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NY外為市況=米雇用統計受けドル売り

2021年05月08日(土)05時50分

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日本時間午前5時46分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  108.61 - 0.48 (- 0.44%) 109.29 / 108.34
ユーロ・ドル 1.2163 + 0.0098 (+ 0.81%) 1.2171 / 1.2053
ポンド・ドル 1.3992 + 0.0103 (+ 0.74%) 1.4006 / 1.3887
ドル・スイス 0.9009 - 0.0064 (- 0.71%) 0.9094 / 0.9005
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<きょうの材料>
※経済指標
【米国】
非農業部門雇用者数(4月)21:30
結果 26.6万人
予想 100.0万人 前回 77.0万人(91.6万人から修正)
失業率(4月)21:30
結果 6.1%
予想 5.8% 前回 6.0%
平均時給(4月)21:30
結果 0.7%
予想 0.0% 前回 -0.1%(前月比)
結果 0.3%
予想 -0.4% 前回 4.2%(前年比)
民間部門雇用者数(4月)21:30
結果 21.8万人
予想 93.8万人 前回 70.8万人(78.0万人から修正)
製造業雇用者数(4月)21:30
結果 -1.8万人
予想 5.4万人 前回 5.4万人(5.3万人から修正)
週平均労働時間(4月)21:30
結果 35.0
予想 34.9 前回 34.9
労働参加率(4月)21:30
結果 61.7%
予想 61.6% 前回 61.5%
【カナダ】
雇用者数増減(4月)21:30
結果 -20.71万人
予想 -15.0万人 前回 30.31万人
失業率(4月)21:30
結果 8.1%
予想 8.0% 前回 7.5%
バーキン・リッチモンド連銀総裁
・米雇用統計は期待とかけ離れていた。
・人口比率に対する雇用の実質的な進歩を依然待っている。
・女性の労働参加後押しには安価な育児ケアの問題を解決する必要。
・貯蓄増で仕事への復帰に選択の余地ができている可能性。
・FRBはインフレの責務で進歩を遂げると感じている。
イエレン米財務長官
・半導体不足と材木価格が4月の雇用に影響。
・米雇用統計は回復への長い道のり浮き彫りにした
・来年に完全雇用を達成すると確信。
・インフレサイクルの顕在化は非常に疑わしい。
・債務の法定上限が夏に到達するシナリオも考えられる。
・債務上限の適用停止は夏に期限切れる可能性。
米リグ稼働数は8基増加
 米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズによると、今週の米国内の原油、天然ガス
を合わせた掘削装置(リグ)稼動数は先週から8基増加し448基となった。
バイデン大統領 米雇用統計は景気支援の必要性を示す
 バイデン大統領はこの日の予想を大きく下回った4月の米雇用統計について、「景気
支援の必要性を示している」と述べたうえで、失業保険給付の拡大が米国人の求職への
意欲を妨げているという考えには否定的見解を示した。大統領はホワイトハウスで会見
し、「まだまだ先が長いことは明らか。われわれは2200万人の雇用を犠牲にした経
済崩壊をまだ掘り下げている」と述べた。「3月に署名した1.9兆ドルの追加経済対
策からまだ資金が分配されているが、きょうの指標は、われわれの行動がいかに重要で
あるかについての自身の見解を表している」とも語った。
フォンデアライエン欧州委員長
・特許破棄は短期的に供給を増加させることはない。
・EUは2億回分輸出した。
・米国にはEUと同水準の輸出を要請。
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<月曜日の材料と事前予想>
【豪州】
小売売上高 10:30
予想 -0.4% 前回 2.5%(第1四半期・前期比)
予想 1.4% 前回 1.4%(3月確報値・前月比)
シカゴ連銀総裁が講演
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 きょうのNY為替市場はドル売りが強まり、ドル円も一時108.35円付近まで下
落する場面がみられた。朝方発表の4月の米雇用統計がショッキングな内容となったこ
とで、市場には動揺が走った模様。非農業部門雇用者数(NFP)は26.6万人増と
なったが、市場の予想コンセンサスは100万人増で、なかには100万人を大きく超
えるとの強気な見方まで出ていた。
 市場の見解を総合すると、他の指標も鑑みてパンデミックからの景気回復トレンドの
鈍化を示す内容ではないとの意見が多い。ただ一方で、少なくとも利上げはおろか、資
産購入ペース縮小など、市場が描いていたFRBの早期出口戦略着手への期待は大きく
後退させる内容との見解も多く見受けられる。
 ただ、ショッキングな米雇用統計だったもののインフレ期待は逆に高まっている。米
インフレ期待を示す米10年債のブレークイーブン・レートは一時2.50%まで上昇
し、2013年以来の高水準となった。今回の弱い米雇用統計でFRBの出口戦略着手
への期待が後退し、バイデン大統領のインフラ投資策への期待感も高まる。インフレを
上昇させる環境が長引くと見ているのかもしれない。
 ドル円は本日の下げで21日線を再び下回っている。4月の下旬以降、調整の動きも
一服し買い戻しが見られていたが、再び107円台に向かって下落して行くのか、それ
とも110円に向かうのか、来週以降の動きが注目される展開となってきた。
 ユーロドルは買いが強まり、1.2170ドル近辺まで上昇。きょうの上げで100
日線を上放れる動きが見られており、来週以降の展開が注目される。目先は2月につけ
た直近高値の1.2245ドル付近まで買い戻されるか注目される。
 前日は英中銀が資産購入のペースを減速させていた。迅速なワクチン展開で英経済へ
の期待感が高まっており、英中銀も成長見通しを上方修正していた。その流れの中で市
場ではECBもパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)による債券購入のペース
を減速させてくるのではとの見方も一部には出ている。本日はECB理事のカザーク
ス・ラトビア中銀総裁の発言が伝わっていたが、総裁は「景気が悪化しなければ、EC
Bは来月にも債券購入ペースの減速を決定することはあり得る」との認識を示してい
た。6月の理事会ではECBのスタッフ見通しも発表される。
 ポンドドルは買いが強まり、1.40ドルちょうど付近に上昇。英国ではワクチン接
種の進展が進んでおり、英政府は成人の3分の2が1回以上のワクチンを接種したこと
を明らかにした。5月17日から海外への渡航を解禁する方針も示されており、12地
域を安全リストに指定する意向。
 前日は英中銀金融政策委員会(MPC)の結果が発表され、債券購入ペースを週34
億ポンドに減速させることが発表された。概ね予想通りだったこともあり、市場の反応
は限定的だったが、英中銀は出口戦略の開始ではないことを強調していた。また、英中
銀およびベイリー総裁はフォワードガイダンを示さなかったが、それを示すことに躊躇
していることで、指標に対して英国債が過度に敏感に反応する可能性があるとの指摘も
出ている。特に強い内容の指標に対して敏感な反応が出る可能性があるという。英国債
とともにポンドも敏感に反応する可能性もありそうだ。
MINKABU PRESS