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NY外国為替前半=111円台半ばまで回復

2021年10月06日(水)02時23分

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日本時間午前2時0分現在での主要通貨は以下の通り。
           直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ドル・円  111.46 + 0.53 (+ 0.48%) 111.56 / 110.87
ユーロ・ドル 1.1605 - 0.0016 (- 0.14%) 1.1622 / 1.1581
ポンド・ドル 1.3641 + 0.0031 (+ 0.23%) 1.3648 / 1.3585
ドル・スイス 0.9276 + 0.0025 (+ 0.27%) 0.9288 / 0.9240
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 日本時間午前2時00分現在のドル円は1ドル=111.46円。きょうのNY為替
市場でドル円は上値追いが続いており、111円台半ばまで回復している。米国債利回
りが上昇しているほか、きょうは米株も反発していることから買い戻しが膨らんでいる
模様。きょうの上げで111円台が堅持されており、上値追いのムードはまだ残ってい
ることが示されている。目先は先週上値を抑えられた112円台を回復できるか意識さ
れる。
 ドルは底堅い展開がしばらく続くとの見方も出ている。もっとも、ドル高の要因は米
成長見通しの上振れ期待ではなく、リスク回避によるものだという。最近の米経済指標
はまちまちの内容が多く、米経済の改善の兆しは示していない。先週の米消費者信頼感
指数が弱かったことや、一部の州では、ワクチン接種率が低下している一方で、重症化
率は上昇しており懸念となっている。
 きょうは反発しているが、最近の米株式市場は弱い動きが目立っており、インフレは
上昇するものの景気回復は鈍い、いわゆるスタグフレーションへの懸念も高まってい
る。加えて中国経済への不透明感も強まる中で、逃避通貨としてのドルに資金が集まり
やすいという。
 ユーロドルは下げ渋る動きも見られ1.16ドルちょうど付近で推移。ただ、一時
1.15ドル台に再び下落するなど上値の重い展開が続いている。ユーロは対ポンドで
も下落。市場ではECBの量的緩和(QE)長期化への見方から、ユーロに対してはネ
ガティブな見方が多いが、フローの面からは強気な見方もあるようだ。ユーロ圏の投資
家は昨年第4四半期以降、外国株、特に米株に積極的に投資しており、それがユーロド
ルを圧迫している要因の1つにもなっているという。米株を購入するユーロ圏の投資家
の大幅な増加は昨年以来の新たなトレンドとなっており、規模も巨額に上っているとし
ている。外国債券も購入しているが、株式ほどではない。
 しかし、米成長が今後鈍化傾向を鮮明するとともに、それらの購入も鈍化する可能性
があるという。その場合、米国の巨額な経常赤字の半面、ユーロ圏は経常黒字にあり、
ユーロはドルに対して上昇の可能性があるという。
 ポンドも力強い動きが続いており、ポンドドルは1.36ドル台半ばまで買い戻され
ている。9月高値からのフィボナッチ半値戻しが1.3665ドル付近にあるが、その
水準をうかがう動きを見せている。半値戻しの水準の上には、21日線が本日1.36
90ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。
 きょうは株高がポンドの買戻しをサポートしている面がありそうだが、ポンドはリス
クに敏感な通貨としての位置づけを持っている。先週までの1週間は英国債利回りが急
速に上昇したにもかかわらず、ポンドはそれを無視し、新興国通貨のように株安に敏感
に反応していた。ポンドドルは一時1.34ドル台まで下落。
 年末にかけて株安・ポンド安を想定している向きも市場には少なくないが、政府の措
置によってサプライチェーンのボトルネックが緩和される一方で、英中銀の金融政策は
正常化に近づくことから、株安・ポンド安のシナリオが当てはまる可能性は低いとの見
方もあるようだ。
MINKABU PRESS