万(1億6321万)
(クッシング地区)
原油 −197.5万(5723万)
*()は在庫総量
※発言・ニュース
米30年債入札結果
最高落札利回り 1.825%(WI:1.839%)
応札倍率    2.47倍(前回:2.48倍)
米地区連銀報告
・大半の地区で経済活動は緩慢に拡大。
・個人消費は強弱まちまち。
・過半数の地区で雇用が鈍いペースで増加。
・製造業はほぼ全域で引き続き回復。
ブラード・セントルイス連銀総裁
・バランスシートに関する政策決定の具体的な時期には言及しない。
・FRBの緊急プログラムは市場危機の抑制を支援。
・変異種でワクチン効果が低下するリスク。
・最近首都で起きた事件でもドルの地位は揺るがず。
・イエレン氏は困難な仕事に直面するが、彼女なら遂行できる。
・労働市場は劇的に改善したが、なお道半ば。
・FRBの政策はこれまでほど先制的ではない。
ブレイナードFRB理事
・債券購入は現在のペースがしばらく適切。
・更なる大幅な進展には時間がかかる。
・短期の見通しは厳しく、目標には程遠い。
・インフレは低く、安定的な改善を望む。
・インフレはベース効果で一時的に2%を大きく超える可能性。
・資産購入はパンデミック対応で重要部分。
・金融市場に大きな効果を持っている。
・目標到達までの時間への言及は時期尚早。
・FRBはできるだけ長く手段を使用することをコミットしている。
・ウイルス感染における米国債市場の問題は要検証。
クラリダFRB副議長
・2%のインフレ目標達成までFRBは利上げしない。
・ワクチンに関しては楽観派。
・FRBはインフレ期待の抑制に焦点。
レンツィ前伊首相
・党から出ている閣僚を連立政権から引き挙げている。
・パンデミックの真っ只中に政権の将来をリスクにさらしている。
・パンデミック、教育、インフラ建設に取り組む必要。
・危機対処で党はイタリア大統領に信頼を置いている。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
機械受注(11月)8:50
予想 -6.5% 前回 17.1%(前月比)
予想 -15.3% 前回 2.8%(前年比)
【中国】
貿易収支(12月)11:00
予想 720.0億ドル 前回 754.0億ドル
【米国】
輸入物価指数(12月)22:30
予想 0.7% 前回 0.1%(前月比)
予想 -0.8% 前回 -1.0%(前年比)
新規失業保険申請件数(9日までの週)22:30
予想 78.6万件 前回 78.7万件
日銀地域経済報告(さくらレポート)(1月)
日銀支店長会議で黒田日銀総裁が挨拶
ボストン連銀総裁が講演
アトランタ連銀総裁が講演
パウエルFRB議長がウェブ会議参加
OPEC月報
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 きょうのNY為替市場はドル買い戻しが優勢となり、ドル円も東京時間の103円台
半ばから104円手前まで戻す展開が見られた。しかし、104円台には慎重になって
いるようだ。その背景には米国債利回りの低下が挙げられる。
 バイデン次期大統領と民主党の勝利で、積極的財政への期待が高まっている。それと
伴に市場はインフレ期待を高めており、米国債利回りが上昇。その動きがドル円の買い
戻しを支援していた。また、FOMCメンバーから今年終盤での資産購入ペース縮小へ
の言及も米国債利回りと伴にドル円をサポートしていた。
 しかし、きのう辺りから、FOMCメンバーの発言が慎重になっており、きょうのブ
ラード・セントルイス連銀総裁やブレイナードFRB理事の発言は、資産購入ペース縮
小に対する慎重姿勢を強調していた印象も強い。市場からは2013年に発生したテー
パー・タントラムの危険性を指摘する声も出ている。当時のバーナンキFRB議長が量
的緩和(QE)の縮小に言及したことで、市場が過度に反応し、米国債利回りを急上昇
させてしまった。
 きょうは米30年債入札があったが、前日の10年債に引き続き好調な入札となり、
米国債利回りを押し下げた。入札結果発表後にドル円も売られる場面が見られていた。
 一方、ユーロドルは軟調。一時1.2140ドル近辺まで下落した。イタリアのレン
ツィ前首相の発言で上下動する場面がみられた。前首相はコンテ首相と連立政権を樹立
しているが、EU復興基金の使い道を巡って対立している。そのような中でレンツィ氏
が、「党から出ている閣僚を連立政権から引き揚げる」と述べたことから、市場は連立
解消へのリスクを高め、ユーロは売りが強まった。しかし、レンツィ氏は、コンテ首相
が新たに組閣する内閣を拒否はしない姿勢にも言及したことから、今度は急速に買い戻
されている。
 イタリアの政治動向については、イタリア債とドイツ国債との利回り格差拡大を含め
て、ユーロのリスク要因の1つとして市場も注視している。
 ポンドドルも戻り売りに押される展開。前日はベイリー英中銀総裁のマナス金利への
消極的な発言をきっかけにポンドは買い戻しを強めていた。しかし、英国では封鎖措置
の再導入にもかかわらず、感染拡大は依然深刻な状況に変化がなく、先行きへの不安感
も高まっている。本日の英当局の発表によると、陽性判定から28日以内に死亡した患
者は1564人増加し、パンデミック開始以来最悪の状況が続いている。1月11日時
点での入院患者も3万6489人に上る。
 3回目の都市封鎖が第2週目に入ったにもかかわらず、一向に改善がみられないこと
で、一部からは、封鎖がウイルスの新株の拡散抑制に不十分なのではとの懸念も出始め
ている。ジョンソン英首相はきょう、「現在の措置が機能している初期の兆候がある」
と述べていたが、より厳しい制限を導入する可能性を排除しなかった。もし、封鎖措置
が強化されれば、英経済への影響は市場の想定以上に長引き、一旦後退したマイナス金
利導入の観測がいつ高まってもおかしくはない。
MINKABU PRESS