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NY外為市況=FOMC受け109円台に

2021年07月29日(木)05時43分

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日本時間午前5時39分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  109.90 + 0.12 (+ 0.11%) 110.28 / 109.74
ユーロ・ドル 1.1847 + 0.0030 (+ 0.25%) 1.1850 / 1.1773
ポンド・ドル 1.3907 + 0.0028 (+ 0.20%) 1.3911 / 1.3844
ドル・スイス 0.9101 - 0.0044 (- 0.48%) 0.9167 / 0.9100
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<きょうの材料>
※経済指標
【米国】
MBA住宅ローン申請指数(07/17 - 07/23)20:00
結果 5.7%
予想 N/A 前回 -4.0%(前週比)
卸売在庫(速報値)(6月)21:30
結果 0.8%
予想 1.1% 前回 1.3%(前月比)
FRB政策金利 29日3:00
結果 0.0%-0.25%
予想 0.0%-0.25% 現行 0.0%-0.25%
【カナダ】
消費者物価指数(6月)21:30
結果 0.3%
予想 0.4% 前回 0.5%(前月比)
結果 3.1%
予想 3.2% 前回 3.6%(前年比)
※発言・ニュース
FOMC声明
・経済は資産購入ペース縮小基準の目標に向け進展。
・国内外の常設レポファシリティーを創設。
・インフレは上昇。概ね一時的要因を反映。
・経済活動と雇用は力強さを持続。
・パンデミックで大きな打撃を受けたセクターは十分回復していない。
パウエル議長
・実質GDPはこの数十年で最も早いペースで回復の過程。
・最も悪影響を受けたセクターは改善されている。
・ただ、十分ではない。
・住宅市場は非常に力強いまま。
・労働市場状況は改善。求人は力強い。
・ボトルネックの影響は想定より大きかった。
・FRBは債券購入調整に関する考慮事項を見直した。
・資産購入を変更する時期はデータ次第。
・われわれは雇用の実質的進展からはかけ離れている。
・FOMCは目標に向けた進展を評価し続けている。
・FOMCは考えていることをより明確にする。
・われわれは実質的なさらなる進展にはいない。
・デルタ株の影響は強く感じてはいないが、監視はしている。
・デルタ株は多くの人に重大な健康上の被害をもたらす。
・ただ、各ウイルスからの経済的影響はほとんど見られていない。
・インフレの大半は経済再開に関連する一時的な要因。
・インフレは時間の経過とともに低下する。
・短期的には、恐らく上方へのリスク。
・インフレが目標を持続的に上回った場合は手段を使用。
・完全雇用ではないが、インフレは高い。
・最大雇用に向けて順調に進展しているように感じている。
・別の感染の影響を受ける可能性があり、しばらく待って確認する必要。
・フレームワークが試されるのは利上げを考える局面。
・理想的な資産購入や利上げはない。
・求人数が多い一方、失業率がこれほど高いのは異例。
・雇用を圧迫している要因は弱まる。
・デルタ株について、われわれは警戒するしかない。
・資産購入ペース縮小の特定の時期はなく、決定も行われていない。
・FOMCメンバーは資産購入ペース縮小の時期についてさまざまな見解を持っている
・有意義な会合だったが資産購入ペース縮小の時期は決定せず。
米超党派議員グループ、インフラ計画の詳細で合意
 米超党派議員グループがインフラ計画の詳細で合意したと伝わっている。ブルーム
バーグが共和党議員の話として伝えた。
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<明日の材料と事前予想>
【ユーロ圏】
ドイツ失業者数(7月)16:55
予想 -2.9万人 前回 -3.8万人
ドイツ失業率(7月)16:55
予想 5.8% 前回 5.9%
ユーロ圏景況感(7月)18:00
予想 118.4 前回 117.9
ユーロ圏消費者信頼感・確報値(7月)18:00
予想 N/A 前回 -4.4
ドイツ消費者物価指数・速報値(7月)21:00
予想 0.6% 前回 0.4%(前月比)
予想 3.2% 前回 2.3%(前年比)
ドイツ調和消費者物価指数・速報値(7月)21:00
予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
予想 2.9% 前回 2.1%(前年比)
【米国】
実質GDP・速報値(第2四半期)21:30
予想 8.5% 前回 6.4%(前期比年率)
GDPデフレータ・速報値(第2四半期)21:30
予想 5.4% 前回 4.3%(前期比年率)
PCEコアデフレータ・速報値(第2四半期)21:30
予想 6.1% 前回 2.5%(前期比年率)
個人消費・速報値(第2四半期)21:30
予想 10.5% 前回 11.4%(前期比年率)
新規失業保険申請件数(24日までの週)21:30
予想 38.5万件 前回 41.9万件(前週比)
中古住宅販売成約指数(6月)23:00
予想 0.2% 前回 8.0%(前月比)
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 きょうのNY為替市場でドル円は109円台に伸び悩んだ。午後になってFOMCの
結果が発表された。大方の予想通りに政策は据え置きとなったが、声明で「経済は資産
購入ペース縮小基準の目標に向け進展」と言及していたことからドル買いの反応が見ら
れ、ドル円も110.30円近辺まで上昇する場面がみられたものの、パウエルFRB
議長の会見が始まると、今度は次第にドル売りが強まり、109円台に伸び悩んでい
る。
 パウエル議長の会見はやはり慎重な印象で、インフレ上昇は一時的との見解を引き続
き示したほか、デルタ株の感染拡大の影響を見極めたい姿勢も滲ませていた。また、資
産購入ペース縮小の時期については「メンバー内で様々な見解が出ているが、時期につ
いては決定してない」と述べている。更に、一部から出ている米国債より早くMBS購
入を縮小の案はあまり支持されていないことも明らかにした。今回もタカ派とハト派と
の間のバランスを取った印象もある。さらに労働市場については、雇用最大化というF
RBの目標に遠く及んでいないとの見解も示していた。
 ユーロドルはFOMCを受けて買戻しが優勢となり、1.18ドル台半ばに上昇。本
日の21日線が1.1820ドル付近に来ているが、その水準を上抜いている。ユーロ
ドルは1.17ドル台半ばが強いサポートとなり、1.18ドル台に戻していることか
ら、テクニカル的にはリバウンド相場への期待が高まっている。本日のFOMCを通過
して21日線を回復していることから、明日以降の動きが注目される。
 明日は第2四半期のユーロ圏GDPと7月の消費者物価指数(HICP)速報値が発
表される。GDPは前期比で1.5%、HICPは前年比2.0%が予想されている。
ユーロ圏経済は第2四半期に景気後退から脱したと見られており、ワクチン接種の速度
が上がり、行動制限も緩和されたことが要因となっている。特に小売、ホスピタリ
ティ、レジャーサービスが回復を促進し、これらのセグメントでのより強力な活動が、
GDPに1%ポイント程度貢献したと予想されているようだ。また、第3四半期につい
ても、さらに力強い成長が見込まれているが、デルタ株の感染再拡大が予測に下振れリ
スクを加わえている。対照的に、産業と建設はサプライチェーン問題を反映し、抑制さ
れたまま。しかし、これらのボトルネックが緩和されるにつれて、これらのセクターも
今後の成長にさらに貢献することが期待される。ただ、ECBは先日の理事会で、新た
に慎重な金利ガイダンスを示した。これにより今後数四半期は資産購入を高水準で維持
されることが予想されている。デルタ株の感染再拡大のリスクは、ECBの金融緩和策
の長期化の論理的根拠に追加される可能性があるという。
 ポンドドルもFOMCを受け買い戻しが出ており、1.39ドル台に一時上昇。ポン
ドドルのローソク足は21日線の上を完全に回復。100日線が1.3925ドル付近
に来ており、目先の上値メドとして意識されるが、きょうのFOMCを受けて、本格的
なリバウンド相場に入るか明日以降の動きが注目される。
 今週に入って英国の感染再拡大は鈍化傾向を見せ始めている。この傾向が続くようで
あれば、短期的にはポンドにとってはポジティブな材料になりそうだが、英中銀がハト
派姿勢に再び傾いている傾向も見られている中で、ポンドの上値は押さえられるとの見
方も根強い。ただ、北アイルランド議定書の問題でEUとの摩擦が再び生じており、ポ
ンドの圧迫要因との指摘も少なくないが、EU離脱による英経済への影響が明確になる
には何年もかかることから、ポンドへの短期的な影響は気にする必要はないとの意見も
出ていた。
MINKABU PRESS