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NY外国為替後半=110円台半ばでの推移が続く

2021年07月24日(土)04時45分

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日本時間午前4時44分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  110.54 + 0.40 (+ 0.36%) 110.59 / 110.09
ユーロ・ドル 1.1776 + 0.0005 (+ 0.04%) 1.1786 / 1.1755
ポンド・ドル 1.3754 - 0.0014 (- 0.10%) 1.3780 / 1.3720
ドル・スイス 0.9196 + 0.0006 (+ 0.07%) 0.9222 / 0.9187
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 日本時間午前4時44分現在のドル円は1ドル=110.54円。NY時間の終盤に
入ってドル円は110円台半ばでの推移が続いている。きょうのNY為替市場でドル円
は買戻しの動きを続けており、110.60円付近まで一時上昇。本日110.40円
付近に来ている21日線の回復を試す動きが出ている。デルタ株の感染再拡大は依然と
して猛威を奮っているが、市場は再封鎖の措置まではないとの見方も有力視されてい
る。そのような中で米株や米国債利回りも上昇に転じており、リスク選好の雰囲気がド
ル円をサポートした模様。
 リスク回避の雰囲気が改善したとしても、ドルは2022年末まで、他のほとんどの
通貨に対して上昇し続けるとの見方も出ている。パンデミックからの景気回復は各国で
まちまちとなっており、世界的には不均一な回復となっている。ただ、米国について
は、成長見通しの観点から他の大半の主要国に対して優位にあり、その相違はしばらく
持続すると見られ、特にインフレ圧力について米国は最も強く、それがドルをサポート
するという。一方、円に関してはインフレ圧力が最も弱い状況。FRBと日銀の金融政
策格差という点だけで言えば、ドル円は買いの流れなのかもしれない。
 ユーロドルは1.17ドル台の狭い範囲での値動きが続いた。ECBの新たな金利ガ
イダンスを受けてユーロの上値は重い。当面はECBの利上げはないとの見方が有力視
されているようだ。ECBは前日の理事会で「見通しが進展を示すまで金利は現状かそ
れを下回る水準。行動のかなり前にインフレ見通しが2%に達している必要ある」など
と、戦略見直しに伴いガイダンスを変更した。
 市場では前日のECBのガイダンス変更を受けてユーロはキャリー取引の調達通貨の
1つとなる可能性を高めたとの声も出ている。確かに、前日のECB理事会はユーロに
強気なれるものは何もなかった。逆にECBからすれば、ユーロの実効為替レートが昨
年7月の水準まで下落したことを喜ばしく思っているかもしれない。ユーロドルは下値
警戒感を強めているが、いまのところ1.17ドル台半ばの水準は強い下値サポートと
して機能しているようだ。目先はこの水準をブレイクしてくるか注目される。ブレイク
すれば3月安値の1.17ドルちょうど水準が意識される状況。
 ポンドドルは戻り売りが優勢となり、1.37ドル台前半まで一時下落。前日はロー
ソク足が200日線の上に出たことから、リバウンドの流れが形成されるか期待された
が、いまのところ何とも言えない状況のようだ。本日の200日線は1.3725ドル
付近に来ている。
 やはり、北アイルランド議定書を巡る英国とEUの貿易摩擦が高まっていることと、
ジョンソン英首相が取った感染再拡大の中での規制解除の2つがポンドに影を落として
いる模様。英国ではワクチン接種が進んでおり、ジョンソン首相は規制を解除しても集
団免疫を実現できると踏んでいるようだ。ただ、免疫学者の間では、首相の戦略の結果
が判明するのは早くても8月後半と見られており、それまで証拠がない状態がしばらく
続く。これは短期的にポンド買いの意欲を削ぐ可能性があるという。
MINKABU PRESS