経済ニュース速報 RSS

NY外為市況=110円台回復

2021年07月22日(木)05時37分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日本時間午前5時32分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  110.30 + 0.45 (+ 0.41%) 110.39 / 109.80
ユーロ・ドル 1.1794 + 0.0013 (+ 0.11%) 1.1805 / 1.1752
ポンド・ドル 1.3715 + 0.0087 (+ 0.64%) 1.3723 / 1.3591
ドル・スイス 0.9176 - 0.0041 (- 0.44%) 0.9231 / 0.9170
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<きょうの材料>
【米国】
MBA住宅ローン申請指数(07/10 - 07/16)20:00
結果 -4.0%
予想 N/A 前回 16.0%(前週比)
米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30
原油 +210.7万(4億3969万)
ガソリン −12.1万(2億3641万)
留出油  −134.9万(1億4100万)
(クッシング地区)
原油 −134.7万(3671万)
*()は在庫総量
米20年債入札結果
最高落札利回り 1.890%(WI:1.878%)
応札倍率    2.33倍(前回:2.40倍)
パウエル議長続投に幅広い支持
 来年2月に任期満了を向かえるパウエルFRB議長の続投にバイデン大統領の側近の
間で幅広い支持を得ていると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。た
だ、決定は今年後半に予定されており、バイデン大統領の前にはまだ提出されていない
という。ただ、ホワイトハウスの当局者は、議長を含むFRB理事の人事については、
なおオープンマインドを保っているという。パウエル議長に加えて、銀行監督担当のク
オールズ副議長の任期が10月に終了し、クラリダ副議長の任期も1月に終了する。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ECB政策金利(7月)20:45
予想 0.0% 前回 0.0%(ECB政策金利)
予想 -0.5% 前回 -0.5%(ECB預金ファシリティ・レート)
予想 0.25% 前回 0.25%(ECB限界貸出ファシリティ)
ラガルドECB総裁会見 21:30頃
消費者信頼感指数・速報値(7月)23:00
予想 -2.6 前回 -3.3
【米国】
新規失業保険申請件数(07/11 - 07/17)21:30
予想 35.0万件 前回 36.0万件(前週比)
中古住宅販売件数(6月)23:00
予想 590万件 前回 580万件
景気先行指数(6月)23:00
予想 0.9% 前回 1.3%(前月比)
G20環境相会合
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 きょうのNY為替市場、ドル円は下値は支えられているものの上値にも慎重になって
いる気配も出ている。前日の流れを引き継いで、きょうも市場はリスク回避の動きを一
服させており、ドル円も110円台を回復した。ただ、相変わらず上値に慎重な雰囲気
は続いており、110円台前半での推移が続いた状況。21日線が110.45円付近
に来ており、目先の上値メドとして意識されるが、その水準を突破しようという勢いま
ではなかった。
 米国債利回りが下げを一服させており上昇に転じたほか、米株式市場も決算を受けた
買い戻しが強まり、ドル円は下値をサポートされたようだ。
 デルタ株による感染再拡大で景気回復への不安が高まっているものの、以前のように
封鎖措置が講じられることはなく、ある程度、堅調な消費は維持されるとの楽観的な見
方が徐々に優勢になりつつある。ただ、中央銀行はタカ派色を後退させる可能性はある
と見ており、FRBの慎重姿勢が予想以上に長引く可能性も留意し始めているのかもし
れない。そのような中でドル円は下値は支えられているものの、上値にも慎重になって
いるようだ。
 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが優勢となり、1.18ドル台を回復してい
る。本日も一時1.17ドル台半ばまで下落していたものの、いまのところ、その水準
は強いサポートとなっている模様。
 明日はECB理事会が予定され、それに絡んだポジション調整も出ていたようだ。E
CBは今月初旬に戦略見直しの結果を公表し、中期的インフレ目標をシメントリックな
2%に変更した。市場では、現在の金融緩和策の長期化の可能性を許容する内容と受け
止められている。その変更に伴い今回の理事会では、フォワードガイダンスを変更して
くると見られているが、ハト派な内容になると予想されているようだ。ECBからすれ
ば、ラガルド総裁が主張する「好ましい資金調達環境」を維持することで、債務の持続
性を管理し、潜在成長を高めるために必要な構造改革を実施できる。一方、FRBは早
ければ夏終盤にも、来年初めの資産購入ペース縮小開始を打ち出す可能性も指摘されて
いる中で、ECBとFRBの金融政策の格差はますます広がり、ユーロドルは圧迫され
るとの見方も根強い。
 ポンドドルも下げ渋る動き。本日も下値模索が続き1.35ドル台に下落する場面が
みられていたものの、1.37ドル台に戻した。きょうの上げで200日線を上回って
来ており、明日以降の動きが注目される。
 ただ、上値が重い雰囲気に変化はない。急速に拡大しているデルタ株に対する不確実
性と、英国とEUの緊張の高まりが、短期的にポンドを圧迫すると見ている向きも少な
くないようだ。英国での感染再拡大は社会的な流動性を低下させ、経済活動を損なうと
見られている。その影響に加え、EU離脱後の緊張が懸念される中で、英中銀の利上げ
開始期待はしばらく抑制されたままになるという。英政府はEU離脱後の英国と北アイ
ルランド間の貿易協定の修正条項をEU側に提示する予定だが、これらの変更を受け入
れる可能性は低いと見られ、新たな緊張が警戒されているようだ。
MINKABU PRESS