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NY外為市況=ドルが上げ一服

2021年03月03日(水)06時37分

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日本時間午前6時29分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  106.74 - 0.02 (- 0.02%) 106.96 / 106.68
ユーロ・ドル 1.2088 + 0.0039 (+ 0.32%) 1.2094 / 1.1992
ポンド・ドル 1.3956 + 0.0031 (+ 0.22%) 1.3977 / 1.3859
ドル・スイス 0.9147 - 0.0005 (- 0.05%) 0.9194 / 0.9136
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<きょうの材料>
【カナダ】
実質GDP(12月)22:30
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 0.8%(0.7%から修正)(前月比)
結果 -3.0%
予想 -3.0% 前回 -2.8%(前年比)
実質GDP(2020年第4四半期)22:30
結果 9.6%
予想 7.3% 前回 40.6%(40.5%から修正)(前期比年率)
ブレイナードFRB理事
・インフレの安定的な改善が重要。
・経済見通しは力強くなった。しかし、リスクは残る。
・低いインフレは期待を2%に近づけた。
・インフレが急激に上昇した場合には行動する。手段も持っている。
・更なる進展には時間がかかる。
・経済は依然として目標から程遠い。行動が必要。
・インフレの一時的な2%超への上昇を予想。
・一部の資産価格は伸びたが、まだ全体には広がっていない。
・見通しにはかなりの不確実性がある。
デーリー・サンフランシスコ連銀総裁
・インフレ加速は短期的。
・インフレの最初の兆候に反応しない。
・政策は良い状態に。
パネッタECB専務理事
・債券利回り上昇を抑えるため、債券購入額の増額やプログラム拡大を躊躇すべきでは
ない。
・名目利回りを長期間低く抑えることで、緩和的な資金調達環境をしっかりと固定でき
る。
・最終的にユーロ圏の利回り曲線の舵取りにコミットすることで、買い取りのペースを
緩めることが可能。
・最近の物価上昇はおおむね一時的なもの。
・ワクチン接種の遅れや都市封鎖の延長を考慮すれば、短期的な成長リスクは下向き。
・不当な引き締めが容認されないことを実証することにより、戦略の信頼性を確立しな
ければならない。
東京都、緊急事態宣言延長を政府に要請へ
 日本経済新聞によると、東京都は新型ウイルスの新規感染者の減少ペースが鈍ってい
ることを受け、緊急事態宣言の延長を政府に要請する方向で調整していると伝えた。延
長幅は2週間程度を軸に検討しているという。
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<明日の材料と事前予想>
【豪州】
GDP(第4四半期)9:30
予想 2.5% 前回 3.3%(前期比)
予想 -1.9% 前回 -3.8%(前年比)
【ユーロ圏】
ドイツ非製造業PMI・確報値(2月)17:55
予想 45.9 前回 45.9
ユーロ圏非製造業PMI・確報値(2月)18:00
予想 44.7 前回 44.7
ユーロ圏生産者物価指数(1月)19:00
予想 1.3% 前回 0.8%(前月比)
予想 -0.1% 前回 -1.1%(前年比)
【英国】
CIPS非製造業PMI・確報値(2月)18:30
予想 49.7 前回 49.7
【米国】
ADP雇用者数(2月)22:15
予想 20.0万人 前回 17.4万人(前月比)
ISM非製造業景気指数(2月)4日0:00
予想 58.7 前回 58.7
【カナダ】
住宅建設許可(1月)22:30
予想 2.5% 前回 -4.1%(前月比)
スナク英財務相が予算案発表
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
シカゴ連銀総裁が講演
フィラデルフィア連銀総裁が講演
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 きょうのNY為替市場でドル円は上げが一服したものの、107円台をうかがう展開
は続いている。NY時間に入って米国債利回りが上げ幅を縮小したことや、米株が利益
確定売りに押されたことがドル円を圧迫した模様。
 しかし、下値での押し目買い意欲も強く、106円台後半の水準は堅持している。た
だ、ドル円はきょうで6日続伸している。過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは
買われ過ぎの水準である70を上回って来ており、さすがに過熱感は否めなくなってい
るようだ。
 きのうから3月相場に入る中、米追加経済対策やワクチン接種で景気回復期待を高め
ていた市場も、その期待についてはかなり織り込んだ面もありそうだ。特にドル円上昇
の原動力となっている米国債利回りの上昇がこのまま続くのか、また、それをFRBが
どこまで容認するのか、次の展開を見極めたい雰囲気も次第に出て来ている印象もあ
る。
 ユーロドルは1.20ドル台後半まで買い戻された。為替市場ではドル買い圧力が根
強く、ユーロドルは日増しに売り圧力を強めていた。きょうは大きな心理的節目である
1.20ドルを割り込む場面もみられたが、米国利回り上昇に一服感が出る中、ドル買
いの動きも落ち着いており、ユーロドルは買い戻しが入った。
 反応は限定的だったが、本日は2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)が発表さ
れていた。総合指数は前年比0.9%と前回と変わらず、予想とも一致した。インフレ
は2月も安定を示していたが、市場からは今年の残りの期間はインフレが上昇し、EC
Bの目標である2%を若干下回る水準に到達する可能性が高いとの指摘も聞かれる。エ
ネルギー価格がこの先数カ月で急激な上昇が予想されるほか、半導体不足でコア指数も
上昇が示唆されているという。年内にはパンデミックの行動制限も緩和されることか
ら、物価は回復するはずだと説明している。しかし、インフレ上昇は一時的なもので、
その後は力が薄れ、インフレは2022年に約1%に戻るとみているようだ。
 ECBは先週、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れペースを減
速させた。ECBがPEPPの枠内で決済を済ませたグロスベースの先週の購入額は計
169億ユーロとなり、4週間ぶりの低水準に留まった。ECBは1日、先週のPEP
Pの購入が純額ベースで減速したと発表し、大規模な償還があったためだと説明してい
た。2日に明らかにされた数字によると、償還額は合計でおよそ50億ユーロだった。
なお、債券購入の決済やECBの記録に反映されるまでに数日かかるため、1日と2日
に公表されたデータはいずれも、2月25、26日の注文分は含まれていない。
 ポンドドルも買い戻しが優勢となり、1.39ドル台後半まで買い戻される場面がみ
られた。ロンドン時間には1.3865ドル近辺まで値を落とす場面がみられ、21日
線を下回る場面がみられたものの、水準は維持されている。ただ、いまのところは1.
40ドル台の回復には慎重といった雰囲気。
 ポンドドルは英政府によるワクチン展開の速さから、景気回復期待が高まり、一時
1.42ドル台まで上昇する場面が見られていた。しかし、その後は戻り売りが強まる
展開となり、一部からは英景気回復はすでにポンド価格に織り込まれており、一旦ピー
クアウトしたとの指摘も出ている。
 ただ、なお強気な見方も根強くあるようだ。ここ数日上昇基調は弱まっているもの
の、ワクチンの急速な普及を受けた回復への楽観的な見方が支援材料となり、大きく下
落する公算は小さい。英国におけるワクチン接種と感染状況に関する明るいデータは引
き続き、早期景気回復への期待とポンドの下値を支えるという。
MINKABU PRESS