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NY外為市況=100日線を割り込む

2021年07月30日(金)05時45分

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日本時間午前5時41分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  109.46 - 0.45 (- 0.41%) 109.95 / 109.42
ユーロ・ドル 1.1886 + 0.0041 (+ 0.35%) 1.1893 / 1.1841
ポンド・ドル 1.3963 + 0.0061 (+ 0.44%) 1.3982 / 1.3898
ドル・スイス 0.9062 - 0.0039 (- 0.43%) 0.9101 / 0.9054
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<きょうの材料>
【米国】
実質GDP(速報値)(2021年第2四半期)21:30
結果 6.5%
予想 8.5% 前回 6.3%(6.4%から修正)(実質GDP)
個人消費
結果 11.8%
予想 10.5% 前回 11.4%
GDPデフレータ
結果 6.0%
予想 5.4% 前回 4.3%
PCEコアデフレータ
結果 6.1%
予想 6.1% 前回 2.7%(2.5%から修正)
新規失業保険申請件数(07/18 - 07/24)21:30
結果 40.0万件
予想 38.5万件 前回 42.4万件(41.9万件から修正)(前週比)
中古住宅販売成約指数(6月)23:00
結果 -1.9%
予想 0.1% 前回 8.3%(8.0%から修正)(前月比)
米7年債入札結果
最高落札利回り 1.050%(WI:1.040%)
応札倍率    2.23倍(前回:2.36倍)
デギンドスECB副総裁
・インフレは来年低下し、その後は低水準が続く。
・この先のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)についての決定には時間が必
要。
・正常化とはパンデミック前の成長路線に戻ること。
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<明日の材料と事前予想>
【日本】
有効求人倍率(6月)8:30
予想 1.1 前回 1.09
完全失業率(6月)8:30
予想 3.0% 前回 3.0%
鉱工業生産・速報値(6月)8:50
予想 5.0% 前回 -6.5%(前月比)
予想 20.7% 前回 21.1%(前年比)
【豪州】
生産者物価指数(第2四半期)10:30
予想 N/A 前回 0.4%(前期比)
予想 N/A 前回 0.2%(前年比)
【ユーロ圏】
フランスGDP・速報値(第2四半期)14:30
予想 0.8% 前回 -0.1%(前期比)
予想 17.5% 前回 1.2%(前年比)
ドイツGDP・速報値(第2四半期)17:00
予想 2.0% 前回 -1.8%(前期比)
予想 9.6% 前回 -3.4%(前年比)
ユーロ圏消費者物価指数・速報値(7月)18:00
予想 2.0% 前回 1.9%(前年比)
予想 0.7% 前回 0.9%(コア・前年比)
ユーロ圏GDP・速報値(第2四半期)18:00
予想 1.5% 前回 -0.3%(前期比)
予想 13.2% 前回 -1.3%(前年比)
ユーロ圏失業率(6月)18:00
予想 7.9% 前回 7.9%
【カナダ】
GDP(5月)21:30
予想 -0.3% 前回 -0.3%(前月比)
鉱工業製品価格(6月)21:30
予想 -0.4% 前回 2.7%(前月比)
原材料価格指数(6月)21:30
予想 N/A 前回 3.2%(前月比)
【米国】
PCEデフレータ(6月)21:30
予想 4.0% 前回 3.9%(前年比)
PCEコアデフレータ(6月)21:30
予想 3.7% 前回 3.4%(前年比)
個人支出(6月)21:30
予想 0.7% 前回 0.0%(前月比)
個人所得(6月)21:30
予想 -0.3% 前回 -2.0%(前月比)
シカゴ購買部協会景気指数(7月)22:45
予想 64.1 前回 66.1
ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(7月) 23:00
予想 80.8 前回 80.8
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 きょうのNY為替市場は前日のFOMC後の流れを継続しており、ドル売りが優勢と
なった。そのような中でドル円も下値模索が強まり、100日線が控える109.60
円付近を割り込む動きがみられた。
 朝方発表の第2四半期の米GDP速報値が予想を下回ったことも、ドル円の売りを加
速させた。ドル円は前日のFOMCを受けて21日線(本日110.25円付近)に跳
ね返された格好となっており、下値警戒感が高まりそうな気配も出ている。目先は10
0日線の水準を維持できるか注目される。ただ、GDPについては、前期比年率換算で
6.5%増と予想(8.4%)を下回ったものの、米経済の約7割を占める個人消費は
11.8%増加し予想も上回った。サプライチェーンの制約が影響し、政府支出や住宅
投資、在庫が伸びを抑制。ただ、インフレ調整後のGDPはパンデミック前のピークを
上回っており、ネガティブな雰囲気はさほどない。
 前日のFOMCは声明こそタカ派な内容が盛り込まれていたが、その後のパウエルF
RB議長の会見が慎重姿勢を滲ませていたことから、市場は資産購入ペース縮小への期
待をやや後退させている模様。議長は「労働市場は完全回復に程遠い」とし、デルタ株
の感染再拡大の影響も見極めたい意向を示唆していた。予想通りではあるが、バランス
を取った会見ではあった。議長は資産購入ペース縮小のタイミング特定に役立つ情報も
ほとんど提供せず、逆にまだ決定がなされていないことを明確にし、資産購入ペース縮
小の発表が差し迫っていないことを暗示している。
 タカ派な見方の中には、8月のFRBのシンポジウムで、9月FOMCで資産購入
ペース縮小の具体的な時期を示すことを示唆したうえで、年内か来年初めの開始を打ち
出すというシナリオを描いていた向きも少なくなかったが、一部はその見方を後退さ
せ、資産購入ペース縮小の発表は12月との見方も出ているようだ。
 ユーロドルは買い戻しを加速させ、1.18ドル台後半まで上げ幅を伸ばしている。
21日線を完全に上放れる展開を見せており、テクニカル的にはリバウンド相場入りに
なる可能性も台頭している。1.1950ドル付近にフィボナッチ38.2%戻しの水
準が来ており、目先の上値ターゲットとして意識される。
 きょうはドイツの7月の調和消費者物価指数(HICP)が発表になっていたが、前
年比3.1%の上昇と高い伸びを示し、予想も上回っていた。ただ、今回のインフレ上
昇は、主に前年の景気対策に伴う一時的な付加価値税(VAT)引き下げのベース効果
によるもので、ECBのハト派姿勢を覆す内容とみる向きはいない。ユーロドルが上昇
するとすれば、ユーロ買いよりもむしろ、ドル売りの影響が大きいのかもしれない。
 ポンドドルも買い戻しを加速させ、1.39ドル台後半まで上げ幅を伸ばした。本日
の100日線は1.3925ドル付近に来ており、その水準を上回る展開がみられ、明
日以降の動きが注目される。
 英国での直近の新規感染者数の減少で楽観的な見方が広がっており、投機筋中心にポ
ンドロングの再構築が促される可能性が一部から指摘されている。ここ数カ月の下落の
分、ポンド高を見込んだロングの再構築の余力は十分にあるという。ただ、英中銀がハ
ト派姿勢に再び傾いている傾向も見られているほか、北アイルランド議定書の問題でE
Uとの摩擦が再び生じており、ポンドの上値追いには限界があるとの指摘も少なくな
い。
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