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NY外国為替後半=ドル円は下値模索が続く

2021年07月30日(金)04時20分

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日本時間午前4時19分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  109.43 - 0.48 (- 0.44%) 109.95 / 109.42
ユーロ・ドル 1.1892 + 0.0047 (+ 0.40%) 1.1893 / 1.1841
ポンド・ドル 1.3968 + 0.0066 (+ 0.47%) 1.3982 / 1.3898
ドル・スイス 0.9056 - 0.0045 (- 0.49%) 0.9101 / 0.9054
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 日本時間午前4時19分現在のドル円は1ドル=109.43円。NY時間の終盤に
入ってもドル円は下値模索が続いており、109.45円付近まで下げ幅を広げてい
る。きょうのNY為替市場は前日のFOMC後の流れを継続しており、ドル売りが優勢
となった。そのような中でドル円も下値模索が強まり、100日線が控える109.6
0円付近を割り込む動きがみられている。
 朝方発表の第2四半期の米GDP速報値が予想を下回ったことも、ドル円の売りを加
速させた。ドル円は前日のFOMCを受けて21日線(本日110.25円付近)に跳
ね返された格好となっており、下値警戒感が高まりそうな気配も出ている。目先は10
0日線の水準を維持できるか注目される。ただ、GDPについては、前期比年率換算で
6.5%増と予想(8.4%)を下回ったものの、米経済の約7割を占める個人消費は
11.8%増加し予想も上回った。サプライチェーンの制約が影響し、政府支出や住宅
投資、在庫が伸びを抑制。ただ、インフレ調整後のGDPはパンデミック前のピークを
上回っており、ネガティブな雰囲気はさほどない。
 前日のFOMCは声明こそタカ派な内容が盛り込まれていたが、その後のパウエルF
RB議長の会見が慎重姿勢を滲ませていたことから、市場は資産購入ペース縮小への期
待をやや後退させている模様。議長は「労働市場は完全回復に程遠い」とし、デルタ株
の感染再拡大の影響も見極めたい意向を示唆していた。予想通りではあるが、バランス
を取った会見ではあった。議長は資産購入ペース縮小のタイミング特定に役立つ情報も
ほとんど提供せず、逆にまだ決定がなされていないことを明確にし、資産購入ペース縮
小の発表が差し迫っていないことを暗示している。
 タカ派な見方の中には、8月のFRBのシンポジウムで、9月FOMCで資産購入
ペース縮小の具体的な時期を示すことを示唆したうえで、年内か来年初めの開始を打ち
出すというシナリオを描いていた向きも少なくなかったが、一部はその見方を後退さ
せ、資産購入ペース縮小の発表は12月との見方も出ているようだ。
 ユーロドルは買い戻しを加速させ、1.18ドル台後半まで上げ幅を伸ばしている。
21日線を完全に上放れる展開を見せており、テクニカル的にはリバウンド相場入りに
なる可能性も台頭している。1.1950ドル付近にフィボナッチ38.2%戻しの水
準が来ており、目先の上値ターゲットとして意識される。
 きょうはドイツの7月の調和消費者物価指数(HICP)が発表になっていたが、前
年比3.1%の上昇と高い伸びを示し、予想も上回っていた。ただ、今回のインフレ上
昇は、主に前年の景気対策に伴う一時的な付加価値税(VAT)引き下げのベース効果
によるもので、ECBのハト派姿勢を覆す内容とみる向きはいない。ユーロドルが上昇
するとすれば、ユーロ買いよりもむしろ、ドル売りの影響が大きいのかもしれない。
 ポンドドルも買い戻しを加速させ、1.39ドル台後半まで上げ幅を伸ばした。本日
の100日線は1.3925ドル付近に来ており、その水準を上回る展開がみられ、明
日以降の動きが注目される。
 英国での直近の新規感染者数の減少で楽観的な見方が広がっており、投機筋中心にポ
ンドロングの再構築が促される可能性が一部から指摘されている。ここ数カ月の下落の
分、ポンド高を見込んだロングの再構築の余力は十分にあるという。ただ、英中銀がハ
ト派姿勢に再び傾いている傾向も見られているほか、北アイルランド議定書の問題でE
Uとの摩擦が再び生じており、ポンドの上値追いには限界があるとの指摘も少なくな
い。
MINKABU PRESS